folder 商業主義が強くなり過ぎた既存ソウル・ミュージックのアンチテーゼとして、70年代初頭に興ったニュー・ソウル・ムーヴメントは、1976年のStevie Wonder 『Songs in the Key of Life』を頂点として、その後は緩やかな衰退の道を辿ることになる。
 Donny Hathawayは心身ともに疲弊し切って入退院を繰り返していたし、Isaac Hayes はとっととニュー・ソウルに見切りをつけてディスコに鞍替え、その特異な風貌を生かして俳優業にも手を染めていた。Curtis Mayfieldも次第にニュー・ソウル路線に行き詰まりを感じ、それでディスコに手を染めてみたけど、これがもう目を覆っちゃうくらいの駄作の連発、レアグルーヴ・ムーヴメントで再評価されるまでは、リタイア同然になっていた。栄枯盛衰。

 それまで保守的だったソウル・ミュージックの世界に、ジャズやアフロなど異ジャンルの要素を積極的に取り入れたニュー・ソウルは、お手軽なポップ・ソウルよりずっとソフィスティケイトされたサウンドで構成されていた。ブラック・ミュージックのメイン・ユーザーがブルー・カラーの黒人層だけでなく、ホワイト・カラーの白人層リスナーの割り合いが多くなったのは、ニュー・ソウルの影響が大である。他愛ないステレオタイプのラブ・ストーリーが多かった歌詞も、ベトナム戦争から着想を得た反戦や環境問題、人種差別にも鋭く切り込む内容が多くなった。
 シリアスな事象をシリアスに語るスタンスは、何も彼ら独自のものではなく、むしろ白人フォーク/ロック勢の成熟に呼応して生まれたものである。左翼的なスタンスを表明することが、アーティストとして最もヒップであったのが、60〜70年代前半のミュージック・シーンである。

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 ただ人間、事あるごとに眉をひそめ、人生の意義だ精神の深淵だについて考え続けることは肩が凝る。みんながみんな、音楽に哲学を求めているわけではないのだ。部屋に独り籠ってレコードのライナーノーツを読み漁るより、外に出てみんなでディスコでフィーバーすることも必要なのだ。
 グダグダな結末となったベトナム戦争の終焉と前後するように、ニュー・ソウルのアーティストはことごとく失速するか、ディスコへ鞍替えすることになる。

 1978年のビルボード年間シングル・チャートのトップ100リストを見てみると、上位はほぼBee Gees一派の独り勝ちとなっている。トップ10中、Bee Geesが3曲で末っ子のAndy Gibbが2曲、これだけでもう半分を制覇しており、当時のディスコ・ブームの勢いがどれだけだったのかが象徴されている。
 で、ロック系でチャートインしているのはもっと下、やっと15位でClapton が登場。続く16位がStonesだけど、これが「Miss You」。やっぱディスコだ。ずっと辿っていくと、John Travolta やChicも顔を出しており、全体的にロック系は影が薄い。1978年といえば、ちょうどパンク/ニューウェイブで一旦トドメを刺されちゃった頃なので、分が悪かったのだ。
 別の見方として、これをモータウン縛りで見てみると、10位にCommodoresが入ってるのみ、かつては「ヒット・ファクトリー」とも称された60年代の栄華と比べると、かなり深刻な状況になっている。しかも彼らもディスコだし。稼ぎ頭だったJackson 5は独立、Diana Rossはハリウッドに行ったままだったし、Stevieも『Secret Life』なんて、ヒット性無視したアルバム作っちゃうし。

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 チャート的には目立たなくとも、新たな方向性を模索して前に進んでいるだけ、彼らはまだ良い。そんな彼らを横目で見ることすらやめてしまい、すっかり後ろ向きにひねくれちゃったのが、お待たせしましたここでMarvin登場。
 この時期に限らず、彼の歩んできた道のりは常にこじれて歪んでいたのだけど、特に70年代はプライベート面でのトラブルが頻発していた。

 何しろ、活動休止して本気でアメフトの選手を目指したり、Nat King Coleのようなジャズ・スタンダード歌手への憧れが過ぎるあまり、会社の方針に沿ったポップ・ソウルのヒットの見返りとして、ジャズ・スタンダードを集めた自己満足アルバムをリリース、しかもそれが全然売れず周囲に白い目で見られても、それでも好きだからしつこくコンサートでもわざわざ1コーナー設けて悦に入ったりして、こうして書いてると、なかなかめんどくさい男である。
 これって典型的なミッドライフ・クライシス、若いうちに会社の敷くレールに乗って、いつの間にか中堅ポジションになっちゃったけど、自分で成し遂げた感が薄いので、まだ別の可能性があるんじゃないかと思い立って一念発起、突然会社を辞めてバックパッカーとして世界一周に旅立つサラリーマンと思考は一緒だな。

 普通のサラリーマンも大スターどちらにも言えることだけど、いくら思い立ったとはいえ即行動は困難、これまでのしがらみを整理することは容易ではない。好調不調はあれど、Marvinは終始モータウンの稼ぎ頭だったし、ほぼ創業当時からのメンバーだけあって、それなりに営業責任も負わざるを得なかった。単なる生え抜きだけならまだしも、社長Berry Gordyの実姉Anna と結婚しちゃってるので、良く言えば出世街道まっしぐら、悪く言っちゃえば会社とズブズブの関係である。ここまで外堀を埋められては、会社中心の人生を送らざるを得ない。
 彼がAnna と結婚したのは1963年。モータウンは設立から4年、Marvinも24歳と、まだどちらも成長過程を歩んでいる段階だった。ちなみに彼に対して当時のAnna、なんと17歳年上の41歳という年の差婚だった。普通に考えて、Marvinからのアタックとは考えずらく、やり手中年女性の手練手管による若いツバメの籠絡、といった感が強い。
 まぁほんとのところは2人だけにしかわからないので、熟練の技に翻弄されたのか、それとも純粋な恋愛結婚だったのか、今となっては不明。でも、その後10年に渡って婚姻関係は続いて一男を授かっているし、当時はツアーだレコーディングだでMarvinも家を空けることが多かったから、たまに逢うことで新鮮が保たれていたんじゃないかと思われる。

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 デュエットにおける最高のパートナーTammi Terrell とのロマンスが「あった」とか「なかった」とか、三面ゴシップ的な噂は当時から囁かれていたけど、実際のところはそれほど色っぽい関係ではなかったらしい。四六時中、仕事で顔を突き合わせているため、恋愛対象として見るには双方ともあまりに近過ぎてしまい、むしろ兄妹のような関係だった、というのが近年の通説になっている。
 当時のアルバム・ジャケットやポートレートを見ればわかるように、水も滴るセックス・シンボルとして売り出されていたMarvinだからして、生涯女性の影が切れることはなかった。往年のスター伝説によくある乱痴気騒ぎも一度や二度ではなかった、とは当時の事情通、または関係者の弁。ほんとかよ。
 年上女房ゆえの余裕か、はたまた芸人の妻としての心構えだったのか、Anna はそんな彼の所業を諌める素振りは見せなかったようである。まぁ、「亭主元気で留守がいい」とはよく言ったもので、彼女自身も悠々羽根を伸ばしてセレブライフを楽しんでいたんじゃないかと思われる。

 音楽キャリア的には『What's Going on』を契機とする、「静謐でありながらグルーヴィーなジャジー・ソウル」という新境地を見いだし、ここからニュー・ソウル期に突入する。ただ、未曽有の成功と引き換えに増大するプレッシャーはハンパなかったのか、同時にますますセックスとドラッグに耽溺するようになる。
 1973年、その後2番目の妻となるJanis Hunterと恋に落ち、一男一女を授かるのだけれど、すでに別居中だったAnnaとの関係を清算していなかったため、事態はグタグタになる。泥沼のプライベートから刹那的に逃避するため、ますますドラッグにのめり込むMarvin。
 それでもこの時期、『Let’s Get it on』 〜 『I Want you』といった、後世に残る名作を連発しているのだから、人ってわからぬもので。

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 いつまでもはっきりした態度を示さないMarvin に痺れを切らしたAnna、遂には彼に見切りをつけ、離婚に向けて訴訟を起こすことになる。Marvinへの請求額は100万ドル。当時の貨幣価値はよくわからんけど、いくらトップスターとはいえ、右から左へ簡単に動かせる金額ではないことは確か。ていうか、これってもはや単なる夫婦間の問題じゃなくって、Marvinが相手にするのは事実上モータウンだし。勝てるわけねぇよなぁ。
 長きに渡る示談交渉の末、支払い能力のないMarvin に課せられたのが、次回リリース予定のアルバム印税を、慰謝料の補填に充てること。Anna 側としては、最初からそんな筋書きだったんじゃないかと思われるけど、わかっていながらできるだけMarvinを消耗させることが目的だったのだろう。
 その思惑通り、長期化した裁判によってMarvin、心身ともに大きく消耗した。安定した地位と家庭を棄てるほどの熱愛だったJanisとも不仲になり、結局、短期間で離婚という結末を辿る。そりゃそうだよな、大抵の不倫カップルって慰謝料・養育費が負担になるから、将来性が限定されちゃって、結局あんまりうまく行かないんだよな。
 で、結審後は当然だけど、モータウンの中でも微妙なポジションとなってしまい、活動も次第に地味になってゆく。会社側としても、正直、積極的なプロモーションはしたくなかっただろうし、ぶっちゃけ「契約満了したらとっとと出てけ」とまで思ってたことは想像できる。

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 そんな経緯で製作されたのが、この『離婚伝説』。原題は『Here, My Dear』だけど、正直こっちの邦題の方がしっくり来る。しっかしこんなタイトル、よくモータウンが許したよな。
 恐ろしくネガティヴな内容ゆえ、ディスコグラフィの中でも鬼っ子扱いの期間が長かった『離婚伝説』。数少ないレビューを読んでも、詳細なのは制作経緯ばかりで内容に触れられることはほとんどなく、聴く前から気持ちが萎えてしまった『離婚伝説』。CBS移籍後の復活作『Midnight Love』が名盤過ぎたうえ、しかもそれが遺作となってしまったがため、どうしても影が薄い『離婚伝説』。印税稼ぎと早期の契約消化が目的なのか、ソウルにしては珍しく2枚組の大作で、高くて買いづらい『離婚伝説』。
 ただ、近年はデラック・スエディションでリリースされるなど再評価の兆しが見え、またソウルというジャンルにおいて、私小説的スタイルの作風のパイオニアとして、以前より間口は広がっている。
 ベーシックのサウンドは、「多重コーラス+マイルドな響きの複合リズム」という路線を確立した『I Want you』の進化形なので、先入観を抜きにすれば、熟成された後期Marvinを堪能できる。


Here My Dear
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1. Here, My Dear
 『Let's Get it on』的ネチッこいギターを弾くのは、これがMarvinセッション初参加となるGordon Banks。以後、彼は最期まで最良のパートナーとしてMarvinに尽くした。荘厳と鳴り続けるフェンダー・ローズを操りながら、全編モノローグで通すMarvin。
 語られる内容はタイトル通り、Annaへの愛の言葉。泥沼離婚にもかかわらず、自己憐憫にも満ちた独白で幕を開けるのは、穿った見方をすれば揉め事にならぬための事後対策とも取れる。冒頭から怒りをぶつけて名誉棄損で訴えられるとシャレにならないし。ていうか、そんな歌詞をモータウンが通すはずもないか。
 当時の邦題『ある男のひとりごと』。そのまんまやないけっ。

2. I Met a Little Girl
 シームレスで続くこちらも『Let's Get it on』風サウンドでまとめられている。ただ内容が内容だけにヴォーカルに覇気が薄く、ファルセットにも力がこもっていない。歌詞は思いっきり後ろ向きな内容なだけに、正直、歌詞の内容さえ無視すればサウンド的にはMarvinサウンドの完成形。いつまでもエンドレスで聴いていられる桃源郷。
 ちなみに邦題『愛の試金石』。

3. When Did You Stop Loving Me, When Did I Stop Loving You
 ここからメロディは不穏に満ち、モノローグも少し不安げになっている。これが演技だったとしたら、すごい人たらしだよな、この人って。
 ソフトなファルセット・コーラスにシンプルなリズム・セット、薄くかぶせたローズを基本サウンドとして、そこにアクセントとしてサックスを噛ませてしまうところが、彼の絶妙なセンスを感じさせる。2分過ぎの唐突なシャウトが好きで、時々聴きたくなってしまう曲。後年、Daryl Hallがソロ・アルバム制作時、この曲にインスパイアを受けて「Stop Loving Me, Stop Loving You」を書き下ろしている。
 邦題は「涙のむこう側」。



4. Anger
 安めのTVサントラにでも収録されてそうな、幕間的なメロウ・ファンク。「Let’s Get it on」を共作したEd Townsendと再度タッグを組んでおり、確かにその時代のテイストが強い。
 タイトル通り、邦題もそのまんま「怒り」。一応、人生への苦悩や精神的な苦痛に対しての怒りをテーマとしているらしいけど、まぁ正直、Annaへの怒りだよな、これって。Marvinも聖人ではないのだから、自己憐憫だけじゃなく、内に秘めた怒りだって外に出したっていい。でも、内輪でグチるだけならまだしも、記録媒体で流通させる類の内容じゃないよね、これって。それとも、究極の羞恥プレイか?
 一応、カナダではシングル・カットされたらしいけど、チャートインせず。

5. Is That Enough
 ここからアルバムB面。スムース・ジャズの先駆け的な、フュージョン色の濃いトラックに乗せて、脱力系のヴォーカルを披露するMarvin。楽曲としては、後期Marvin好きにはたまらない世界ではある。でも邦題は「恋鎖反応」。凝りすぎたがあまり、逆に笑っちゃうタイトルで損してる。サックスの音色はジャズ成分は薄く、ソウル風味が強いので、退屈にならない。

6. Everybody Needs Love
 再びEdとの共作。やっぱり「Let’s Get it on」の世界。そっちに混ぜちゃっても判断つかないし、むしろもっと早く正統な評価が得られたんじゃないかと思われる。今となっては「隠れた名曲」扱いだけど。
 邦題は「愛の重さ」。原題と全然違うじゃん。誤解されやすいタイトルばっかりつけやがって。

Marvin Gaye

7. Time to Get It Together
 ここまで脱力系やらスムース・ジャズっぽい、まったりした音が多かったけど、数少ないアップテンポ・ナンバー。とは言ってもBPMは早いけど得意の複合リズムによって、性急な印象はない。
 効果的なファルセットの使い方、ドラッグ禍や自身の鬱病を告白する歌詞など、リアルな緊張感がクオリティを押し上げており、この時期の彼の作品の中でも秀逸の出来栄え。でもやっぱり邦題が「時の流れにまかせて」。確かにその通りだろうけど、なんでテレサ・テンなの。でも考えてみれば、こっちの方が先に出てるか。

8. Sparrow
 ここからアルバムは2枚目に突入。オープニングはデキシーっぽいホーンによって彩られたジャズ・ナンバー。ソウルMarvin好きなら常識だけど、彼のスタンダード・チューンははっきり言って面白くない。この曲もホーン・セクションがメインとなって、Marvinのコーラスもサウンドの一部として引っ込んでいる。ちょっとフリーが入ったErnie Fieldsのサックス・ソロがちょっと面白いけど、全体のムードにはあってないよな、これって。

9. Anna's Song
 ついに真っ向から、Annaへの思慕や悔恨を歌い上げるMarvin。過剰なエコーと薄いバックトラックは、もう彼の独壇場。作ってるときはほんとこんな気分だったのだろうけど、二度と聴き返したくなかったんだろうな。作ってから後悔してしまう類のウェットなバラード。
 中島みゆきも「うらみ・ます」は一発録りだった、とのことだし、この曲からも同じ臭いを感じる。邦題は「別れた女へ」。そのまんまやないけ。

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10. When Did You Stop Loving Me, When Did I Stop Loving You (Instrumental)
 多少のヴォーカルは入っているけど、まぁほぼカラオケ的なトラック。サックスがヴォーカル代わりに唸っている。こういうインタールード的なインストって、普通は1~2分程度のコンパクトなものだけど、ここでは何故か6分以上も尺を取っている。正直、必然性はあまり感じられない。収録時間のバランス調整で引き伸ばされた、と言われても素直に納得してしまうくらい、正直冗長な曲。
 逆の見方をすれば、冗漫な婚姻生活を象徴するため、敢えて引き伸ばしたのかもしれない。考え過ぎかな。

11. A Funky Space Reincarnation
 シングル・カットされ、R&Bチャート最高23位、ポップ・チャートでは106位を記録。これまでのMarvinシングルのアベレージはクリアできていないけど、従来のアーバンなグルーヴィー・ソウルではなく、同時代に活躍していたPerliament / FunkadelicやEarth, Wind & Fireから着想を得たスペース・ファンクは新境地。長すぎるのがちょっと惜しいけど、この路線はもう少し進めてもアリだったんじゃないかと思われる。だってカッコいいんだものMarvin。
 邦題はそのまんま「輪廻」。いや確かにその通りだけど、売ろうとする気がまるで見られない。何やってたんだ、当時の日本盤ディレクター。



12. You Can Leave, but It's Going to Cost You
 Marvinお得意のジャジー・ソウルだけど、ジャズ成分はこのくらいに抑えておいた方が彼の場合、ヴォーカルも多種多様で面白い。かしこまり過ぎると、途端につまらなくなってしまうのは、遂に最期まで治ることはなかった。邦題は「愚かな代償」。これもその通りなんだけどね。しかしネガティヴなタイトルばっかりだな。

13. Falling in Love Again
 細かく刻まれるリズム・パターンと、程よく情熱的なサックス・ソロ。「What’s Going on」が好きなライト・ユーザーにも聴きやすい、様々なレアグルーヴのコンピにも使われることの多いグルーヴィー・チューン。ほんと、このアルバムに収録されているのが惜しいくらいの出来である。「I Want You」にでも収録されていれば、もっと早く注目されていたかもしれないのに。4分強というコンパクトなサイズの中に、Marvinの良質なエッセンスが詰め込まれている。
 邦題「男は夢追い人」。ここに来て開き直ったな。

14. When Did You Stop Loving Me, When Did I Stop Loving You (Reprise)
 最後はほんとあっさり、1分に満たないエピローグ。長い曲ばっかりだったので、ここに来てやっと一息。でも、同じ曲を意匠変えて3回も繰り返すのは、ちょっとやり過ぎだったんじゃないかと思う。



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