Herbie Hancock

好きなアルバムを自分勝手にダラダラ語る、そういったゆるいコンセプトのブログです。

二番煎じと片づけるには、もったいない。 - Herbie Hancock 『Sound System』

folder 前回のMilesに続き、1980年代前半のジャズ・シーンについて。大きな流れとしては、70年代フュージョンの流れを汲んだ、いわゆるコンテンポラリー・ジャズ。もう一つは温故知新的な新伝承派を中心としたアコースティック回帰の流れ。他にも傍流は数々あるけれど、すごくザックリ分類すると「電化と非電化」。乱暴だよな、自分で言っといて。
 で、当時のHerbieが何をしていたのかというと、電化といえば電化だけれど、ジャズのメインストリームから大きく外れた『Future Shock』バブルを謳歌していた。以前のレビューでも紹介した、「お茶の間ヒップホップ」の先駆けとして、ジャズの人脈、しがらみとはまったく関係のないところに軸足を置いていた。

 30年前の北海道の中途半端な田舎の中学生にとって、ラジオでもほぼかかることのない「ヒップホップ」という音楽は、未知なる存在だった。実際の音楽よりむしろ、テレビの海外ニュースからのピックアップ、時事風俗的なカルチャー面の情報の方が先立っていた。
 ニューヨークから発生した黒人カルチャーとして、「複数のターンテーブルを使って、レコードの音をつなげたり直接擦ったりしているらしい」「デカいラジカセを肩に抱えてアディダスのジャージで踊ったりしてるらしい」「メロディはほとんどなく、語りや叫びなど、歌とはいえない」など、興味本位の情報ばかり発信されていたけど、肝心の音はほとんど紹介されなかった。実際の「音」よりも「行為」「ファッション」の方ばかりが喧伝されたため、日本のヒップホップ・カルチャーは諸外国に比べて大きく遅れを取ることになる。

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 現代と違って、外国人と触れ合う機会がほとんどなかった30年前の日本において、ガタイが良く強面の黒人たちが、語気を荒げて早口の英語でシャウトする音楽を受け入れる土壌は、まだ整っていなかった。オールドスクール期のヒップホップは、まだニューヨークのストリート・カルチャーの域を出ておらず、ブレイクダンスに端を発する目新しモノ好きが飛びつくことはあったけれど、マスへ広く波及するほどのまとまった力はなかった。ムーヴメントとして結集するほど横のつながりも少ない、ニッチなジャンルだったのだ。

 で、そんな中。保守的なジャズ界の中での革新派、すでに70年代後期からファンク~ディスコ~R&B寄りの作品を続けてリリースしていたHerbieが、そのヒップホップを大々的に導入したアルバムを制作したことで、一気にお茶の間レベルにまで浸透することになる。ネームバリュー的に、彼クラスの大御所が取り上げることによって、レコード会社・メディア、特にMTVも大々的にピックアップするようになる。
 これが普通の大御所だったら、「ご乱心」だの「若手に媚びた、すり寄った」だの、ボロクソにこき下ろされるのだろうけど、多くのファンは彼の新展開を歓迎した。まぁ保守的なジャズ村界隈では、多少そういった意見もあったようだけど、それまでの彼の足跡をたどっていくと、「まぁHerbieならそれもアリか」と納得してしまう。そういった大御所なのだ、Herbieとは。

 もともとこの人、音楽フォーマットとしてのジャズへの執着は相当薄い。いや違うな、既成スタイルとしてのジャズに固執していない、というべきか。あらゆる他ジャンルの音楽を貪欲に取り込んで、ジャズの可能性を広げてゆくことに生きがいを感じている人である。キャリアのスタートこそDonald Byrdの後押しによるブルーノート本流を歩んでいたけど、Milesスクールに加入したあたりから他ジャンルとのハイブリットを志向するようになる。ていうか、通常のハード・バップ・スタイルだけじゃ帝王が満足しないんだもの。必死になるわな、そりゃ。
 で、ファンクのエッセンスを導入、ほぼファンクだらけの『Head Hunters』を経てディスコへ走り、メインストリーム・ジャズでは目立った実績のないQuincy Jonesに敵意を剥き出しにしたようなR&Bアルバムを制作したり。前回レビューした『Lite Me Up』なんて、ほぼQuincyのプロダクションそのまんまだしね。

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 ただMilesと彼との大きな違いは、どの活動時期においてもファンク一色/ジャズ一色じゃなく、必ずサブ/メインのファクターを用意していること。ヘッドハンターズ期にも必ずアコースティック・セットはプレイしていたし、ディスコ~R&B期にも並行してV.S.O.P.の活動も行なっていた。ジャズとしての軸足は確保した上で、他ジャンルへ首を突っ込むのが、彼の行動指針である。その辺は師匠Milesの70年代ジャズ・ファンク期を傍目で見ての反面教師なのか、それとも単なる営業政策上のことなのか。多分、どっちもだろうな。

 「既成のジャズに捉われたくない」「ジャズをぶち壊す」と称し、他ジャンルの要素を取り入れるアーティストは、何もHerbieに限った話ではない。またジャズだけのものでもない。どの時代・どのジャンルにおいても、既存フォーマットの中だけでは十分な表現ができず、多方面からのリズム/コンセプトを借用して咀嚼するアーティストは多い。
 とはいえ、あらゆる試行錯誤を経て仕上げてはみたものの、「今までより変わったコード進行かな?」、または「リズムがボサノヴァっぽいね~」など、ちょっとわかりづらいマイナーチェンジ程度で「新境地」と謳ってしまうアーティストの多いこと。演じる人間は変わらないのだから、もっと根本的なところ、スタッフを総取っかえしてしまう、または自らが身ひとつで別の環境へ飛び込むくらいの覚悟が必要なのだ。

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 なので、『Light Me Up』においてQuincyの作曲ブレーンだったRod Tempertonを抱き込んで、ほぼそのまんまのアルバムを作ってしまったのは、ジャズのコンテンポラリー化としては正しい。そのジャンルを極めるには、旬のスペシャリストと仕事をするのが手っ取り早いのだ。まぁあまりにもQuincyのコンセプトにクリソツなのは、それってちょっとどうなのよ、と思ってしまうけど。
 この一連のヒップホップ3部作でがっちりタッグを組んでいるのが、ニューヨークのアングラ・ライブ・シーンにおいて、ミクスチャー・バンドのハシリであるMaterialを率いてきたBill Laswell。今も相変わらず世界中のオルタナ・シーンで名前を聞くことが多く、それでいながらMilesやSantanaなどのアーカイヴ・リミックスを手掛けたりなど、何かと幅広い活動を続けている人である。
 彼にとってもこのHerbieとのコラボが出世作となっており、キャリア的にもメジャーへの分岐点となった作品となっている。何かと多才な人なので、多分Herbieと組まなくてもそのうちメジャーには出てきていただろうけど、ここまでオーバーグラウンドな展開ではなかったはず。例えればJohn Zorn的なポジションで終わってたんじゃないかと思われる。

 Milesとの相違点として挙げられるのが、カリスマ性の有無。まったくエゴがないわけじゃないけど、Milesほどの「俺が俺が」感がこの人からはあまり感じられない。いや、イイ意味でだよ。
 アドリブやインプロのフレーズにしろ、Herbieならではの展開や節回しはあるし、記名性も強いのだけれど、自分がフロントで出張るようなゴリ押し感は少ない。アンサンブルやサウンド・コンセプトを重視するする人であって、クオリティの追及のためには、一歩も二歩も身を引いてしまう。V.S.O.P.プロジェクトを聴けばわかるように、白熱のソロ・プレイやインプロビゼーションなどはお手の物だけど、それを全編に渡って演ることには、あまり興味がない。その辺はMilesと似てるよな。
 セッションにおいて、絶対君主的な立場で現場を仕切っていた復活前のMilesに対し、Herbieの場合、下手するとサウンド・メイキングはほぼ丸投げにしちゃってる作品も多い。前述のR&B期も、ただキーボードを弾いてるだけのトラックもあり、誰のアルバムだかわからないモノもあるし。あ、それってQuincy的なメソッドなのか。

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 わかりやすいほど、もう開き直ったんじゃないかと思ってしまうくらい、堂々とした二番煎じのアルバムである。そりゃ前作と参加メンバーはほぼ一緒、ヒップホップ・ベースのジャズ・ファンクという路線もまったく同じ。なので、『Future Shock 2』、またはアウトテイク集と位置付けても違和感はない。3枚目?さすがに出がらしだよね、あそこまで行っちゃ。
 チャート・アクション的には、前回のビルボード43位からちょっと落ちて71位、プラチナ獲得まで行ったセールスも、今回は無冠となっている。そうは言っても彼にとって2作目のグラミー受賞作となっており、なぜか日本では、前作と変わらずオリコン最高51位をキープしている。まぁ、『Future Shock』の勢いで売れてしまった、という面はあるのだけど。
 あまりにあからさまな2匹目のドジョウなので、正直、不当と言っていいくらい影が薄い。薄いので存在すら忘れられており、今をもって真っ当な評価を受けられずにいる、そんな可哀そうなアルバムである。
 2作目のプレッシャーよりはむしろ、ヒットによる恩恵の方が多いアルバムである。レコーディングにかけられる予算も増え、タイトなスケジュールではあったけど、Laswellのスタジオ・ワークは丁寧に作り込まれている。バンド自体もコミュニケーションが取れてきて、アフリカン・リズムのアプローチなど、楽曲的には前作より面白くなっている。時代を感じさせるオーケストラ・ヒットやスクラッチなどで見えなくなりがちだけど、根幹の楽曲レベルは、前作よりこなれてきている。

 Milesを創造者=イノベーターとするのなら、Herbieの場合、時代のトレンドをいち早く取り込んで紹介するキュレーター的なスタンスと捉えればスッキリする。もし『Future Shock』がBill Laswell/Material名義でリリースされたとしても、一部の先進的な音楽メディアはフィーチャーするだろうけど、所詮は時代のあだ花として、NYアンダーグラウンドの時代風俗のワンシーンとして消費され、ここまでの盛り上がりは見せなかっただろう。
 敢えて自分のミュージシャン・エゴを抑え、ジャズ・レジェンドとしてのネームバリューを最大限に活用したこと、それによってヒップホップ・カルチャーを広く知らしめた功績は、もっと評価されてもいい。
 若手の才能にうまく乗っかった、という見方もできなくはないけど、それも大ヒットしたゆえの功罪であって、Herbie本人も正直ここまで売れるとは思ってなかっただろうし。
 特にこの『Sound System』、せっかくの二番煎じなのに、ジャケットもキモかったしね。


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1. Hardrock
 シンセのフレーズはまんま「Rockit」。アウトテイクというか別ヴァージョンと思えば、まぁ納得。これだけ短いスパンで自己模倣したというよりは、別ミックスと捉えた方がスッキリする。その「Rockit」よりはビートが強く効いており、タイトル通りギターのディストーションも深い。なので、Herbieの存在感は薄い。エレドラが前面に出たミックスは、Herbieをダシに使ったLaswellの好き放題からくるものか。妙にジャストなリズムのスクラッチは、いま聴くと逆に違和感が強い。きっちりジャストなリズムっていうのもね。



2. Metal Beat
 ほぼリズムで構成されている、インダストリアル・サウンドが中心のナンバー。なので前半、Herbieの存在感はほんと薄い。カリンバっぽい響きのアフリカン楽器的な音色のDX7を奏でるところで、やっと「あぁいたんだね」と気づかされる。

3. Karabali
  続いてこちらもアフロ・ビートとコーラスを前面に押し出した、当時のLaswellの趣味全開のスロー・ファンク。この時期にしては珍しくメインストリーム的なスタイルでHerbieがプレイしている。そこにアフロ・テイストとWayne Shorterのソプラノ・サックスがミスマッチながら絶妙なコントラストを醸し出している。こういった発想、ジャズ内部からは出てこないものね。やっぱりリズムが立ってるからこそ、ベテラン2名のメロディが引き立っている。
 言っちゃ悪いけど、このアルバムに入ってるのが惜しいくらい、特にShorterにとってのベスト・プレイのひとつに入るくらいの出来ばえ。



4. Junku
 1984年開催ロサンゼルス・オリンピックの公式アルバムにも収録された、ヒップホップ色を薄めたライトなファンク・チューン。当時のヒップホップはアングラ・シーンの色が強かったため、このくらい希釈しないと受け入れられなかったのだ。まぁわかりやすい万人向けの「Rockit」といったところ。アコギの音を模したようなシンセ・ベースが爽やかさを演出しているのだろうけど、作り物を無理やりナチュラルに見せようとしてるのが、逆に気持ち悪い。後半の取ってつけたようなスクラッチも微妙。

5. People are Changing
 1973年リリース、ビルボードR&B最高23位まで上昇した、Timmy Thomasのカバー。ここでメイン・ヴォーカルを取るのは、前作「Future Shock」ではバッキング扱いだったBernard Fowler。一般的なロック好きにとっては、Bill Wyman脱退後のStonesのベーシストといった方がわかりやすい。もともとはヴォーカルがメインだったのだ。
 曲調としては、ファンクというよりはAOR的なロック寄り。楽曲自体の良さもあるけれど、アングラ・シーンでの活動が多かったLaswellも、こういったオーセンティックなサウンドも操れることが証明された1曲でもある。こういった積み重ねが後のMick Jaggerらとの仕事に結びつくことになる。

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6. Sound System
 ラストはタイトル・ナンバー、こちらもバックトラックはほぼ「Rockit」、シーケンス・ビートをベースとして、エフェクト的に薄くかぶさるシンセ、時々アクセント的にデカく響くオーケストラ・ヒットとの波状攻撃は、聴いてて疲れるよな。これでも当時は目新しさの方が先立っており、各界に衝撃を与えたのだ。
 注目すべきは3分半以降、当時、ジャズ本流からは逸脱してジャンルレスな活動をしていた近藤等則がトランペット・ソロを取っている。70年代Miles的にワウワウで変調された音色と痙攣するようなフレーズは、機械的なビートにも充分渡り合っている。ここでデジタル・ビートに飲み込まれないためには、Miles的なメソッドが必要だったのだろうし、また、そのデジタルを凌駕できるトランぺッターは、当時は近藤しかいなかった。




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はじめてお茶の間に進出したヒップホップ - Herbie Hancock 『Future Shock』

folder クラブ・ジャズやレア・グルーヴ系のコンピではもはやクラシックである”Cantaloupe Island”、あまりにもサンプリングされまくったため、最早ベタすぎてまともに取り上げられることもなくなってしまったHerbie。スタンダード・ジャズをキャリアのスタートとして、Milesスクールの門下生として名を上げ、その後はフュージョンの先駆けとなった”Watermelon Man”から連なるエレクトリック路線と、VSOPに代表されるアコースティック路線の双頭体制でもって現在に至っている。

 50年代のモダン・ジャズ全盛期から活動している人なので、ピアニストとしてレジェンド・クラスなのだけど、そのメインであるはずのピアノへのこだわりはそれほど強いわけでもないらしく、純粋にピアノをメインとしたアルバムはキャリアを通じてほぼ半数くらいである。デビュー当初はともかくとして、Milesから独り立ちした後はコンポーザー的ポジションの作品が多く、それはTVサントラなどの片手間っぽい仕事から全編ゲスト・ヴォーカル入りの単なるR&Bアルバムまで多岐に渡る。そしてその中には『Future Shock』のように、大々的にヒップホップを導入したアルバムもあり、バラエティに富んでいる。ていうか支離滅裂なディスコグラフィーである。


 近年はもっぱらアコースティックの方に傾倒しており、ポピュラー・シーンのゲスト・ヴォーカルを迎えてのコラボを積極的に行なっている。いずれもジャズ・アルバムとしては近年稀に見るヒットとなっており、実際どの作品もクオリティは高い。Joni Mitchellを大々的にフィーチャーした『River』がグラミーを獲得したのは記憶に新しい。
 Robert Glasperを始めとして、別ジャンルのアーティストとのコラボというのは近年のメインストリーム・ジャズの流れなのだけど、なるべく音楽性がかけ離れているほど、接点が遠ければ遠いほど、面白い作品ができる傾向にある。そりゃそうだよな、ジャズのアーティストとやったって、ただのジャム・セッションに過ぎないし。

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 経歴だけ見ればジャズ本流、それでいていつまでも先鋭性を失わない人なので、一般的なポピュラー・シーンには馴染みが薄かったはずなのだけど、その強烈すぎるインパクトが日本のお茶の間レベルにまで浸透しちゃったのが『Future Shock』、もっと言ってしまえば”Rock It”である。
 既視感を伴う70年代少年雑誌的近未来感を具現化した斬新なPVはGodly & Creme監督によるもので、今でもMTVクラシックスとして燦然と輝いており、多分何がしかの形で目にした人は多いはず。クレイ・アニメを効果的に使った映像はアバンギャルドでありながら可愛らしさも秘めており、何が何だかわからないけど、多くの人の印象に残ったのは確かである。
 それにも増して、当時はほんとアンダーグラウンドでメチャクチャ尖っていたBill Laswellにサウンド・メイキングを依頼するというのも、かなりの冒険だった。そのアバンギャルド性はMick Jaggerを始めとして、多くのミュージシャンから羨望の的だったけど、ポピュラリティのある類のサウンドではなかったはず。小田和正がデスメタル・バンドとコラボするようなもの、と言ったらわかりやすいだろうか。

 音楽史的には「ジャズとヒップホップの融合の走り」として位置付けられているこのアルバム、サウンド的にはプロデューサーBillの色が強く、彼が主立って制作したヒップホップ・リズムのバック・トラックにHerbieによるフュージョン・テイストのシンセを被せるのが、全編を通しての基本パターンとなっている。その主役であるはずのHerbieだけど、それほどソロ・プレイを強調するわけでもなく、ほんとまな板の鯉、素材として調理されることを普通に受け入れている。
 ただ、ここで披露されたアバンギャルドなサウンドは皮肉なことに、世間一般が思い描く「前衛的なサウンド」の典型として認知されてしまい、『ミュートマJAPAN』のSEから始まり、さんま御殿の現在まで「わ、アバンギャルドね♡」といった風に続いている。

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 Herbieとしては、あくまで時代のトレンドの一歩か二歩先を行くサウンドを志向していたのだろう。『Head Hunters』をリリースして世間をあっと言わせたように、ジャズにもロックにもカテゴライズできないいびつな音楽をドヤ顔で提示して見せたのだけど、思いのほかジャズ以外、むしろ日常的にそれほど音楽に関心のない層にまで浸透してしまい、結果的にあれよあれよとグラミー獲得までの大ごとになってしまった次第。

 ただそこでレコード会社、そしてHerbie自身も大ヒットを受けてこの路線に味を占めてしまい、二番煎じ三番煎じを狙って同コンセプトのアルバムを乱発することになるのだけど、リリースごとにセールスは緩やかな下降線を辿ることになる。あくまでインパクト勝負、時を経て熟成される類のサウンドではないので、そりゃ当たり前。何度もやっちゃうと飽きるよな、そりゃ。

 こういう場合、ただの一発屋なら時代の徒花として、そのままフェードアウトしてゆくのだけれど、そこは優秀なサウンド・コーディネーターのHerbie、一旦エレクトリック路線を休止して原点回帰、再びアコースティック・ジャズの世界へ回帰してゆくのだけど、まぁそれはもう少し後の話。
 

Future Shock
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1. Rock It
 世間一般にレコードのスクラッチ・ノイズが認知されたのは、多分この曲が最初。レコードを録音・再生媒体としてでなく、音の出る『楽器』として擦って音を出すという発想は、物を大事に取り扱う日本人からは出なかったと思う。
 Billの作った基本リズム・パターンにHerbieが最新鋭フェアライトCMIの音色を乗せるという、まさしく80年代的トレンドど真ん中直球の音である。そこにGrand Mixer DXTによるスクラッチをエフェクト的に挿入、重たいディストーション・ギターはエレクトリック・マイルス末期で弾いていたPete Coseyによるもの。



2. Future Shock
 タイトル曲はDwight Jackson Jrによるファルセット・ヴォーカル入り、こちらはファンク・マスターでお馴染みCurtis Mayfieldのカバー。Curtis自身がファルセットで歌ってるのに、このHerbieヴァージョンもファルセットを使用するのは、ちょっと芸がないんじゃない?と思ってしまう。
 オリジナルは重心の低い真っ黒などファンクなのに、Herbieのヴァージョンは普通のダンサブルなR&B。ただダンスフロア向けには、こちらの方が重過ぎなくてウケが良いと思う。適度に洗練されている方が、ポピュラリティを獲得しやすい好例。



3. T. F. S.
 リズムの立ったフュージョンといった趣きの、どちらかといえばHerbie主導と思われるナンバー。ベシャッとしたリン・ドラムの8ビートが、今となってはダサいのを通り越して新鮮に聴こえ、独自の音空間を形成している。
 エレクトロ・サウンドと生ピアノとの絶妙なブレンド具合は、やはり自ら現役ミュージシャンであるBillの匙加減の妙。

4. Earthbeat
 東南アジア系のフレーズ・リズムをフェアライトでプレイした、ノスタルジックを感じさせる小品。YMOとヒップホップのハイブリットと言えば分かりやすいだろうか。YMOもこのくらい「わかりやすい前衛」を突き詰めてゆけば、英米でのブレイクももうちょっと大きかったと思うのだけど、そこは各アーティストのこだわり具合の違いだろう。
 ディスコ、クラブでプレイされても違和感がなく、しかもきちんとへヴィ・リスナーにも探求の余地が残されている、ある意味すっごく「親切な」曲。

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5. Autodrive
 Bernard Fowlerのシャウトがサンプリングで「これでもかっ」というくらい使われている、こちらもわかりやすい「アバンギャルド・サウンド」。当時、サンプリングという手法はお茶の間的にも分かりやすいインパクトがあったため、犬猫の鳴き声をサンプリングしてメロディをつけたアルバムが発売されたくらい浸透していた。しかもそれがそこそこ売れてしまったことも、TVのワイドショーで見た記憶がある。
 Herbieの色が強く出ている曲で、もちろんリズム・ループもクールなのだけど、やはりリード楽器である鍵盤を自在に操るHerbieのテクニックが炸裂している。最新鋭のあらゆるおもちゃに囲まれて、嬉々としてプレイする彼の姿が目に浮かぶ。

6. Rough
 無機的なエレクトロ・ファンクに仕上がっており、そこに適度にソウルフルなLamar Wrightによるヴォーカルがスキャット的に使われている。かなりBill色の濃いトラックに仕上がっており、この機械的なリフレインが当時はダンス・シーンで好評だったのだろう。
 人力リズム特有の「揺れ・ゆらぎ」を極力排し、あくまでジャストなリズム・パターンの円環構造によって、思考能力を解放、肉体性を訴求させる暴力衝動。ラストを締めるのに最適な選曲。




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一度やってみたかった、Quincy Jonesのマネ - Herbie Hancock 『Lite Me Up』

1280x1280 21世紀に入ってからのHerbieはGershwin、Joni Mitchellとすっかりカバー三昧、メインストリーム・ジャズの方は時たまやる程度になってしまっている。ゴリゴリのジャズ・ファンからみれば、そのあまりにマルチなジャンルへの越境振りに難色を示す評も多いのだけど、過去の埋もれつつある音楽遺産を、ジャズ以外のリスナーに受け入れられやすい形で後世に残すその意義は、もっと認められてもいいんじゃないかと思う。

 彼がピックアップする音楽は、そのどれもが発表当時、大きなポピュラリティを獲得した音楽であるし、次世代に遺してゆく価値は充分あるものばかり。それを考古学的に、当時のままをストレートに再現するのではなく、現代のサウンドに昇華させて、今の世代へきちんとした形で伝えてゆくベテランといえば、今のところHerbieクラスじゃないと説得力がない。
 若い連中が同じことをやったとしても、商売の臭いが強すぎるか、奇をてらったアレンジになってしまい、本来の意義を見失ってしまう。

 多分Bob Dylanあたりから端を発すると思うのだけど、すでに功なり名も遂げてしまったベテラン・アーティストが、かつて影響を受けた音楽へのリスペクトを込めた作品をリリースすることに積極的になってきている。
 いまだ現役でステージに立つPaul McCartneyだって、必ず古いロックンロール・ナンバーをレパートリーに入れているし、日本だと最近、井上陽水が往年の名曲カバー集の2作目をリリースした。
 今さら中途半端なオリジナル・ナンバーを作ったとしても、どうしても過去の焼き直しになってしまうことは避けられない。所詮1人の人間のメッセージやオリジナリティなど限られているのだから。それなら開き直って、他人の曲の別解釈や自身のアーカイブの整理に走るのは、当然の帰結でもある。
 
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 そもそもHerbieがジャズ一辺倒の人間だったのかといえば、そんなことはなく、それこそ年季の入ったジャズ・ファンほど、その辺は詳しいはず。
 ベースとして「スタンダード・ジャズ」という柱はあるのだけど、何がなんでもジャズの伝統を守るという姿勢ではなく、ジャズをスタート地点としたジャンルレスな活動を展開しているのが、純粋な音楽探求者としてのHerbieである。
 なので、膨大なディスコグラフィの中でも、純然たるモダン・ジャズというのはおそらく半分くらい、残りは他ジャンルとのミクスチュアで占められている。

 今回紹介する『Lite Me Up』は、その経歴の中でもジャンルレスが突出した時代、70年代のジャズ・ファンク〜ソウル・ジャズから、アドリブ・プレイなどの不確定要素を排除して、ヴォーカルを中心に据えたサウンドを展開している。
 はっきり言ってしまうと、もはやジャズの要素はほとんどなく、ステレオタイプのブラック・コンテンポラリーなサウンドである。あまりに同時代のソウル・ヴォーカル・サウンドとも拮抗する仕上がりになっているため、一聴してHerbieのアルバムだと気づく人はほとんどいないはず。ソウル/ファンク・アルバムとしてあまりに出来が良いので、逆にHerbieの存在感はほとんどない。いくつかの曲で自らヴォーカルも取るくらいの気合いの入れようだけど、どうせならHerbie名義じゃない方がよっぽど売れたんじゃないか、とまで思ってしまう。

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 で、このアルバムで大々的に導入された、ソウル/ファンク系ヴォーカルをフィーチャリングした、ダンス・シーンへの強力なアプローチを表明したサウンドだけど、ジャズ界からポピュラー・シーンへの進出は、何もHerbieが初めてではない。
 当時の疲弊しきったモダン・ジャズに見切りをつけ、もっとファンキーなリズムに寄ったダンス・シーンを意識して、Marlena Shawなどブルー・ノート発信のシンガーが台頭してきたのが60年代末からの傾向だけど、70年台中盤からのディスコ・ブームの勃興と共に、そこをもっとコンテンポラリーに展開していったのが、Quincy Jonesである。

 スタンダード・ジャズをメインで活動していた頃はパッとせず、どちらかといえばB級映画のサントラ職人的な立場に甘んじていたQuincyだったのだけど、日本でも大ヒットした”愛のコリーダ”でポップ・チャートに華々しく登場し、次に組んだMichael Jackson との『Off the Wall』がさらに世界的な大ヒット、敏腕プロデューサーとしての地位を確立した。
 と、ここでアーティストとしてのQuincyを語ろうとすると、ちょっとした疑問が出てくる。
 Herbieとほぼ同時期にリリースした自身のソロ・アルバム『Dude』、ほとんどの作曲をRod Tempertonに任せ、ヴォーカルもPatti AustinやJames Ingramがメインで歌ってるし、当然演奏もQuincy自身がそれほど大きく関与しているわけでもない。
 じゃあ結局、お前何やってたの?という疑問が真っ先に浮かぶのは、俺だけじゃないはず。クラシックで言うところのオーケストラ指揮者、または演劇における総合演出といったスタンスが最も近く、プレイヤーというよりはコンポーザー的な立場のアーティストである。当然コンセプト立案はQuincyだろうし、PattiやJames名義でリリースしたとしてもセールス的にはちょっと弱かったはず。すでに名門CTIからデビューしていたPattiはともかくとして、Quincyとのコラボによって注目を浴びたJamesにおいては、ソロ・デビューがもう少し遅くなっていたかもしれない。
 なので、その辺はいわゆるギブ・アンド・テイクなのだろうけど、自らは直接的な作業には関与せず、いわゆる類型的なプロデューサー像、録音ブースでふんぞり返って、あぁだこうだとボヤきまくるQuincyの姿を想像してしまうのだ。
 自らは実質プレイはしないのに、アーティスト然としているその姿は、Bryan Enoを連想してしまいがちだけど、Quincyの場合、そこまでひどくはない。だって一応トランペット吹けるし。

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 で、そのQuincyのブレーンだったRodを抱き込み、同じ手法に沿ってHerbieが作ったのが、このアルバム。考えようによっては、Enoよりアコギかもしれない。リリース時期もそれほど離れておらず、あまりに露骨過ぎてマズイと思ったのか、一応それなりの新機軸は打ち出している。
 Quincyサウンドでは定番の四つ打ちディスコ・ビートはあまり使用せず、これまで培ったジャズ・ファンクのフォーマットを主体とすることによって、16ビートのハイ・リズムのナンバーが多い。なので、Quincyより甘さやメロウな感じが薄れ、時にかなりロック・サウンドに接近している曲もある。

 前にも書いたのだけど、Herbieのバイオリズムはほぼ10年周期でポップシーンへの興味が強くなり、この『Lite Me Up』のように、極端に大きく針が振れる時がある。特にこの時期はBill Laswellとのコラボ3部作があとに続き、10年くらいレッド・ゾーンに振り切れっぱなしという状態が続く。
 ただ前述したように、Herbieのキャリアのほぼ半数は、そうした純正ジャズ以外のジャンルとのコラボレーションが占めている。
 遡ればデビュー間もないBlue Note時代に発表した”Watermelon Man”や”Cantaloop”が、ヒップホップ・クラシックのアンセムとして広く認知されているように、ピアニストにしてはリズムへのアプローチに独自性のある、ヒップな感性が持ち味の人である。スタンダード・ジャズをベースとした活動が中心ではあるけれど、最も彼が興味があったのが、時代ごとの最先端のサウンドであり、初期はそれがたまたまファンキー・ジャズだった、というわけである。
 既存のジャズ・サウンドに捉われないスタイルがMilesに見込まれてジャズ・ファンクの世界に進んだのだろうし、またその後のR&B、ヒップホップ・サウンドへ向かったに過ぎない。長い目でみれば、彼の姿勢は一貫しているのだ。

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 で、近年の彼の強い関心が、過去の音楽遺産の継承であって、それはある意味自らの音楽キャリアの総決算的なものも含んでいると思われる。新しいサウンドよりむしろ、これまでの足跡をまとめて次世代へ繋げる、ある種の使命感のようなものもあるのだろう。
 それともうひとつ、近年の音楽状況の行き詰まり感によって、彼が強く感心を寄せるほど、革新的なサウンドが見当たらないというのは、ひとつの寂寥感さえ感じられる。


Lite Me Up
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1. Lite Me Up
 80年代産業ロックを思わせるオープニングのギターはSteve Lukatherによるもの。当時のスタジアム・ロックを思わせるエフェクト具合は、まぁ時代が時代なので。冒頭を飾るには最適のノリの良いナンバーだけど、ジャズらしさのカケラもないこのサウンドに、当時のファンは絶句したことだろう。だって「Herbieの新譜だ!!」と思って買ったLP、楽しみにして家に帰り、いざ針を落としてみたら、まぎれもないディスコ・ビートの嵐。「これ中身違うじゃねぇか!」とレコード店に怒鳴り込んだ人も少なからずいたんじゃないかと思う。
 なので、ジャズというフィルターを外して聴いてみると、極上のブラコン・サウンドである。サビもフックが効いているし、バラードのイメージが強いPatti Austinのバック・ヴォーカルも力が入ってる。Herbieのヴォーカルも味のある声質で、これもなかなか。



2. The Bomb
 テンポが上がり、さらにファンキー指数の増したダンス・ナンバー。なので、Herbieの出番は中盤ブレイクのシンセ手弾きくらいで、あとはたまにヴォコーダーで遊ぶくらい。
 どんな面持ちで弾いてたんだろうか、やっぱノリノリでステップ踏んだりしながらプレイしていたんだろうか。

3. Gettin' To The Good Part
 少しアフロっぽいムードのリズム、どこかで聴いたと思ってたら、Sade『Smooth Operator』だった。ミディアム・テンポのまったり加減が心地よいのだけど、時折現われるHerbieのヴォコーダー・ヴォイスが台無しにする。それこそPattiに歌わせればよかったのに。
 中盤からはホーン・セクションが入り、Steely Danっぽく変化するのも、俺的にはツボ。

4. Paradise
 ほとんどAORか、それともEarth, Wind & Fireあたりを狙ったのか。アースならもっと下世話だけど、ここは無難なポップ・バラードに仕上げている。
 この曲のみパーソナルが違い、別のセッション・メンバーが起用されているのだけれど、コンポーザーとしてHerbieと併記されているのが、Bill Champlin(B.Vo)、David Foster(P)、 Jay Graydon(G)という、錚々たる面々。Herbieは演奏を彼らに任せ、これまで使っていたヴォコーダーをはずして、生の肉声を聴かせている。いるのだけれど、ほんとオーソドックスな曲なので、わざわざここで気合を入れたメンツでやるほどのものではない。さすがにヴォーカルもちょっと自身なさげだし。
 特別自分から歌う気などなかったのだけど、思わせぶりな態度を取っていたがため、いつの間にか流れでやる事になってしまい。引っ込みがつかなくなって仕方なく歌ってみた、ていう感じ。



5. Can't Hide Your Love
 この曲も制作メインはNarada Michael Waldenで、Herbieはほぼ歌に専念。前曲同様、覇気が少なくハリも少ない声質のため、このようなリズムの強い曲では埋もれてしまっている。
 俺的にNarada Michael Waldenといえば、James Mason『Rhythm of Life』での一連のプレイ。アタック音が強すぎず、正確無比なタムやスネアの跳ね具合はここでも華麗に披露されている。
 なのにHerbie、気持ちよさそうに歌ってるのだけど、なにぶん声質が細く、サウンドに負けてしまっている。誰か何も言わなかったのか、と思ったら、この曲のプロデュースはHerbie自身。まぁ何も言えないわな。

6. The Fun Tracks
 これもEarth、またはIsley Brothersを彷彿させるリズムとギター・シンセからスタート。ヴォーカルがHerbieからWayne Anthonyに交代したためか、ノリがまるで違ってる。やっぱ本職が歌うとグルーヴ感が違ってくる。Herbieのシンセもエフェクト的に使いまくられて、良い意味でバッキングに徹している。

7. Motor Mouth
 この辺はモロQuincyを意識したような、同時代的なディスコ・サウンド。Herbieはまたまたヴォコーダーを使ってカウンター的に絡んでくるのだけど、この程度の使い方なら、テクニックの稚拙さが目立たない。まぁやりたかったんだろうね。俺的にこの曲、Pattiのバック・ヴォーカルが好み。



8. Give It All Your Heart
 ラストはメロウ・グルーヴな80年代Isleyっぽいサウンドに乗せて、またまたHerbieがヴォコーダーで登場。それはもう慣れたのだけど、せっかくPatrice Rushenが参加してくれているのに、彼女にまでヴォコーダーをかけるのは、ちょっとどうかと思ってしまう。
 でも終盤のHerbieのソロはやはり聴き入ってしまう。最後はうまく締めるんだな、やっぱ。




 このアルバムは8曲中6曲がRod中心の制作になっているのだけど、どれもHerbieの強烈なオリジナリティに染まることなく、この曲もきちんと類型的なR&Bバラードに仕上げている。ヴォコーダーを使うアイディアがRodから出たのかHerbieから出たのかは不明だけど、どうにか違和感が少なくなるようにミックスされているので、それほど気にはならない。
 この方法論をもう少し推し進めて、Zapp的なヴォコーダーの使い方を習得したら、もっとファンキーなサウンドが展開されたと思う。まぁでもHerbieはQuincyみたいになりたかったわけだし、そっちの方面にはいかないよな、きっと。



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北海道の中途半端な田舎に住む、そろそろアラフィフ男。ほぼ週1のペースで音楽ブログ更新中。節操ない聴き方と思われてるけど、自分の中では一貫してるつもり。 最近は蔵書の整理がてら、古い本を再読中。ジョン・アーヴィングから始まって、フィッツジェラルドやゾラ、モームなど、いわゆる古典の復習中。いつになったら終わることやら。新刊読めねぇや。
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