1985年リリース、UKチャート最高1位を獲得。バンドとしてのアルバムは2枚目(厳密には、ミニアルバム『Introducing』が最初だが、まぁ曲数の多いシングルのようなもの)。
Steely Dan『Aja』レビューの際、リリース当時のUSチャートを調べてみたら、新しい発見もあって、今回もそれに倣って何となくUKチャートを調べてみると、これがなかなか面白い。
国土が広いアメリカの場合、情報の伝播が今ほどスピーディではなく、地道なライブやラジオ・オンエアなど緩やかに広がってゆくので、瞬間的に売れるケースは少ない。ほんと時間をかけてじわじわと言った感じなので、いわゆるロング・セールスが多い。火が点くまでは長いのだけど、一度ブレイクすると、演歌じゃないけどそれこそ10年くらいはライブで食っていくことができる。レコード・セールスも大きな変動は少なく、ブレイクの度合いによっては、何か月も上位チャートをウロウロしてることだってある。Pink Floydの『The Darkside of the Moon』が延々10数年に渡ってチャート・インしていたというのも、人口の多いアメリカならではの現象だ。
歌詞の内容、思想、発言、メッセージが思いっきり左寄り、実際、出自も労働者階級系のアーティストであるからして、本来はもっとアングラな立場の人のはずである。それなのにこのPaul Weller、JAM時代からのへヴィー・ユーザーから、音楽番組と言えば「Top of the Pops」くらいしか見ないライト・ユーザーまで、幅広く支持され続けている。英国王室のゴシップネタが、普通にテレビのコンテンツとして機能している英国人気質、体制への反抗・揶揄自体が、ファッションや生活の一部となっている国民性から起因するものなのだろう。また、その生粋の英国気質をコンポーザーの立場から保持し続けている、Wellerの自己プロデュース能力にも起因する。
1. Homebreakers
Steely Dan『Aja』レビューの際、リリース当時のUSチャートを調べてみたら、新しい発見もあって、今回もそれに倣って何となくUKチャートを調べてみると、これがなかなか面白い。
国土が広いアメリカの場合、情報の伝播が今ほどスピーディではなく、地道なライブやラジオ・オンエアなど緩やかに広がってゆくので、瞬間的に売れるケースは少ない。ほんと時間をかけてじわじわと言った感じなので、いわゆるロング・セールスが多い。火が点くまでは長いのだけど、一度ブレイクすると、演歌じゃないけどそれこそ10年くらいはライブで食っていくことができる。レコード・セールスも大きな変動は少なく、ブレイクの度合いによっては、何か月も上位チャートをウロウロしてることだってある。Pink Floydの『The Darkside of the Moon』が延々10数年に渡ってチャート・インしていたというのも、人口の多いアメリカならではの現象だ。
それとは逆に、アメリカと比べて国土はめちゃめちゃ狭く、人口も4分の1程度のイギリス。狭い分だけ情報の伝達度、例えばたった一度のテレビ出演によって、スターが生まれるというのは、大英帝国ならではの現象である。レコード・セールス自体も少ないので、絶対的な購買層は少なく、パイの奪い合いは熾烈で、チャート・アクションも一週ごとに結構変化がある。
この年を代表するアルバムとして挙げられるのが、Bruce Springsteen『Born in the U.S.A.』、Phil Collins『No Jacket Required』、Dire Straits『Brothers in Arms』などといったところ。どれも全世界で1千万枚以上を売り上げたモンスター・アルバムだけど、こういった強豪たちの合い間を縫って、Style Councilが一週だけではあるけれど、イギリスでNo.1を獲得している。
日本で言えば、AKBや3代目JSBらに挟まれて、KANA-BOONあたりがオリコンNo.1を獲るようなものである。前述した通り、UKチャートはほんと混沌としており、この年はほかにもSmithが1位になってるし、かと思えばMadonna『Like a Virgin』も大きくセールスを上げている。なんというか、いろいろと懐の深いチャートである。
日本で言えば、AKBや3代目JSBらに挟まれて、KANA-BOONあたりがオリコンNo.1を獲るようなものである。前述した通り、UKチャートはほんと混沌としており、この年はほかにもSmithが1位になってるし、かと思えばMadonna『Like a Virgin』も大きくセールスを上げている。なんというか、いろいろと懐の深いチャートである。
歌詞の内容、思想、発言、メッセージが思いっきり左寄り、実際、出自も労働者階級系のアーティストであるからして、本来はもっとアングラな立場の人のはずである。それなのにこのPaul Weller、JAM時代からのへヴィー・ユーザーから、音楽番組と言えば「Top of the Pops」くらいしか見ないライト・ユーザーまで、幅広く支持され続けている。英国王室のゴシップネタが、普通にテレビのコンテンツとして機能している英国人気質、体制への反抗・揶揄自体が、ファッションや生活の一部となっている国民性から起因するものなのだろう。また、その生粋の英国気質をコンポーザーの立場から保持し続けている、Wellerの自己プロデュース能力にも起因する。
根っこはモッズ・バンドの人である。
正確には、パンク・ムーヴメントから派生したニュー・モッズの流れを汲んでいるので、ブラック・ミュージックへの造詣も深い。デビュー当初こそ、比較的パンクのフォーマットに則ったサウンドを披露しているのだけれど、、"Batmanのテーマ"、Kinksの"David Watts"のカバーなど、いわゆる色モノ系ソングをソリッドに自分たち流にリ・アレンジしている。この辺は持って生まれたセンスの問題と思われる。 まだレパートリーの少ない若手バンドのHPのチェック基準として、カバー曲のセンスがよく用いられる。ただ通好みの楽曲だけでなく、例えばベタベタのスタンダード・ソングの調理の仕方、、「おっ、こう来たか」というアレンジの妙によって、その曲に新しい価値観が吹き込まれ、それに伴ってバンド総体のセンス・イメージも好意的に評価される。
当然、そのためには特定のジャンルに偏らず、様々なジャンルの音楽を聴いていなければならない。すべてが当てはまるわけではないけど、「有能なミュージシャン」になる前に、「有能なリスナー」になる、耳を養う勉強はとても重要だ。いまどきまったく一からオリジナルを作り上げることは、不可能に近いのだから。
当然、そのためには特定のジャンルに偏らず、様々なジャンルの音楽を聴いていなければならない。すべてが当てはまるわけではないけど、「有能なミュージシャン」になる前に、「有能なリスナー」になる、耳を養う勉強はとても重要だ。いまどきまったく一からオリジナルを作り上げることは、不可能に近いのだから。
多分、ほとんどがWellerの趣味、と言い切って間違いないと思うけど、彼らも初期から積極的にカバーに取り組んでおり、前述の曲だけでなく、Wilson Pickett、James Brown、Small Faces、Curtis Mayfieldなど、ベタな定番から隠れ名曲まで、あらゆる角度から挑戦している。若気の至りのような、荒削り・強引なアレンジもあるけど、経験値を積み重ねることによって、次第にMPも上がっており、それが後期の傑作群"Precious"や" Town Called Malice"として結実する。
そのうち3ピースでは限界が来たのか、それと同時に自らの音楽的ルーツ・嗜好が、ギター・ドラム・ベースのトリオ構成だけでは賄いきれなくなってきたことが要因で、人気絶頂の中、Wellerは潔く解散の道を選ぶ。
後年の経緯を見てもらえればわかるけど、決して戦略的な人ではない。ただ、その時その時の自分の感情に素直なだけなのだ。
今の自分がやりたいことをやる。やりたくないことはしない、とはっきり意思表示する。
ある意味、パンク・ミュージシャンの基本スタンスであり、潔い考えなのだけど、共同作業・バンド運営という面で見れば、決して正しい選択ではない。せっかく商業的にも安定してきたところなのだから、と助言する者も少なからずいたと思われる。
今の自分がやりたいことをやる。やりたくないことはしない、とはっきり意思表示する。
ある意味、パンク・ミュージシャンの基本スタンスであり、潔い考えなのだけど、共同作業・バンド運営という面で見れば、決して正しい選択ではない。せっかく商業的にも安定してきたところなのだから、と助言する者も少なからずいたと思われる。
「取りあえず1,2年休業すれば…」
「サイド・プロジェクトでソロ・アルバムでも出せば…」
まぁ、多分言っても聞かなかったら、この結果になったのだと思う。
もともとフロント・マンであるWeller一人で持っていたようなバンドなのだから、しょうがない。彼がルールなのだ。
とにかく、彼は一旦、すべてをリセットすることを決め、解散に伴う事後処理的ツアーを行ないながら、並行して次のステップの準備を進めてゆく。旧知の仲であり、気の合ったMick Talbotを仲間に引き入れ、2人組ユニットStyle Councilを結成した。
もともとフロント・マンであるWeller一人で持っていたようなバンドなのだから、しょうがない。彼がルールなのだ。
とにかく、彼は一旦、すべてをリセットすることを決め、解散に伴う事後処理的ツアーを行ないながら、並行して次のステップの準備を進めてゆく。旧知の仲であり、気の合ったMick Talbotを仲間に引き入れ、2人組ユニットStyle Councilを結成した。
それだけの情熱を持って始めたのが、これまでの純正JAMのファン層からは最も遠い音楽、トレンディーでシャレオツなソフト・サウンドの構築である。
こじゃれた細身のスーツ(まぁこれはある意味モッズ・アイテムのフォーマットとも被るけど)か、時には業界人を思わせるサマー・セーターを身にまとい、ピッカピカに磨き上げた革靴は捨てて、カジュアルなローファーに履き替えた。
ギターの音からは歪みが消え、Wellerのヴォーカルからも破裂音、シャウトは少なくなった。ピアノ、時にはストリングスを主体とした、ジャズ、ソウル、ボサノヴァなど、ロック・ビート以外をベースにしたサウンドは、80年代という時流とうまくマッチして、バブル景気に湧きつつあった日本でも大きな支持を受けた。
こじゃれた細身のスーツ(まぁこれはある意味モッズ・アイテムのフォーマットとも被るけど)か、時には業界人を思わせるサマー・セーターを身にまとい、ピッカピカに磨き上げた革靴は捨てて、カジュアルなローファーに履き替えた。
ギターの音からは歪みが消え、Wellerのヴォーカルからも破裂音、シャウトは少なくなった。ピアノ、時にはストリングスを主体とした、ジャズ、ソウル、ボサノヴァなど、ロック・ビート以外をベースにしたサウンドは、80年代という時流とうまくマッチして、バブル景気に湧きつつあった日本でも大きな支持を受けた。
一聴すると、思いっきり大衆に迎合したイージー・リスニング、耳当たりの良いポップ・サウンドが主流なのだけど、サウンドに反して歌われる内容はかなり重く、当時のサッチャー政権への批判に始まり、鬱屈とした労働者問題などを積極果敢に取り上げることによって、一時はソッポを向いた旧JAMファンの支持も次第に回復した。
アワ・フェイヴァリット・ショップ
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ザ・スタイル・カウンシル
USMジャパン (2011-11-09)
売り上げランキング: 38,537
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1. Homebreakers
まるでスパイ映画のようなオープニング。街中の喧騒から始めり、70年代ソウルっぽいサウンドに乗せて、サッチャー政権によって失業・貧困の被害を被った家族の悲劇を、Wellerが
朗々と歌い上げる。低音のCurtis Mayfieldと例えればわかりやすい。
2. All Gone Away
さわやかな昼下がりを思わせる、ネオ・アコ風味の軽いアコギが奏でられる曲だけど、寂れた商店街とブルジョア階級との対比を皮肉る、やっぱり政治批判を込めたナンバー。
3. Come To Milton Keynes
2.同様、ネオ・アコ路線にちょっぴりノーザン・ソウルのエッセンスを加えたナンバー。
ベッタベタなストリングスとホーンの響きが、一歩間違えれば無難なムード音楽っぽくなってしまうところを、Wellerのヴォーカルがうまく締めている。
UKシングル最高23位。
ベッタベタなストリングスとホーンの響きが、一歩間違えれば無難なムード音楽っぽくなってしまうところを、Wellerのヴォーカルがうまく締めている。
UKシングル最高23位。
4. Internationalists
間奏でMickのオルガンが全開する、アルバムの中では極めてセッション的な曲。かなりファンク成分を強くしたギター・カッティングといい、JAMファンでもとっつきやすくなっている。Wellerのヴォーカルも破裂音が多く、かなりシャウトしまくっている。
タイトル通り、歌詞もやたらと政治的。彼らに限らず、この時期のUKアーティストのサッチャー政権アレルギーは、相当なものだ。
5. A Stones Throw Away
一転して、弦楽四重奏をバックに、Wellerが朗々と歌い上げる佳曲。革命勢力を唄った、相変わらず左寄りの歌詞。
6. The Stand Up Comics Instructions
Style CouncilはPaul Wellerのソロ・プロジェクトと思われがちだけど、なぜこのバンドにMick Talbotが必要だったのか、それを思い知らされる一曲。
まるまるアルバム一枚を一から作り上げる技量はないけど、ちょっとしたエッセンスの投入、サウンド・メイキングについては、一流のセンスを持っている。全体の枠組みを俯瞰して、ここにひと味添える、ということができる、決して自分から前には出ないけど、コンポーザーとしてはWeller以上の時がある。
最後はちょっとDoors"Strange Days"っぽく終わる。
まるまるアルバム一枚を一から作り上げる技量はないけど、ちょっとしたエッセンスの投入、サウンド・メイキングについては、一流のセンスを持っている。全体の枠組みを俯瞰して、ここにひと味添える、ということができる、決して自分から前には出ないけど、コンポーザーとしてはWeller以上の時がある。
最後はちょっとDoors"Strange Days"っぽく終わる。
7. Boy Who Cried Wolf
シンセ・サウンドをベースに作られた、同時代のa~haやHoward Jonesなどと比較しても引けを取らない、傑作ポップ・ソング。
バンドとしては珍しいくらい、センチメンタルなラブ・ソング。なのにどうして、UKではシングル・カットされなかったのかが不思議(ニュージーランドでは最高21位)。
バンドとしては珍しいくらい、センチメンタルなラブ・ソング。なのにどうして、UKではシングル・カットされなかったのかが不思議(ニュージーランドでは最高21位)。
8. A Man Of Great Promise
サウンドとしては比較的珍しく,正調8ビートのネオ・アコだけど、内容は故郷の亡くなった友人の苦悩について。
9. Down In The Seine
バンドネオンをバックに、おフレンチなワルツだけど、内容は中二病。
10. The Lodgers (Or She Was Only A Shopkeeper's Daughter)
彼らの全レパートリーの中でも、俺が一番好きな曲。
とにかく、Dee C. Leeのヴォーカルが気持ちよく、しばらくヘビロテになっていた時期がある。
ごく初期のアシッド・ジャズを少しハード目にしたサウンド、ややハスキー気味な声質がちょうど好みに合うせいか、彼女のコーラスが聴けるナンバーなら、自分的にハズレはほとんどないくらい。
とにかく、Dee C. Leeのヴォーカルが気持ちよく、しばらくヘビロテになっていた時期がある。
ごく初期のアシッド・ジャズを少しハード目にしたサウンド、ややハスキー気味な声質がちょうど好みに合うせいか、彼女のコーラスが聴けるナンバーなら、自分的にハズレはほとんどないくらい。
これもいわゆる格差社会についての歌なのだけど、そんなめんどくさいのは抜きにして、後に公私ともにパートナーとなる、WellerとLeeのダブル・ヴォーカルを堪能してほしい(でも別れちゃうんだけどね)。
11. Luck
ノーザン・ソウル・スタイルの、バンド・セットでの佳曲。親しみやすいポップ・ナンバーで、歌詞もサウンドも及第点ではあるのだけれど、あまり印象には残らない。悪い曲じゃないんだけどね。どこか一つ惜しい気もする。
12. With Everything To Lose
元曲は、後日サントラの一曲として発売される"Have You Ever Had It Blue"、歌詞とアレンジが別バージョンになっている。スイング・ジャズ風アレンジの元曲に比べ、こちらはボサノヴァ風味。
灼熱の夏のコテージの涼しい日陰を思い起こさせる、浮ついてこじゃれた感じ、バブル時代を通過してきた俺としては、結構好きな世界観。
灼熱の夏のコテージの涼しい日陰を思い起こさせる、浮ついてこじゃれた感じ、バブル時代を通過してきた俺としては、結構好きな世界観。
13. Our Favourite Shop
Mickのオルガンがたっぷり堪能できる、SpeedometerやNew Mastersoundsなど、現代ジャズ・ファンクの先駆け的な曲である。
この人に関しては、ほんとメインを張るより、誰かのバックで弾いてる方が、すごくセンスが映える。インストだとスパイスだけ目立ってしまって、満腹感が出ないのだ。
この人に関しては、ほんとメインを張るより、誰かのバックで弾いてる方が、すごくセンスが映える。インストだとスパイスだけ目立ってしまって、満腹感が出ないのだ。
14. Walls Come Tumbling Down
UKシングル・チャート最高6位。ファンの中でも1、2を争う、「Style Council’s Soul Music」とでも言うべき傑作。
イントロのハモンドから、高らかに響き渡るホーン・セクション、眉間に皺を寄せて「壁を崩せ!!」とがなり立てるWeller。ここまで大人しくしてたのは、ここで一気に爆発させるためだ!!、とでも言わんばかりに、こめかみの血管の青筋がうねり捲っている。
同じく、ここぞとばかりにバカスカ叩きまくるSteve White。そして、そんな彼らを見守るかのように包み込む、Leeのバック・ヴォーカル。ここでは誰もが、アルバム中で一番の仕事をしている。
イントロのハモンドから、高らかに響き渡るホーン・セクション、眉間に皺を寄せて「壁を崩せ!!」とがなり立てるWeller。ここまで大人しくしてたのは、ここで一気に爆発させるためだ!!、とでも言わんばかりに、こめかみの血管の青筋がうねり捲っている。
同じく、ここぞとばかりにバカスカ叩きまくるSteve White。そして、そんな彼らを見守るかのように包み込む、Leeのバック・ヴォーカル。ここでは誰もが、アルバム中で一番の仕事をしている。
ただ、このアルバムによって、Style Councilの基本フォーマット並びにバリエーションは完成されてしまい、この後の新展開はグッとレベルが下がる。バンド継続のため、サウンドの細分化に走ることによって、Style Council、そしてWeller自身も迷走状態に入る。
15. Shout To The Top
多分、彼らの全楽曲において、日本での認知度は一番高いはず。聴けば、「あぁ、あれ」と思い出させる、しばらく平日朝8時のオープニング・テーマとなっていたナンバーである。佐野元春との同時代性(類似性)はよそでさんざん語り尽くされているので、ここではUKシングル・チャート最高7位とだけ付け加えておく。
前述したように、この後彼ら、特にWellerは、JAMの時同様、拡大再生産の道は取らず、新しいサウンドを求めて探求者の道を選ぶ。
突然ハウス・ミュージックに目覚めて気張って作ったはいいけど、あまりのキャラクターの変化にレコード会社が発売拒否、アルバム丸ごと1枚ボツにされたり(『Modernism』)、多分復活したBryan Willsonに影響されたのか、ピアノ・オーケストレーションなアルバム(『Confessions of a Pop Group』)を作り、あまりの地味な内容のため、大幅にセールスを落とすなど迷走し、結局6年あまりの活動期間で解散する。
突然ハウス・ミュージックに目覚めて気張って作ったはいいけど、あまりのキャラクターの変化にレコード会社が発売拒否、アルバム丸ごと1枚ボツにされたり(『Modernism』)、多分復活したBryan Willsonに影響されたのか、ピアノ・オーケストレーションなアルバム(『Confessions of a Pop Group』)を作り、あまりの地味な内容のため、大幅にセールスを落とすなど迷走し、結局6年あまりの活動期間で解散する。
その後、ソロになってからのストーリーも、いかにもWellerらしいのだけれど、それはまた後日。
Greatest Hits
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The Style Council
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The Style Council: Classic Album Selection
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Universal UK (2013-07-23)
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