好きなアルバムを自分勝手にダラダラ語る、そんなユルいコンセプトのブログです。

俺はいつだって、怒れる若者 - Style Council 『Our Favourite Shop』

51KQnRGfZkL 1985年リリース、UKチャート最高1位を獲得。バンドとしてのアルバムは2枚目(厳密には、ミニアルバム『Introducing』が最初だが、まぁ曲数の多いシングルのようなもの)。

 Steely Dan『Aja』レビューの際、リリース当時のUSチャートを調べてみたら、新しい発見もあって、今回もそれに倣って何となくUKチャートを調べてみると、これがなかなか面白い。
 国土が広いアメリカの場合、情報の伝播が今ほどスピーディではなく、地道なライブやラジオ・オンエアなど緩やかに広がってゆくので、瞬間的に売れるケースは少ない。ほんと時間をかけてじわじわと言った感じなので、いわゆるロング・セールスが多い。火が点くまでは長いのだけど、一度ブレイクすると、演歌じゃないけどそれこそ10年くらいはライブで食っていくことができる。レコード・セールスも大きな変動は少なく、ブレイクの度合いによっては、何か月も上位チャートをウロウロしてることだってある。Pink Floydの『The Darkside of the Moon』が延々10数年に渡ってチャート・インしていたというのも、人口の多いアメリカならではの現象だ。
 それとは逆に、アメリカと比べて国土はめちゃめちゃ狭く、人口も4分の1程度のイギリス。狭い分だけ情報の伝達度、例えばたった一度のテレビ出演によって、スターが生まれるというのは、大英帝国ならではの現象である。レコード・セールス自体も少ないので、絶対的な購買層は少なく、パイの奪い合いは熾烈で、チャート・アクションも一週ごとに結構変化がある。
 
 この年を代表するアルバムとして挙げられるのが、Bruce Springsteen『Born in the U.S.A.』、Phil Collins『No Jacket Required』、Dire Straits『Brothers in Arms』などといったところ。どれも全世界で1千万枚以上を売り上げたモンスター・アルバムだけど、こういった強豪たちの合い間を縫って、Style Councilが一週だけではあるけれど、イギリスでNo.1を獲得している。
 日本で言えば、AKBや3代目JSBらに挟まれて、KANA-BOONあたりがオリコンNo.1を獲るようなものである。前述した通り、UKチャートはほんと混沌としており、この年はほかにもSmithが1位になってるし、かと思えばMadonna『Like a Virgin』も大きくセールスを上げている。なんというか、いろいろと懐の深いチャートである。

tsc pic

 歌詞の内容、思想、発言、メッセージが思いっきり左寄り、実際、出自も労働者階級系のアーティストであるからして、本来はもっとアングラな立場の人のはずである。それなのにこのPaul Weller、JAM時代からのへヴィー・ユーザーから、音楽番組と言えば「Top of the Pops」くらいしか見ないライト・ユーザーまで、幅広く支持され続けている。英国王室のゴシップネタが、普通にテレビのコンテンツとして機能している英国人気質、体制への反抗・揶揄自体が、ファッションや生活の一部となっている国民性から起因するものなのだろう。また、その生粋の英国気質をコンポーザーの立場から保持し続けている、Wellerの自己プロデュース能力にも起因する。
 
  根っこはモッズ・バンドの人である。
 正確には、パンク・ムーヴメントから派生したニュー・モッズの流れを汲んでいるので、ブラック・ミュージックへの造詣も深い。デビュー当初こそ、比較的パンクのフォーマットに則ったサウンドを披露しているのだけれど、、"Batmanのテーマ"、Kinksの"David Watts"のカバーなど、いわゆる色モノ系ソングをソリッドに自分たち流にリ・アレンジしている。この辺は持って生まれたセンスの問題と思われる。
 
 まだレパートリーの少ない若手バンドのHPのチェック基準として、カバー曲のセンスがよく用いられる。ただ通好みの楽曲だけでなく、例えばベタベタのスタンダード・ソングの調理の仕方、、「おっ、こう来たか」というアレンジの妙によって、その曲に新しい価値観が吹き込まれ、それに伴ってバンド総体のセンス・イメージも好意的に評価される。
 当然、そのためには特定のジャンルに偏らず、様々なジャンルの音楽を聴いていなければならない。すべてが当てはまるわけではないけど、「有能なミュージシャン」になる前に、「有能なリスナー」になる、耳を養う勉強はとても重要だ。いまどきまったく一からオリジナルを作り上げることは、不可能に近いのだから。
 
0238

 多分、ほとんどがWellerの趣味、と言い切って間違いないと思うけど、彼らも初期から積極的にカバーに取り組んでおり、前述の曲だけでなく、Wilson Pickett、James Brown、Small Faces、Curtis Mayfieldなど、ベタな定番から隠れ名曲まで、あらゆる角度から挑戦している。若気の至りのような、荒削り・強引なアレンジもあるけど、経験値を積み重ねることによって、次第にMPも上がっており、それが後期の傑作群"Precious"や" Town Called Malice"として結実する。
 そのうち3ピースでは限界が来たのか、それと同時に自らの音楽的ルーツ・嗜好が、ギター・ドラム・ベースのトリオ構成だけでは賄いきれなくなってきたことが要因で、人気絶頂の中、Wellerは潔く解散の道を選ぶ。

 後年の経緯を見てもらえればわかるけど、決して戦略的な人ではない。ただ、その時その時の自分の感情に素直なだけなのだ。
 今の自分がやりたいことをやる。やりたくないことはしない、とはっきり意思表示する。
 ある意味、パンク・ミュージシャンの基本スタンスであり、潔い考えなのだけど、共同作業・バンド運営という面で見れば、決して正しい選択ではない。せっかく商業的にも安定してきたところなのだから、と助言する者も少なからずいたと思われる。
「取りあえず1,2年休業すれば…」
「サイド・プロジェクトでソロ・アルバムでも出せば…」
 まぁ、多分言っても聞かなかったら、この結果になったのだと思う。

Style-Council-The-Lodgers-79407

 もともとフロント・マンであるWeller一人で持っていたようなバンドなのだから、しょうがない。彼がルールなのだ。
 とにかく、彼は一旦、すべてをリセットすることを決め、解散に伴う事後処理的ツアーを行ないながら、並行して次のステップの準備を進めてゆく。旧知の仲であり、気の合ったMick Talbotを仲間に引き入れ、2人組ユニットStyle Councilを結成した。

 それだけの情熱を持って始めたのが、これまでの純正JAMのファン層からは最も遠い音楽、トレンディーでシャレオツなソフト・サウンドの構築である。
 こじゃれた細身のスーツ(まぁこれはある意味モッズ・アイテムのフォーマットとも被るけど)か、時には業界人を思わせるサマー・セーターを身にまとい、ピッカピカに磨き上げた革靴は捨てて、カジュアルなローファーに履き替えた。
 ギターの音からは歪みが消え、Wellerのヴォーカルからも破裂音、シャウトは少なくなった。ピアノ、時にはストリングスを主体とした、ジャズ、ソウル、ボサノヴァなど、ロック・ビート以外をベースにしたサウンドは、80年代という時流とうまくマッチして、バブル景気に湧きつつあった日本でも大きな支持を受けた。
 
 一聴すると、思いっきり大衆に迎合したイージー・リスニング、耳当たりの良いポップ・サウンドが主流なのだけど、サウンドに反して歌われる内容はかなり重く、当時のサッチャー政権への批判に始まり、鬱屈とした労働者問題などを積極果敢に取り上げることによって、一時はソッポを向いた旧JAMファンの支持も次第に回復した。


アワ・フェイヴァリット・ショップ
ザ・スタイル・カウンシル
USMジャパン (2011-11-09)
売り上げランキング: 38,537



1. Homebreakers
 まるでスパイ映画のようなオープニング。街中の喧騒から始めり、70年代ソウルっぽいサウンドに乗せて、サッチャー政権によって失業・貧困の被害を被った家族の悲劇を、Weller 朗々と歌い上げる。低音のCurtis Mayfieldと例えればわかりやすい。
 
2. All Gone Away
 さわやかな昼下がりを思わせる、ネオ・アコ風味の軽いアコギが奏でられる曲だけど、寂れた商店街とブルジョア階級との対比を皮肉る、やっぱり政治批判を込めたナンバー。
 
3. Come To Milton Keynes
 2.同様、ネオ・アコ路線にちょっぴりノーザン・ソウルのエッセンスを加えたナンバー。
 ベッタベタなストリングスとホーンの響きが、一歩間違えれば無難なムード音楽っぽくなってしまうところを、Wellerのヴォーカルがうまく締めている。
 UKシングル最高23位。
 
 

4. Internationalists
 間奏でMickのオルガンが全開する、アルバムの中では極めてセッション的な曲。かなりファンク成分を強くしたギター・カッティングといい、JAMファンでもとっつきやすくなっている。Wellerのヴォーカルも破裂音が多く、かなりシャウトしまくっている。
 タイトル通り、歌詞もやたらと政治的。彼らに限らず、この時期のUKアーティストのサッチャー政権アレルギーは、相当なものだ。
 
5. A Stones Throw Away
 一転して、弦楽四重奏をバックに、Wellerが朗々と歌い上げる佳曲。革命勢力を唄った、相変わらず左寄りの歌詞。
 
6. The Stand Up Comics Instructions
 Style CouncilはPaul Wellerのソロ・プロジェクトと思われがちだけど、なぜこのバンドにMick Talbotが必要だったのか、それを思い知らされる一曲。
 まるまるアルバム一枚を一から作り上げる技量はないけど、ちょっとしたエッセンスの投入、サウンド・メイキングについては、一流のセンスを持っている。全体の枠組みを俯瞰して、ここにひと味添える、ということができる、決して自分から前には出ないけど、コンポーザーとしてはWeller以上の時がある。
 最後はちょっとDoors"Strange Days"っぽく終わる。
 
7. Boy Who Cried Wolf
 シンセ・サウンドをベースに作られた、同時代のa~haやHoward Jonesなどと比較しても引けを取らない、傑作ポップ・ソング。
 バンドとしては珍しいくらい、センチメンタルなラブ・ソング。なのにどうして、UKではシングル・カットされなかったのかが不思議(ニュージーランドでは最高21位)。

 

8. A Man Of Great Promise
 サウンドとしては比較的珍しく,正調8ビートのネオ・アコだけど、内容は故郷の亡くなった友人の苦悩について。
 
9. Down In The Seine
 バンドネオンをバックに、おフレンチなワルツだけど、内容は中二病。
 
10. The Lodgers (Or She Was Only A Shopkeeper's Daughter)
 彼らの全レパートリーの中でも、俺が一番好きな曲。
 とにかく、Dee C. Leeのヴォーカルが気持ちよく、しばらくヘビロテになっていた時期がある。
 ごく初期のアシッド・ジャズを少しハード目にしたサウンド、ややハスキー気味な声質がちょうど好みに合うせいか、彼女のコーラスが聴けるナンバーなら、自分的にハズレはほとんどないくらい。
 これもいわゆる格差社会についての歌なのだけど、そんなめんどくさいのは抜きにして、後に公私ともにパートナーとなる、WellerとLeeのダブル・ヴォーカルを堪能してほしい(でも別れちゃうんだけどね)。
 
  

11. Luck
 ノーザン・ソウル・スタイルの、バンド・セットでの佳曲。親しみやすいポップ・ナンバーで、歌詞もサウンドも及第点ではあるのだけれど、あまり印象には残らない。悪い曲じゃないんだけどね。どこか一つ惜しい気もする。
 
12. With Everything To Lose
 元曲は、後日サントラの一曲として発売される"Have You Ever Had It Blue"、歌詞とアレンジが別バージョンになっている。スイング・ジャズ風アレンジの元曲に比べ、こちらはボサノヴァ風味。
 灼熱の夏のコテージの涼しい日陰を思い起こさせる、浮ついてこじゃれた感じ、バブル時代を通過してきた俺としては、結構好きな世界観。
 
13. Our Favourite Shop
 Mickのオルガンがたっぷり堪能できる、SpeedometerやNew Mastersoundsなど、現代ジャズ・ファンクの先駆け的な曲である。
 この人に関しては、ほんとメインを張るより、誰かのバックで弾いてる方が、すごくセンスが映える。インストだとスパイスだけ目立ってしまって、満腹感が出ないのだ。
 
14. Walls Come Tumbling Down
 UKシングル・チャート最高6位。ファンの中でも1、2を争う、「Style Council’s Soul Music」とでも言うべき傑作。
 イントロのハモンドから、高らかに響き渡るホーン・セクション、眉間に皺を寄せて「壁を崩せ!!」とがなり立てるWeller。ここまで大人しくしてたのは、ここで一気に爆発させるためだ!!、とでも言わんばかりに、こめかみの血管の青筋がうねり捲っている。
 同じく、ここぞとばかりにバカスカ叩きまくるSteve White。そして、そんな彼らを見守るかのように包み込む、Leeのバック・ヴォーカル。ここでは誰もが、アルバム中で一番の仕事をしている。
 ただ、このアルバムによって、Style Councilの基本フォーマット並びにバリエーションは完成されてしまい、この後の新展開はグッとレベルが下がる。バンド継続のため、サウンドの細分化に走ることによって、Style Council、そしてWeller自身も迷走状態に入る。

 

15. Shout To The Top
 多分、彼らの全楽曲において、日本での認知度は一番高いはず。聴けば、「あぁ、あれ」と思い出させる、しばらく平日朝8時のオープニング・テーマとなっていたナンバーである。佐野元春との同時代性(類似性)はよそでさんざん語り尽くされているので、ここではUKシングル・チャート最高7位とだけ付け加えておく。




 前述したように、この後彼ら、特にWellerは、JAMの時同様、拡大再生産の道は取らず、新しいサウンドを求めて探求者の道を選ぶ。
 突然ハウス・ミュージックに目覚めて気張って作ったはいいけど、あまりのキャラクターの変化にレコード会社が発売拒否、アルバム丸ごと1枚ボツにされたり(『Modernism』)、多分復活したBryan Willsonに影響されたのか、ピアノ・オーケストレーションなアルバム(『Confessions of a Pop Group』)を作り、あまりの地味な内容のため、大幅にセールスを落とすなど迷走し、結局6年あまりの活動期間で解散する。
 
 その後、ソロになってからのストーリーも、いかにもWellerらしいのだけれど、それはまた後日。



Greatest Hits
Greatest Hits
posted with amazlet at 16.02.06
The Style Council
Polyd (2000-09-18)
売り上げランキング: 25,850
The Style Council: Classic Album Selection
Style Council
Universal UK (2013-07-23)
売り上げランキング: 126,220

録音オタクの到達点 - Steely Dan 『Aja』

aja 1977年発売、6枚目のアルバム。USチャート最高3位、UKチャート最高5位。
 ちなみにこの年のビルボード・アルバム年間チャートを調べてみると、1月はStevie Wonder『Song in the Key of Life』とEagles『Hotel California』とが、ほぼ1週ごとにNO.1を争奪し合っており、その後、Barbra Streisandのサントラが2か月弱独占、再びEaglesが盛り返した後、ここでモンスター・アルバムFleetwood Mac『Rumours』が登場、ひと月ごとにNO.1の座を巡っての熾烈な争い、年末のLinda Ronstadt登場まで、しばらくバトルが続く。

 StevieといいEaglesといい、そしてFleetwood Macもそうなのだけど、1977年の彼らに共通しているのは、いわゆるピーク・ハイ、アイティスト・パワーのピークに達した頃であり、どのアルバムも普遍性の高い、今でも充分評価に値するクオリティの作品であること。ちょうどパンク・ムーヴメントの波が押し寄せつつあった頃で、旧来のロックやポップスは爛熟期を迎えている。
 こうして並べてみると、取り立ててセンセーショナルな話題もなく、ルックス的にも地味で、口ずさみやすいシングル・ヒットもないSteely Danが、なぜトップ10に入ることができたのか。このラインナップと互角に争ったのは、何かの間違いなんかじゃないの?とさえ思えてしまう。
 
 決して万人に受け入れられる、わかりやすいサウンドではない。
 誰もが口ずさめる、覚えやすいメロディーがあるわけでもない。
 ただ、一度虜になってしまったが最後、正体不明の吸引力が前頭葉を刺激し、趣味嗜好までを一遍させてしまう、不思議な魔力のあるサウンドである。
 このアルバム、そして長い沈黙に入る前の『Gaucho』には、その傾向が強い。

steely-dan-1978

 1977年当時のアメリカのポピュラー・ミュージック・シーンの動向として、ディスコ・サウンドの躍進、急激な商業化に伴うオールド・ウェイヴの疲弊、水面下で台頭しつつあった、パンク~ニュー・ウェイヴ・ムーヴメントの成長が挙げられる。他にも、Billy Joel、Jackson Browneらによるシンガー・ソング・ライター・ブームなどもあるのだけど、業界全体を巻き込むほどの影響力は持ち得なかった。
 高度でシステマティックな産業化によって、当初の先鋭性が失われつつあったロックもだらしなかったけど、それよりもはるか昔に没落していたはずのジャズ・シーンにて、唯一怪気炎を上げていたのが、フュージョン~クロス・オーバー界隈のミュージシャン達である。特に勢いがあったのが、旧来のジャズ・ミュージシャンではなく、これまで裏方に甘んじていたスタジオ・ミュージシャンらである。
 目新しく、革新的なアイディアが創出されたわけではない。ファンクやラテン、アフロ・ビートのエッセンスを少し加え、ロックのフォーマット・文法のみでは表現しきれないサウンド・テクスチュアを作り上げたのが、彼らの行なったことである。

 もともとNYで、売れないソング・ライター・チームとして糊口を凌いでいたDonald FagenとWalter Backerの2人のデモ・テープが、プロデューサーGary Katzの目に止まったところから、このストーリーは始まる。
 ソングライター志望の二人にとって、自ら表舞台に立つことは本意ではなかったのだけど、このチャンスを逃すことは大きな損失であることは明白だったため、多少の妥協はやむを得なかった。なので早速西海岸へ足を運び、取りあえず参加してくれそうなミュージシャンに片っ端から声をかけ、そしてどうにかかき集めたのが、急造バンドSteely Danのスタートである。
 当初こそ、普通のバンドに倣って、全米各地をくまなくツアー→アルバム制作→そしてまたツアー、のループを繰り返していたわけだけど、そもそもインドア体質だったFagen & Beckerにとって、客前に立つことはストレスでしかなく(とはいっても後年はステージ活動がメインとなってゆくのだけど)、次第にバンド・メンバーとの間には溝が生じてゆく。
 バンドの運営方針にも深く関与していたGaryにとっても他人事ではなかったので、だったら、ということで、次第にバンド体質からの脱却を図り、徐々にソング・ライター・チーム主導のバンド運営へと移行してゆく。

710c2bc6 (1)

 簡単なコード進行だけ決めて、テープをダラダラと長回し、延々と続く単調なセッションを繋ぎ合わせてアルバムを作り上げるという、いわゆるRolling Stonesタイプのレコーディング・スタイルは、Fagen & Becker、そしてGaryの目指すところではなかった。
 自分たちの頭の中で鳴っている、「こうあるべき」というサウンドを、完璧にコントロールした状況下で制作したい―。
 スタジオ内で奏でられる音楽とは、何よりも最上位に位置するものであり、ソングライターはもちろん、ミュージシャンでさえも、完璧なサウンド構築のための道具・奴隷に過ぎない。ましてや、そのためには純粋なスタジオ・ワークを優先すべきである。
 そう突き進めて考えると、不完全な再現行動である、ライブに時間を割くのは、もっての外だ―。
 
 というわけで、バンドを一堂に集めて一発録り、というようなシンプルなセッションは、次第に少なくなってゆく。プロデューサーとメイン・ソングライターの3人でスタジオに籠る時間が多くなり、相対的にライブは少なく、レコーディングの間隔も長くなってゆく。下手すると、レコーディングする時間より、3人がスタジオ内で音をいじる時間の方が長いのだ。よって、彼らの間では次第にフラストレーションが溜まってゆき、一人また一人と脱退を表明してゆく。言い方を変えると、非常に合法的なリストラだ。
 
 晴れて自分たちの王国を作り上げたFagen & Becker、Katzは、レコード会社より膨大な予算を引っ張り、贅を尽くした一流ミュージシャンらを次々と起用、終着駅の見えないレコーディングを開始する。
 すべては完璧なサウンドのために。

img_4

 新鋭モデル山口美也子による、エキゾティック感漂うジャケット、ビッグ・バジェットをふんだんに使えることによって実現した、大量の有名ミュージシャンの起用が話題となったアルバムだけど、そういった予備知識を抜きにして、何の先入観もなく聴いてみたとしても、その完成度・録音レベルの高さには、納得できると思う。
 金はかけているけれど、決してわかりやすいゴージャスではない。
 たゆまない手間ヒマと細部へのこだわり、それらが結果的に予算の拡大につながっただけであり、決して予算ありき、オールスター・キャストありきで始まったプロジェクトではない。
 
 正直、万人向けのキャッチーなアルバムではない。当時最高のミュージシャン達の熟練したプレイを堪能するのも良いし、または、極上のAORとして、やや耳に残りやすいBGMとして聞き流すのも良いだろう。
 逆に返せば、そんな間口の広さが、当時も今も新たなオーディエンスを獲得し続けているのだろう。

 覚えやすいフレーズは少ないが、なぜか不思議な吸引力を持つ、そしてどこかに引っ掻き傷を残すようなサウンド。
 その傷口は深く、そして長く残る。
 傷は再び深く、そして大きく広がるのだ。


Aja
Aja
posted with amazlet at 16.02.06
Steely Dan
MCA (1999-11-23)
売り上げランキング: 3,413


 
1. Black Cow
 どの曲もそうなのだけど、この曲はFagen &Beckerではなく、Larry Carlton(G) Paul Humphrey(Dr) Chuck Rainey(Bass)らがメイン。特にリズム・セクションの独壇場。ギターやエレピの上物が適所に被さっているけど、メインはHumphreyとRaineyの2人。
 Fagenのヴォーカルも、メインを譲り、プレイを邪魔していない。
 ずっと聴いていたい曲だけれど、なぜ黒い牛?
 
 

2. Aja
 有名な、Steve Gadd(Dr)とWayne Shorter(T.Sax)のインタープレイ。久しぶりに聴いてみたが、やっぱスゲェ!! 
 プレイもさながら、この曲・このサウンドのために、コンポーザーとして、この音を要求したFagen & BeckerとKatzもまた、ナイスな選択。
 全員集めてのセッション録りではなく、セクションに分かれてのレコーディングだったのだけど、見事な一体感があるのはなぜなのか。
 どのプレイも、個々単体ではアクの強すぎるのだけど、そこをプロデュース・チームらがうまく調和させている。
 一流同士のプレイは、高いレベルで親和力をも高めるのだろう。
 Carltonも気張ってギター・ソロを決めている。
 
3. Deacon Blues
 転調に次ぐ転調など、複雑な構造を持つ曲が多いSteely Danとしては、比較的起承転結のはっきりした、このアルバムの中ではわかりやすい曲。Bernard Purdie(Dr)のおかげなのか、Gaddほど音質が重くなく、リズムが少し跳ね気味になっている。その分、倍音が少ない声質のFagenのヴォーカルが、珍しくメインとなっている。
 サウンド至上主義の弊害として、トラックの一構成要素という、シンガーとしては屈辱的な、単なる楽器的な扱いを受けていた(それに甘んじていた面もある。どうにも自信が持てなかったのだろう)ヴォーカルが、ここでは大活躍。興が乗ってソウルフルな唱法を聴かせている。
 Pete Christlieb(T.Sax)もAORっぽく、やや情緒的で良い。
 あまり目立たないけど、Carlton , Lee Ritenour(G)の地味なギター・バトルも上級者にはオススメ。
 久しぶりに聴いたけど、うん、プロの仕事だ。
 ビルボードでは最高19位まで上昇したシングル。
 
 

4. Peg
 Rick Marotta(Dr)、Raineyらリズム隊によって、さらにリズムが軽くなる。
 シングル・カットされただけあって、前曲同様、サビなども口ずさみやすい曲。
 Michael McDonaldらによるコーラス隊も、どこか楽しげ。
 Steve Khan(G)のリズム、Tom Scott(Horn)によるリフも覚えやすく、初心者にも聴きやすい。
 ビルボード最高11位、カナダでは最高7位にまでチャート・インした。
 
 

5. Home At Last
 小編成でレコーディングされた、Purdie とRainey大活躍の一曲。
 全体を引っ張るシャッフル・ビートが気持ちよく、長い時間聴いていても飽きない。
 Carltonもノリノリで引きまくっている。
 
6. I Got The News
 ここまで聴いてきて、このアルバムがRaineyの物であることに、初めて気がついた。Ed Greeneによって、さらに跳ねまくるシャッフル・ビートを、うまく要所を押さえて作り上げている。もちろんコンポーザー達の構成力の賜物なのだけれど、個々の技量レベルが高すぎる。
 特にRainey。不動のリズムを刻んでいる。
 一番Jazzに寄り添った一品。
 
7. Josie
 Carlton大爆発の一曲。ファンクとジャズとソウルの奇跡的な融合。
 Jim Keltner(Dr)の重いサウンドに負けず、Carltonがファンキーに攻める攻める。
 Fagenも”Do it Again”ばりにシャウトを聴かせる。

45a9fd5c




 この後3年ほどかけて、彼らは最後の傑作『Gaucho』を生み出す。
 制作中、マスター・テープ紛失のトラブルに見舞われたり、私生活的にもゴタゴタがあったりなど、なにかと呪われたレコーディングには、心底うんざりしたのだろう。
 二人は一時的にコンビを解消、しばらくの間、Fagenはソロ活動、Bekkerはハワイに移住。個々にマイペースな活動、休養の後、90年代半ばになって、突如再結成、これまたマイペースでツアーを行ないながら、時々ソロ活動も並行しながら、近年ではもっぱらアメリカ中心に活動している。以前は頑なに否定し続けていた、ツアー中心の活動である。
 ライブ映像を見てみると、もはや完璧なアンサンブルを求めることはなく、もっと緩い感じのステージ内容になっている。
 もちろん、無名ながらもかなりの腕利きミュージシャンを使っているので、破綻はない。懐メロリサイタルのように、安心して聴くことができる(実際、ターゲットはその辺の年齢層だろう)。
 今頃になってライブで得られる高揚感に目覚めたのか、それとももう、スタジオに籠りっぱなしの、修行僧のように禁欲的なレコーディングには嫌気がさしたのか。
 
 いずれにせよ、Steely Danとしてのアルバム制作は、しばらくなさそうだ。



Very Best of Steely Dan
Very Best of Steely Dan
posted with amazlet at 16.02.06
Steely Dan
Mca (2009-07-21)
売り上げランキング: 17,684
彩(エイジャ) [DVD]
彩(エイジャ) [DVD]
posted with amazlet at 16.02.19
日本コロムビア (2002-12-11)
売り上げランキング: 120,873

脱いだらスゴイ男、本気を出す - Prince 『Lovesexy』

 lovesexy_front_sleeve_12 1988年発表、USチャート11位、UKチャートでは1位を記録したアルバム。
 このアルバムが取り上げられる際、必ず持ち出される話題というのが、ほぼ決まって、その「個性的かつ露悪的な全裸ジャケット」。よほどのナルシストか、病的な露出癖でもない限り、なかなか思いつかないデザインである。やる方もやる方だけど、これを許可したワーナーもまた、なかなかの漢っぷり。まぁどうせ言ったって聞きやしないだろうから、というのが実情なのだろうけど。
 ただ、基本真面目な性格なのか、なんかいじりづらい雰囲気を漂わせているのが惜しいところ。例えば、レッチリがシングルでやった、通称「チンポカバー」ジャケットみたいに笑えるわけでもない、非常に大真面目な顔でポーズをとっている。やましい視点を抜きに見れば、どこか決意表明的な凛々しさすら感じさせる。
 
 キリスト教文化圏の影響下にあるアメリカでは、日本人が思っている以上に性的表現・モラルに関する規制が恐ろしく厳しい。地上波でのヌード・シーンなどもっての外だし、無修正のポルノグラフィーなどは、一応合法ではあるのだけれど、大方の典型的なWASPの目には届きづらいよう、メインの売り場からは巧妙に隠されている。
 そのような事情もあってか、本国アメリカにおいてこのアルバムのチャート・アクションが低いのは、店頭にディスプレイすることを拒否した店舗が数多くあった、という事情がある。

 「作詞作曲演奏プロデュースのすべてをこなす、R&B界のマルチプレイヤー」として、これまで小ヒットはいくつかありつつも、あくまでR&Bのフィールド内で活動していた初期のPrinceだったのだけど、2枚組アルバム『1999』がUS総合チャートで健闘し、そこからロック・ファンの注目を集めることとなる。

350a67b7

 主演映画と合わせて大ヒットを記録した次作『Purple Rain』にて、スターダムへの階段へ一歩足を踏み入れたPrince、その後、『Around The World In A Day』『Parade』『Sign "o" The Times』と才気溢れる作品を、ほぼ1年に1枚のハイ・ペースでリリースしている。どの作品もクオリティが高く、並みのアーティストなら一生に1枚作り出せるかどうか、といったレベルの作品を、この時期は一気にまとめて量産している。
 しかもこの間に、一糸乱れぬ完璧なバンド・アンサンブルを見せる、極上のエンタテイメント・ライブ(James Brownを範としていたらしい)を数多く行ない、そのついでにもう一本、主演映画(『Under the Cherry Moon』)を撮っている。自前のスタジオ(Paisley Park)を構えることによって、少しでも時間があれば、スタジオに籠ってレコーディングを続けていたらしく、500以上の未発表曲があり、それがいつでもリリースできるクオリティにパッケージングされている、という伝説が流布されたのも、この頃(唯一女性には目がなかったらしく、来日公演時には、アフター・ステージ後、目をつけたグルーピー達をピックアップしてホテルに連れ込むことを繰り返していたらしいけど)。
 
 作品としてのクオリティは、常にとんでもない水準を維持してはいたのだけど、実のところ、セールス的には次第に下降の一途を辿っており、決して順風満帆だったわけではない。
 バック・バンドRevolution解散後、独りでスタジオに籠って2枚組『Sign "o"  The Times』を製作、その後、色々なしがらみに嫌気がさしたのか、突如Princeというネーム・バリューを捨てる行動に出る(この後、この人はもう一度、改名騒動を起こす。結局また戻すのだけど)。
 純粋に音楽性だけで勝負しようとしたのか、完全な匿名性を実現するため、タイトルもクレジットもジャケットもすべて真っ黒、通称『Black Album』をリリースしようと計画する。
 しかし、テスト・プレスもラジオ局に配られ、本プレスも佳境に差し掛かった頃、突然の発売中止がアナウンスされる。Princeのクレジット無しでは大きなセールスが見込めない、と判断したレコード会社の圧力なのか、それともPrince自身、ギリギリのところでチキンになったのか。
 当時も様々な憶測が流れたのだけど、言い分としてはどっちもどっちの様相を呈しているので、真偽のほどは定かでない。
 結局、テスト盤も回収され(当然すべてが回収できるはずもなく、これをベースとした様々な形態のブートが、地下で流出した)、その騒動の2か月後にリリースされたのが、このアルバムである。

1f4f35b3

 俺が初めて買ったPrinceのCDが、この『Lovesexy』だった。
 まだケツの青い十代後半の男が、ナルシスティックなポーズで遠い彼方を見ている、ヒゲヅラの黒人が写っているジャケットを持って、札幌のタワー・レコードのレジへ向かうには、相当な勇気が要った。
 -と言えば、話の流れ的にはいいのだけれど、実はそんなに記憶がない。
 日本の、少なくとも札幌では普通にトップ・コーナーでディスプレイされており、センセーショナルなジャケットとして話題を呼び、それなりに売れていた記憶がある。


LOVESEXY
LOVESEXY
posted with amazlet at 16.02.04
プリンス
ワーナーミュージック・ジャパン (2005-05-25)
売り上げランキング: 124,849



1. Eye No
 Ingrid Chavezのささやくようなダイアローグ、Princeのシャウトからスタート。低音を抜いた人工的なドラムの音色と、気の抜けたホーンセクションが続く。
 極限まで音を抜いてグルーヴを保つスタイルは『Parade』でも実験済みだけど、もう少しポップ寄りとなっている。『Black Album』の反動だろうか?
 
2. Alphabet St.
 シングル・カット1弾。US最高8位、UK最高9位。
 リズム・カッティングをメインとした、Princeのギターが堪能できる曲。
 ドラムはあくまでも軽く、様々なエフェクト音が絡み、たまにシャウトもしているのだけど、熱くなり切ってはいない。
 Cat Gloverによる間奏のラップが聴きどころ。

3. Glam Slam
 シングル・カット2弾。US R&Bチャート44位、UK29位。
 当時のチャート・アクションは地味だったけど、リリース当初から隠れた名曲扱いされており、後年になってから更に評価が高まった。
 抑えたヴォーカルにオブリガードたっぷりのPrinceのギターが良い。『最も過小評価されているギタリスト』の称号を持つだけあって、聞かせどころがホントうまい。
 結構手クセの多いPrince、ギター・ソロなどを聴いていると、それほど引き出しがあるわけではないのだけど、曲調に合った的確なフレーズを瞬時に弾けるというのは、それだけトータルのサウンドの捉え方、動体神経が優れているのだろう。
 終わりのシンセの適当弾きも結構好き。

a4b70883

4. Anna Stesia
 ちょっとファンキーなジャジー・ラップといえばわかりやすい。Sheila.E含む女性コーラス3名を従えて、ピアノ・ソロとギター・ソロとが交差する。重い。でも良い。

5. Dance On

 ここからが、レコードで言うB面。スタイルとして、オーソドックスなファンクのフォーマットを使用。
 ペシャペシャ軽いドラム、重いベースと、好き放題なギター・ソロ。
 やはり普通のファンクには終わらない。
 サビの”Dance On !!”がクセになる。

6. Lovesexy
 タイトル曲なのだけど、いつ聴いても印象に残らず、俺的には地味な曲。
 いや、もちろんレベルは高いのだけど、俺だけに限らず、多分誰が聴いても、あまり印象に残らないと思う。
 とっ散らかった曲なので、部分部分だけ聴いてみるのも良いかもしれない。
 
7. When 2 R in Love
 リリース当時から、「ドロドロのどファンク・アルバム」とプレス・リリースされていた、あの『Black Album』収録曲で、おかげであらぬ注目を受けてしまった、ちょっと可哀そうな立場の曲。。
 幻のアルバムの中から選りすぐった曲が、遂にその姿を現した…、と盛り上がったはずなのだけれど、あれ?と思ったのは俺だけではないはず。あの『Black Album』の曲がこれ?という、なんとも肩すかしな印象だった。
 少なくとも、一般的なファンクではなく、Everything But The Girlあたりが歌っても違和感のないくらい、それほどシンプルなスロー・ナンバー。寄りによって、何でこれ?この辺がPrince流の、いわば「スカし技」なのだろう。

47a92e27

8.  Wish U Heaven
 シングル・カット3弾。US R&B18位、UK24位。
 いかにも80年代っぽい、ロック・テイストをまぶしたポップ・ソング。
 シングル・カットも3枚目となると、あまり話題にもならないものだ。
 
9. Positivity
 ちょっとワールド・ミュージックっぽいシンセ・ドラムのリズムに乗って、語りかけるようなPrinceのヴォーカル、それに女性ヴォーカル2人と、やはりソロ・ギターがねちっこく絡む。
 ラストにこの曲を持ってきたことによって、Princeの決意表明が感じられる。
 後半にラップが導入されているけど、よく言われるように、Princeのラップはそんなにうまくない。
 ラップだけ取り出して聴けば、そりゃ素人に毛の生えたレベルだけれど、これにPrinceによるバック・トラックが絡むと、普通に良い。
 トータルとしてのサウンドのまとめ方を重視しているのだろう。




 ちょっとオフ気味のPrinceのヴォーカル、これまでにないくらい弾きまくるギター、低音を抜いた、あえてチャチに仕上げたドラム音。ほとんどこれだけでサウンドの骨格が成立している。
 にもかかわらず、曲調はバラエティに富んでいる。
 曲間なしノンストップで、まるまるアルバム一枚を一つの組曲として扱うことによって、その限定された条件が逆に功を奏し、キャリア中で最高のファンク・アルバムを作り上げた。
 この限定されたパーツの順列組合せだけで、どこまでバラエティを持たせた作品ができるのか。
 ある意味、Princeの実験精神が才気煥発した、ほぼ最後の作品である。
 
 このアルバムから見事にセールスが急落し、このままフェード・アウトするかと思いきや、『Batman』サントラの大ヒットによってやや復活、にもかかわらず、この数年後、あの有名な改名騒動が持ち上がり、レコード会社と泥仕合の末、どうにかこうにかして独立、「これからはネット配信の時代だ!」といち早くサイト立ち上げ、配信限定アイテムを連発するも、すぐに飽きてやめてしまう。
 やっとまともにCDを制作したと思ったら、通常の販売ルートには乗せず、新聞や雑誌のおまけにしてしまうアマノジャク振り。

 最近では、若い娘たちとバンド結成、時たま思い出したようにシングルをリリースしているが、やはり全盛期の面影は見当たらない。
 今度、『Purple Rain』30周年をきっかけに、20年振りにWarner復帰、バック・カタログのリマスター&ニュー・ アルバム・リリースが進行中のようだけど、どうせまた気まぐれで、それもどうなることか。
 
 それでも、我々は信じるのだ。
 また近い将来、Princeは必ず復活するだろう、と。
 そう信じながら、我々Princeファンは、今日も生きている。



Hits & B-Sides
Hits & B-Sides
posted with amazlet at 16.02.04
Prince
Warner Bros / Wea (1993-09-27)
売り上げランキング: 10,436
Prince: Live at the Aladdin Las Vegas [DVD] [Import]
Hip-O Records (2003-08-19)
売り上げランキング: 84,695
カテゴリ
北海道の中途半端な田舎に住む、そろそろアラフィフ男。ほぼ週1のペースで音楽ブログ更新中。節操ない聴き方と思われてるけど、自分の中では一貫してるつもり。 最近は蔵書の整理がてら、古い本を再読中。ジョン・アーヴィングから始まって、フィッツジェラルドやゾラ、モームなど、いわゆる古典の復習中。いつになったら終わることやら。新刊読めねぇや。
QRコード
QRコード
最新コメント

音楽 ブログランキングへ


にほんブログ村 音楽ブログへ
にほんブログ村




アクセス
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計: