好きなアルバムを自分勝手にダラダラ語る、そんなユルいコンセプトのブログです。

Bamboos

世界のジャズ・ファンク・バンド巡り:オーストラリア編 – Bamboos 『Listen!Hear!!The Bamboos Live!!!』

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 以前紹介した、バンド・リーダーLance Fergusonによるサイド・プロジェクトCookin on 3 Burnersが、同じファンクのカテゴリーでも少しジャズ寄りであるのに対し、専属ヴォーカルも在籍する本家Bamboosはソウル/ファンクのテイストが強い。どちらもエモーショナルでグル―ヴィーな演奏であることは共通しているけど、本家の方がヴォーカル・ナンバーも多い分だけ、地元オーストラリアでも認知度は高い。
 
 で、この人たち、ほんとに演奏すること自体が好きなのか、Lanceを筆頭に、各メンバーそれぞれ様々なサイド・プロジェクトに勤しんでおり、そのすべての相関図を作ろうものなら、そりゃもうとんでもないカオスなものになってしまう、ま、やる気もないけど。メイン・ヴォーカルであるKylie Auldistもまた、最近ではむしろソロ活動の方がメインとなっているし、あらゆる方面で客演も行なっている。どのメンバーも現場感覚を重視した活動を行なっており、そこから派生したサイド・プロジェクトを探して聴き込んでゆくのも、楽しみのひとつではある。
 
 2000年結成、2006年にデビュー・アルバム『Step It Up』をリリースしているのだけれど、その前の2004年、日本でもYMOのカバーで有名な"Tighten Up"のシングル・リリースによって、バンドは一気に注目されることになる。
 これまでに6枚のスタジオ・アルバムをリリース、そしてこの『Listen! Hear!! Live!!!』は2008年リリース、2枚目『Rawville』と3枚目『Side-Stepper』との間にリリースされている。
 オーストラリア以外での認知度はまだまだ低いけど、国内チャートではすっかり常連、国内の有名アーティストとの共演も多くなりつつあるBanboos、彼らが道筋をつけてくれたおかげで、オーストラリアのジャズ・ファンク、ディープ・ソウル界隈は次々に新しいアーティストが輩出されている。ジャンル的にはいい傾向である。

bamboos

 最近のアルバムの傾向としては、大幅なコンテンポラリー化が進められており、多彩なジャンルのゲスト・ヴォーカルを迎えることによって、バンドの原点である純粋なインスト・ファンク・ナンバーの収録数が減ってきているのは、ちょっと寂しい限り。
 今年に入ってからは日本・アメリカ西海岸のプロモーション・ツアーを敢行するなど、セールスのターゲットが次第にグローバル化してきているのも、そのコンテンポラリー化の流れによるものなのだろう。なので、サウンド全体がポップ寄りになってきており、従来ファンが求めるところのファンク・エッセンスは次第に薄められつつある。
 バンドの成長過程にとって、あらゆる要素を吸収してゆくこと、存在感やスケールの成長を目の当たりにできることは喜ばしいことなのだけど、例えば昨年リリースされた『Fever In The Road』、一見さんにも優しい、聴きやすくまとめられたサウンド・デザインになっている。時間と予算をかけられた分だけ、作品としてのクオリティは高いのだけど、逆にツルッと引っかかりがなく、どうにも普通のポップ・ロック的なサウンドに落ち着いてしまった感がある。オフィシャル・サイトやYoutubeで公開されているライブでは、相変わらずの泥臭いソウル・レビュー・スタイルなのだけど、いざアルバムになってしまうと「ゲスト・ヴォーカル+熟練バック・バンド」的に小さくまとまってしまい、そこがちょっと寂しい。

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 これはBamboosだけに限らず、21世紀に入ってからのバンド、特にライブ活動を主体とするバンド全般に言えることなのだけど、実際のライブ演奏とスタジオでの演奏とのギャップをいかに埋めてゆくか―、かつてはその命題に苦悩するバンドも多かったのだけど、近年は様相が変わってきている。CDセールスが収益のメインだった頃の「ライブ+スタジオ・サウンドの融合」というめんどくさいこだわりは捨てて、「それはそれ、これはこれ」と、はっきり方向性を分けるアーティストが多くなってきている。アルバムは名刺代わりと割り切って、ライブで本来のグルーヴ感を発揮する、といった風に。
 昔ほどアルバムという形態が重要でなくなり、またYoutubeを利用してのライブ配信、独自オフィシャル・サイトでの通販なども積極的に行なわれていることも一因だろう。
 
 このライブ・アルバムもまた、通常の販路では取り扱いがなく、公式サイトの通販のみ、しかも限定である。日本でも独自に通販ショップが仕入れたりもしているけど、品切れも多く、マメに探さないと手に入れることもできない状況が続いている。
 ほんとは手軽に入手できるアイテムを紹介したかったのだけれど、まぁ自ら探し回ることも音楽には必要だと思う。
 
 これだけ便利な世の中になってきても、自分に合う音楽は、やはり自分で能動的に探さないと見つからない。以前より情報量に伴って選択肢の幅が広くなっただけで、そういったことって、実は昔からあまり変わっていないのだ。
 ただ、自分からアンテナを張って見つけたものは、限りなく愛着が湧き、愛おしくなる。それも昔から変わらないことだ。


Listen! Hear!! the Bamboos Live!!!
Bamboos
Imports (2006-05-02)
売り上げランキング: 734,171



1. Intro - Jan Jan / Sing A Simple Song / Lickin Stick / Root Down (And Get It)
 
2. The Bamboos Theme
 この辺までは、ほぼひと繋がりのジャム・セッション風プレイ。Sly & The Family StoneやJames Brown、Jimmy Smithなどのフレーズを持ち込んだりしているらしいけど、これだけ多彩だとオリジナルにまですぐ辿りつくのはムリ。ただ、先人のナンバーへのリスペクト具合はよくわかる。もしかすると、明記している以外にも様々な隠しフレーズがあるのかもしれない。
 
3. Another Day in the Life Of Mr Jones
 デビュー・アルバム『Step It Up』収録のインスト・ナンバー。鉄壁のリズム・セクションに、ギターのカッティング具合はMetersへの深い愛情が感じられる。サックス・ソロもJB’s直系。

Adam+Bostock+20

4. The Witch
 渋いベース・ラインにドロドロ・ファンク・テイストのホーン・セクションが絡む。ファンク・ナンバーには必須のオルガン・ソロもグル―ヴィー。その後のブレイクで観声が湧きあがる。ライブ序盤にもかかわらず、すでに客席は盛り上がっている。
 
5. Step It Up
 ここで歌姫Kylie登場。名カバー"Tighten Up"直後のシングル・ナンバー。ライブ・ヴァージョンはギターの音色がとっても泥臭くってナイス。
 かなりライブ映えする声量のKylie、この頃は正式加入間もなかったはずだけど、すでに貫禄たっぷりに、Lance以下面々をバック・バンドのように従えてバンドを引っ張っている。

 
 
6. I Don't Wanna Stop
 2枚目『Rawville』収録、ちょっと懐かしめな風味のソウル・ナンバー。レア・グルーヴ系のコンピレーションに入っててもおかしくないくらい、時代を超えたポップ・ソウル。踊る、というよりユラユラ体を揺らしながら聴いていたい、とっても気持ち良くなる、そして気分も良くなるスウィート・ソウル。
 なんか旨いウィスキーをチビチビ嘗めながら、マッタリしてしまいそう。

 
 
7. Bring It Home
 同じく『Rawville』収録ナンバーだが、シングル・アルバムではAlice Russellという、こちらもディープ・ソウル・シーンではしょっちゅう顔を出すシンガーが歌っており、Kylieヴァージョンが聴けるのはこのアルバムだけ。
 どちらもパワフルさにおいては優劣の付けようがないが、サウンド的な好みとしてはやはりライブ・ヴァージョンの方が分が良い。これはAliceのせいではないけど、スタジオ・ヴァージョンは音の分離が良すぎて、ヴォーカルとバックのサウンドのミックス加減にやや難あり。Kylieヴァージョンを聴いてしまうと、すでに自身の持ち歌として消化してしまっていることがわかる。

 

8. Interlude - Hot Pants Break Down / Captain Buckles / Upstairs On Boston Road / Ghetto Funk / Sister Janie
 Soul Toronadoes、David "Fathead" Newman、Sammy Gordon And The Hiphuggersなど、オールド・ファンクのレジェンド達へのリスペクト感満載のインスト・カバー。この辺でKylieご休憩かお着替えタイム。
 俺的に、レア・グルーヴのここまでディープな部分は把握し切れていないのだけど、どこかで聴いたことがあると思った3曲目”Upstair~”、UKが誇るジャズ・ファンク・バンドSpeedometerがカバーしていた。目の付け所って、どうしても似ちゃうんだよな。
 
9. My Baby's Cheating (I Sure Got That Feeling) 
 再びKylie登場、こちらも『Rawville』収録時はFallon Williamsという男性シンガーが、かなり泥臭く歌っていたのだけど、同じ貫禄たっぷりでもKylieの場合、女性らしく緩急をつけたヴォーカライズのため、こちらの方が聴きやすいし、ライブ映えもする。
 やはりこのバンド、リズムがとっても気持ちいい。特にこの曲はベースがいい感じで走っており、ライブもクライマックスに達している。

Adam+Bostock+38

10. Never Did I Stop Loving You 
 アルバム・シングルとも未収録、今のところこのアルバムかライブでしか聴けない、Alice Clarkが初出のレア・グルーヴ定番ナンバー。
 それをいとも簡単に消化して自分のものにしてしまうKylie、このアルバムの中では一番輝いている。Alice Clarkのレビューにて、「演奏がシンガーを食ってしまっている」旨を書いたのだけど、ここではシンガー・プレイヤー双方が愛情あふれるリスペクトに満ちあふれており、互いが互いを引き立てている。そしてそれを受け入れる会場のオーディエンスたちの温かい声援。
 実はBamboos名義ではないが、Kylieソロ名義として、スタジオ・ヴァージョンが一応存在するのだけど、やっぱりこのライブ・ヴァージョンが一番。
 
11. Amen Brother
 古今東西、様々なアーティストにカバーされてきた、ド定番のインスト・ファンク・ナンバー。誰でもサワリくらいは聴いたことがあるくらい、それほど全人類のDNAに既に刷り込まれているであろうナンバー(ちょっと大げさか)。それをBamboos、敢えて変則技を使うこともなく、直球ストレートでカバーしてきた。
 ま、そうだよな。これだけ先人たちがカバーしてるんだから、今さら新機軸の解釈なんてないよな。でも、そのワンパターンぶりが堂に入っている。多分ライブのエンディングで何度も演奏してきた手練れの曲なのだろう。




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ホントは今でもゴリゴリのジャズ・ファンク - Bamboos 『Step It Up』

folder 2006年リリース、オーストラリアではバツグンの知名度を誇るジャズ・ファンク・バンドBamboosの記念すべきデビュー・アルバム。結成が2001年ということで、アルバム・デビューは遅かったけれど、基本シングル中心の活動というのは、現代ジャズ・ファンク・バンドにとってはよくある話。
 彼らが一気に話題になったのは、2003年2枚目のシングル”Tighten Up”から。日本ではYMOが『増殖』でカバーしてから話題になり、近年もビールのCMで起用されるなど、忘れられる前に誰かが取り上げることによって、息の長いヒットになっている。そんなヴィンテージなファンク・インストを、ほんと何の衒いもない直球ストレートなアレンジで彼らがカバーすることによって、一躍クラブ・シーンに躍り出たBamboos、そんな前評判もあっての、満を持してのデビュー・アルバムとなったのが、本作。

 順調かつ地道にキャリアを積んできたことによって、本国オーストラリアではポピュラー・シーンにおいて、それなりのポジションでは収まっているらしい。いわゆる一般的な大ヒットまではいかないけど、現時点での最新アルバム『Fever in the Road』が、国内アルバム・チャートでトップ20に入る程度の固定ファンは掴んでいる。
 20位がやっとなのか、という見方もあるかもしれないけど、ライブ中心で活動している彼らのようなジャンルでありながら、ここまでのチャート・アクションというのは、世界的に見ても立派なものである。それほど枚数が捌けるジャンルではないのだ。ここまで国内メジャーのポジションを獲得したバンドは、俺が知る限りでは日本のスカパラくらいのものである。

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 ちなみにここ数枚の彼らのサウンドの傾向だけど、あくまでアルバム単位に絞って言うと、得意のジャズ・ファンク・テイストはあまり前面に出さず、もっと一般リスナーに開かれたコンテンポラリーなサウンドを展開している。デビュー当時からずっとオーストラリア国内のレーベルTru Thoughtsに所属していたのだけど、最新作からは配給元が変わり、同じくオーストラリアのInertiaというレーベルに移籍している。
 オーストラリアのエンタメ・シーンがどうなってるのか、正直俺の認識では、AC/DCとINXSとOlivia Newton-Johnで止まっちゃってるので、詳しいところはわからないのだけど、オフィシャル・サイトを見る限りでは、オルタナ・ロックからダンス・ポップまで扱う総合レーベルのようである。多分、販売力もしっかりしてそうなので、半インディー的なスタンスであるTru Thoughtsでは賄いきれなくなった部分もあるのだろう。

 そういった事情もあって、近年は多彩なゲストを入れたポップ寄りのサウンドに変化してきたわけで、今やアルバムだけで考えると、まったく別のバンドになっちゃってるのが現状。セールス的には上向きになっているので、バンド運営的には正しい戦略だったと言わざるを得ない。得ないのだけど。
 ただし、完全にメジャーに魂を売ってしまったわけではないようで、近年のライブ映像では、相変わらずのジャズ・ファンク振り、オールド・スタイルのソウル・ショウを展開している。プレイヤー・サイドから見れば、パッケージとライブとでコンセプトを変えることによって、うまい具合にガス抜きしてるんじゃないかと思う。ほんとのBamboosを見たければ、ライブに来なよ、とでも言ってるかのように。
 でも、あんまり日本に来てくれないじゃん。
 
bamboos

 その『Fever in the Road』から急激に売れ線に走ったというわけではなく、緩やかな変化はもう少し前、5枚目の『Medicine Man』あたりからヴォーカル・ナンバーが増えている。しかも、それまではほぼ出ずっぱりでヴォーカルを取っていたAlice RusselやKylie Auldistが次第にソロ活動を重視してきて、参加するのが少なくなってきたことに合わせて、次第に複数のゲスト・ヴォーカルを迎えることが多くなってきている。
 そのような戦略によるため、アルバムだけで見ると、だんだん普通のバンド化しているのが現状である。グローバル戦略としては正しいのだろうけど、古くからのファンからすれば、その変節に複雑な思いを抱くことも多いのかもしれない。俺はその『Medicine Man』から彼らの存在を知って、そこから遡って聴いてきたクチなので、そこまで強く初期サウンドに固執しているわけではない。しかし、ジャズ・ファンク・バンドを漁ってきた身からすれば、次第に洗練されつつある近年の作品は、以前ほど聴く機会が少なくなっているのが事実。

 どのジャズ・ファンク・バンドもそうだけど、サウンドの性質上、どうしても大所帯になってしまい、バンドの維持にはどこも苦労している。他アーティストのサポートやホーン・セクションの外部委託に頼らず、バンド単体で自立してゆくためには、こういったスタイルで生き残ってゆくのもひとつの生き方ではある。

 初期のBamboosは、そういったポピュラリティーをあまり考慮しないところで音作りしているので、現代ジャズ・ファンクが好きな人なら、まずハズレはない。JBやMetersなど、シンプルに自分たちの趣味、自分たちが影響を受けてきたモノにこだわり、出したい音をそのままストレートに出しているスタイルなので、何も考えずにノルことができる。


Step It Up
Step It Up
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Bamboos
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1. Step It Up
 どストレートなファンク・ナンバー。歌うは歌姫Alice Russel。彼女の声はソウルフルではあるけれどそれほど泥臭くなく、同じく洗練されたバンド・サウンドにはうまく馴染んでいる。この後のAliceはソロ活動も盛んとなって、近年ではQuanticとコラボすることが多くなって、ちょっとソウル方面とはご無沙汰になってしまうのだけど、ここではパワー全開のソウル・チューンを難なく歌いこなしている。ライブを見てもらえればわかるように、ほんとずっと聴いてたくなるようなナンバー。たった3分で終わってしまうのは惜しい。



2. Tighten Up/Album Version
 オリジナルは言わずと知れたArchie Bell & The Drellsによる1968年のヒット・ナンバー。基本オリジナルに忠実なカバーなのだけど、リズムはこちらの方が立っている。オリジナルはスッカスカのリズムと間の抜けたホーンとのアンサンブルが絶妙だったのだけど、ここでは敢えてコントラストを強調している。ギターのカッティングもソリッドになっている。



3. In The Bamboo Grove
 タイトルはもちろんJBの”In the Jungle Groove”からインスパイアされたもの。立ち上がりはネチッこいスロウ・ファンクだけど、終盤に向かうにつれテンポ・アップして、ラストはうまくまとめている。

4. Golden Rough
 ほんとJB'sが好きなんだな、と感心してしまうナンバー。リズムのボトムが思いっきり腰より下で響き、ホーン・セクションとのコンビネーションも絶妙。この辺はリーダーLance Ferguson(G)のセンスによるものだと思う。

5. Black Foot
前2曲からテンポ・アップし、今度はBen Graysonによるハモンドが主役のナンバー。シンプルなミニマル・リズムに的確にフレーズを叩きこむBenのプレイは、地味だけど数多の黒人ファンク・バンドを凌駕するテクニックを発揮している。こちらも恐ろしくコンパクトに、3分ちょっとにまとめている。フェード・アウトしてしまうのが惜しい。

6. Transcend Me
 人力ブロークン・ビーツに乗せて、再びAlice登場。この辺は古き良きジャズ・ファンクだけでなく、Bamboos独自のモダン・ファンク・サウンドを感じさせる。ただ往年のサウンドの再現だけじゃダメなのだ。こういった曲も、バンドを前進させてゆくためには必要である。俺はシンプルなジャズ・ファンクが好きだけどね。

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7. Tobago Strut
ホーン・セクションが出ずっぱりで活躍するナンバー。ちなみにこの時点でのホーン担当はAnton Delecca(Tenor S), Ross Irwin(Tr)のたった2名。フルートなどブラス系全般をまかなっていたわけだけど、とても2人でやっているとは思えないほどの音の厚みを実感してほしい。

8. Another Day In The Life Of Mr. Jones
 ちょっとセカンド・ラインも入ったオールド・タイプのファンク・チューン。Lanceという人はリーダーでありながら、あまり前に出ない人だけど、ここでもひたすらバッキングに徹し、クレバーなリフや細かなオブリガードを刻んでいる。

9. Crooked Cop
 再びスロウ・ファンク。ファンクと言えば高速カッティングと16ビートの切迫したリズムが持ち味だと先入観を持ってる人にこそ、ぜひ一度聴いてほしいナンバー。これだけリズムのタメがありながら、ファンキーさを出せるバンドは、なかなかいないはず。



10. Eel Oil
 直訳すれば「ウナギ油」。もちろんインストのため、どの辺がウナギなのかは不明。脂っこさはそこそこあるけど、うまくソフィスティケートされているため、クドさは感じない。
 スネア中心の音作り、そして珍しくソロを聴かせるLanceもまた、ここが見せ場と張り切っている。とにかくスネアの音が乾いて軽くて気持ちよく、シングルとしてリリースされたのも頷ける。

11. Voodoo Doll/Album Version
 これまでとはちょっと毛色の違った、どこかセッション的な雰囲気を感じさせるナンバー。比較的カッチリした構成の演奏を見せるBamboosだけど、ここではリラックスして、やや緩めのアンサンブルを見せている。ギターのセカンド・ライン・テイスト、ハイハットの響きがとても印象的。




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北海道の中途半端な田舎に住む、そろそろアラフィフ男。ほぼ週1のペースで音楽ブログ更新中。節操ない聴き方と思われてるけど、自分の中では一貫してるつもり。 最近は蔵書の整理がてら、古い本を再読中。ジョン・アーヴィングから始まって、フィッツジェラルドやゾラ、モームなど、いわゆる古典の復習中。いつになったら終わることやら。新刊読めねぇや。
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