351位 Roxy Music 『For Your Pleasure』
デビュー当時からキワモノ扱いで、この時点でもまだ英国ロック界で異彩を放っていたロキシーの2枚目。やっと時代が追いついたのか、安定したチャート・アクション。
当時のアー写見ると、とりあえず目立ちたい企画モノ路線、出オチしか狙ってない一発屋なんだけど、よく持ったよな半世紀も。イーノ&フェリーのブライアン組以外は、普段どうやって食ってるのか知らんけど、なんだかんだくっついたり離れたり、程よい距離感とペースを保って活動し続けているので、多分、今後も不定期に小ツアーを行なってゆくのだろう。
ビートやらグルーヴ感やらインプロビゼーションやら、さまざまな要素が付加されて、フォーマットが固まりつつあった「いわゆるロック」をベースとしながら、それを蹴り飛ばして独自のセンスと思いつきで再構築していたのが、初期ロキシーだったと思う。ロックンロールとヨーロピアン・ポップと電子音楽という、こうして書いてるだけでも胸やけしそうな食い合わせを無造作に投げ出している。
歪んだ美意識とヘタウマなアンサンブルが拍車をかけることで、誰にも思いつけない、思いついたとしても実行しようと思わないサウンドは、その後のアヴァン・ポップの礎となっている。なので初期ロキシー、当時は雑にグラム呼ばわりされていたけど、音だけで言えばプログレ、個々のキャラが八方に突出したパフォーマンス集団として捉えた方がスッキリする。
アルバム全編通して展開される、不安定で刹那で自意識過剰で思いつき優先なアンサンブルは、聴きやすさを優先したものではない。唐突に変なサックスソロやシンセ、っていうか電子オルガンが割り込んできたり、後期のムーディさとは相反する猥雑さが展開されている。まぁ大体はイーノだけど。
ロキシーの日本人カバーがなかなか見つからなかったので、無理やり変化球でフェリーの「Tokyo Joe」。有名なのは坂本龍一+渡辺香津美による伝説のユニット:キリンのヴァージョンだけど、他の音源リリースがあったので、こっちを紹介。
元サンディー&ザ・サンセッツのベーシストだった恩蔵隆、84年のリリース。ちょっとアカデミックで敷居の高いキリンに対し、こちらはニューロマ/テクノポップでアレンジされており、怪しげな猥雑さがうまく表現されている。ちょっと下世話なくらいがいいな、この曲は。
前回351位はNeil Young 『Rust Never Sleeps』。今回は296位。
352位 Eminem 『The Slim Shady』
(270位→275位→352位)
2022年度ロックの殿堂入りにノミネートされたエミネムのメジャー・デビュー作。今回は大幅ランクダウン。
もうリリース25年になるんだな、このアルバム。当時はちゃんと聴いてなかったけど、音楽・ビジュアル・ファッション、何でもかんでも「エミネム至高」という時代だったから、意識しなくても「My Name Is」は耳タコだった。
四半世紀も過ぎてたら、ヒップホップの世界ではもう古典と言っていいはずなんだけど、ちゃんと最初から聴き返してみても、そんな古くささや大御所感はまったくない。ほんとにない。
ーエミネムは最初から、ずっとエミネムだった。そう気づかされてしまうアルバムでもある。
勢いだけのオラつきじゃなく、正統派のライムを愚直に積み上げる彼のパフォーマンスは、すでに完成の域にあった。安易な小細工を弄することもせず、ただ己の深化のみを追求し続けるエミネム。
ちょっと持ち上げ過ぎかもしれないけど、そういうことなのだ。コレとレイテスト・トラックさえ聴いていれば、エミネムはおおよそ理解できてしまう。
オリジネイターとして、白人ラッパーの頂点で君臨し続けるエミネム。でも、それ以降で彼以上のインパクトを持ったニューカマーが出現していない。
シーン全体としては、それが大きな問題なのだ。
前回352位はDire Straits 『Brothers in Arms』。今回は418位。
353位 The Cars 『The Cars』
日本ではもっぱら84年リリースの5枚目『Heartbeat City』が代表作として、ていうかリック・オケイセクがハエになって彼女を追いかけ回す「You Might Think」PVの印象が強烈なカーズ。ランクインしているのはこのデビュー作のみで、その『Heartbeat City』やバカ売れした『Greatest Hits』は、影も形もない。
シンセとの親和性が高いコンテンポラリー・ポップ・ロックという認識だったのだけど、21世紀アメリカではむしろ、ニューウェイヴのフィルターを通したガレージ・ポップとしての評価が高いらしい。イヤほんとはみんな「Shake it Up」好きって言いたいんだろ、スカしやがって。
デビューから順調にセールスもポジションもランクアップしていって、これといったスランプも経験しなかった彼ら、『Greatest Hits』の次に出したオリジナル作『Door to Door』が大コケしてしまい、それでやる気なくしちゃって自然消滅したのは、80年代洋楽ファンにはわりと有名な話。その後、しばらく音沙汰なかったけど、オケイセク以外のメンバーがなぜかトッド・ラングレンを担ぎ上げてNew Carsとしてリユニオン。
トッドが絡んでいる縁で俺も聴いたけど、一回しか聴いてねぇ。付き合いでやった感がハンパない。
晩節を汚されたままじゃかなわん、とでも思ったのか、オケイセクがようやく重い腰を上げて、オリメンでアルバム制作したのが、2011年。その後も一時的に再結集したこともあったけど、2019年オケイセクが亡くなったため、ほんとの終止符が打たれた。
前回353位はKanye West 『My Beautiful Dark Twisted Fantasy』。今回は17位。
354位 X-Ray Spex 『Germfree Adolescents』
初期UKパンクではまだ珍しかった、女性ヴォーカルの紅一点バンド唯一のスタジオ・アルバムが初登場。パンク・スピリッツに後押しされた初期衝動の勢いだけは天下一品、元祖ヘタウマ・バンドとしても知られる彼らだけど、アンサンブルは案外ちゃんとアレンジされており、ポップで聴きやすい。
ヴォーカルのポリーだな、いろいろハズしてるのは。ただ、そんなアマチュアリズムの拙さという異物が引っかかりを残しており、バランスよく配置されたアンサンブルに奇妙な揺らぎを与えている。
初期パンクに多く存在する、「ピストルズのライブに衝撃を受けて結成されたバンド」のひとつの彼ら、オーソドックスなギター・バンドにエキセントリックな女性ヴォーカルだけではインパクト弱いと思ったのか、パンクにしては珍しくサックス担当がおり、そこがひとつの武器になっている。ガチャガチャしたガレージ・ポップと案外本格的にブロウしまくるサックスとのコンビネーションは、多分思いつきだったんだろうけど、結果的に奇跡的な化学反応となっている。
試験管をモチーフとしたポップなアルバム・アートワークは見たことある人も多いはずだけど、キワモノっぽさが災いして、日本では知名度すら低かった彼ら、90年代以降のオルタナ・シーン、LUSHや少年ナイフからリスペクトされた勢いで2枚目のスタジオ・アルバムをリリースしている。いるけど、当然のように売れなかった。そりゃそうだ。
女ジョニー・ロットンみたいな歌い方のポリーばかりフィーチャーされがちで、その他大勢的な演奏陣の影は薄いのだけど、初期UKパンクにしては案外ちゃんとしている。おそらくEMIが相当介入したと察せられるプロデュース・ワークによって、疾走感とポップ性とのバランスが絶妙に配置されている。
前回354位はBilly Joel 『52nd Street』。今回は圏外。
355位 Black Sabbath 『Black Sabbath』
先日、故郷バーミンガムで久しぶりに2人揃ってステージに立ったオジーとトニー・アイオミ。もともと決まっていたアイオミのショウに、たまたま体が空いてたオジーが乗っかっただけなので、その後の予定は未定。体力的にツアーは無理そうだけど、単発のイベント出演なんかは続けていくんじゃないかと思われる。
そんなサバスのデビュー作だけど、前回より大きくランクダウン。このアルバムも当時は欧米各地で売れてるけど、やっぱ次作『Paranoid』の方がインパクト強いし有名曲もたくさん入ってるので、そっちと比べると分は悪い。
雷雨のSEから始まるオープニングや、「Evil」やら「Wizard」といったワードセンスやら、当時のスピリチュアルな悪魔崇拝ブームに乗っかったバンドは他にもいたはずだけど、このジャンルで最も長く生き永らえているのはサバスであり、随一無二のフロンティアとして、今も君臨し続けている。80年代に入ってからちょっと息切れしたけど、コンセプトはずっとブレてないんだよなサバス。何でもそうだけど、やっぱ継続は力だ。
アルバム邦題『Black Sabbath(黒い安息日)』もそうだけど、「The Wizard(魔法使い)」「Wicked World(悪魔の世界)」のようなシンプルな直訳には、当時の洋楽担当ディレクターの趣味とこだわりが強く反映されている。「Evil Woman」を「魔女よ、誘惑するなかれ」と意訳してしまう力技からは、文系由来のペシミスティックな詩情が漂っている。
サバスの日本人カバーを長らく探していたのだけど、曲名「Black Sabbath」で検索したら、案外早く見つかったフラワー・トラヴェリン・バンド。内田裕也プロデュース、すっ裸でバイクを走らせるヘルス・エンジェルスのジャケ写は、いまだ異彩を放つ。
ミュージシャンでありながら、古い日本のロックにも造詣の深いジュリアン・コープも高く評価しており、入魂の大作評論「Japrocksampler」にもジャケ写が使われている。実際、音を聴いてみると、ほぼ完コピなのだけど、考えてみればまだ無名に近かったサバスを選んだ慧眼、今のように参考になる動画もない時代、ほぼ音源のみでここまでのクオリティに仕上げてしまうのだから、当時のバンドのポテンシャル、そして内田裕也の先読み力の凄さをあらためて感じる。
実はすごい人だったのだな内田裕也。
前回355位はYardbirds 『Having a Rave Up』。今回は圏外。
356位 Dr. John 『Gris-Gris』
ブルース界の重鎮ドクター・ジョンのデビュー作、今回は大きくランクダウン。ちなみにタイトルの「グリ・グリ」はブードゥー教の御守り・儀式という意味らしい。なるほど。
南部ブルースにはほぼ興味のなかった俺的にもドクター・ジョン、ロックの基礎教養として、72年リリース『Gumbo』が代表作と思っていたのだけど、今回は圏外。どうやら今はこちらの方が評価高いらしい。
80年代のロック名盤ガイドでは、セカンドラインの定番として『Gumbo』がセレクトされていた。半世紀を経て、いわば見世物小屋的なキッチュなアプローチが一周回って評価されるようになった、ということなのか。まぁ今どきいないよな、メジャーでこんな人。
クラプトンやストーンズらUK勢によって、次第にモダンにポップに調理されつつあったブルースを、泥くさく閉鎖的な方向へ引き戻したのが、Dr.ジョンだった。スマートさとは対極の、未開地の部族の雄叫びを模した呪術的なコーラスや無愛想なダミ声ヴォーカルは、コンテンポラリーに傾倒しつつあったブルースへの警笛だった。
ちなみに本名はMalcolm John Rebennack Jr.で、ドクター・ジョンは芸名。名前の由来は19世紀、ニューオーリンズに実在したブードゥー教司祭から取られている。なんでドクター?ってずっと思ってたけど、やっと謎が解けた。なるほど。
他のランキングは、かつての代表作『Gumbo』が、398位→404位と来て、今回は圏外。
多分、YMO以前の細野さんならカバーしてるんじゃね?と適当に思って調べてみたら、確かにやってた。やってたけど、全然斜め上のアプローチだった。
73年にヒットしたニューオーリンズ・ファンク「Right Place Wrong Time」だけど、ソロではなくYMO散開後のユニットF.O.E.名義でのカバー。1984年の作品なので、ゴリゴリのエレクトロ・ファンクに仕上がっている。当時はYMOの余波が強すぎて話題にならなかったけど、今になって聴いてみると、一周回って全然クール。
キャラメルママでやっちゃったら単なるコピーで終わってしまうところを、あえてテクノのフィルターを通した切り口でファンクを追求していたのが、このユニットであり、今こそ再評価されるべきである。そういえばJBとコラボしてたよな、F.O.E.。
前回356位はRandy Newman 『12 Songs』。今回は圏外。
357位 Tom Waits 『Rain Dogs』
欧米の80年代ベスト・アルバム企画では、ほぼ確実にベスト30に入ってくる、永遠の飲んだくれ詩人トム・ウェイツの代表作。85年のリリース当時はビルボード最高188位と、アメリカでは泣かず飛ばずだったけど、すでに映画俳優としての評価が知れ渡っていたヨーロッパ諸国では、そこそこ売れている。
日本でも発売時から音楽雑誌で絶賛されており、すでに名盤の雰囲気を醸し出していた『Rain Dogs』、北海道の中途半端な田舎の高校生もちょっと背伸びして聴いてみたのだけど、あまりに無愛想な西洋チンドン屋的演奏と、酒とタバコでしゃがれたトムのヴォーカルを受け入れるには、ちょっとハードルが高すぎた。まだお子ちゃまだったのだ。
万人向けに聴きやすく配慮されたモノではないけど、何年かに一度、静かな夜に聴くとハマってしまう、そんな音楽。そしてまた、忘れた頃に聴き直してしまう、そんな声と言葉。これまで多くのCDを手放してきた俺だけど、もう数十年も手元に残っている、数少ない1枚でもある。
このアルバムについては、以前レビューしているので、詳しいところはこちらで。
ちなみに去年、近所のハードオフで『Rain Dogs』の中古ヴァイナルが5000円で売っていた。即買いには躊躇する値段だったので、その時はスルーしちゃったけど、次に行った時はもうなかった。小さな後悔がまた増えた。
他のランキングは『The Heart of Saturday Night』が335位→339位と来て、今回は圏外。『Mule Variations』が411位→416位と来て、こちらも圏外。
多分、原田芳雄だったらライブでカバーしてそうなものだけど、ちょっと見つからなかったので、かなり意外なところで竹内まりや。2019年のシングル「旅のつづき」のカップリングとして、「Ol'55」をカバーしている。
もともとイーグルスがカバー・ヒットさせて世に知られるようになった曲であり、まりやのヴァージョンもイーグルスのアレンジに準じているのだけれど、心なしか声はトムに寄せて低音気味、思ってたより相性は良い。
前回357位はRolling Stones 『Between the Buttons』。今回は圏外。
358位 Sonic Youth 『Goo』
171位『Daydream Nation』の次にリリースされた、メジャー移籍第一弾のアルバムが初登場。日本では『Goo』から知れ渡ったこともあって、ちょっと違和感あるけど、インディー色が強い作品が評価されるのは、この手のバンドではよくあること。
90年代以降の彼らのアートワークはどれも傑作揃いで、音は知らなくてもアルバム・ジャケットは結構知られているはず。コレと『Dirty 』、『Washing Machine』のTシャツは、さんざん目にしたもんな。
おそらくビースティーズと並び、90年代文系ロック/ポップ・カルチャーを先導していた彼ら、バンド単体だけじゃなく、いろいろ包括したトータル・イメージ戦略を担う、優秀なブレーンを擁していた。いい意味で天衣無縫だったサーストン・ムーアに対し、古女房キム・ゴードンがバンド運営を取り仕切ってたから、うまく回ってたんだよな。まぁ、もうずいぶん前に別れちゃったんだけど。
古参ファンも納得できる程度にイキリ倒しつつ、ビギナーにもそこそこ間口の広い、インディー臭を残したままメジャー展開を続けた彼らは、世界各国のフェスから引っ張りだこだった。ごくごく一部のインディー原理主義者からは、お決まりのアンチな意見もあったはずだけど、その声は小さなものだった。
オルタナ界のおしどり夫婦と称されたサーストンとキム、他のメンバーもそれぞれ方々で活動し続けている。おそらく再結成する雰囲気はなさそうだし、またそんな芸風でもないので、このままマイペースでやり続けてったら、なんかの偶然でどっかで顔合わせるんじゃね?という適当な展望っていうか願望。
前回358位はMiles Davis 『Sketches of Spain』。今回は圏外。
359位 Big Star 『Radio City』
70年代初期アメリカのパワーポップ・バンドとして、今も多くのリスペクト受けているビッグ・スター2枚目のアルバムが大きくランクアップ。個人的には285位『Third/Sister Lovers』より、こっちのギターの音色の方が好きだ。
前回も書いたのだけど、南部メンフィスという地縁もあってか、なぜかソウルの名門スタックスからデビューしちゃった彼ら。主にオーティスやモダン・ブルースを扱っていたレーベため、ロックの営業ルートを持っているはずもなく、デビュー作同様、こちらも燦々たるセールスに終わってしまう。
そんな感じで「会社ガチャ」にハズれちゃった彼ら、とにかくメジャー契約が欲しくて焦っちゃったんだろうな。何でもよかったんだろうか。
ていうかスタックス、彼ら在籍時は業績右肩下がりだったはずなんだけどな。オーティスやサム&デイヴら稼ぎ頭は不在で、ディスコ全盛のご時勢に乗り遅れた印象だったし。
と、マイナスなイメージばかり書いてるけど、実際に音を聴いてみると、後世で評価された甘く親しみやすいメロディに加え、丁寧に仕上げられたサウンドのクオリティの高さに気づかされる。メンフィスの名門Ardent Studiosでレコーディングされたこともあって、音の分離も良く、ボトムもしっかり利いている。
名曲「O My Soul」のオープニング、幾重にも織りなされるアイディアをふんだんに盛り込んだ、複雑だけど、めちゃめちゃポップなイントロ。完コピ不能なチルトンのギター・ソロは、多くのキッズの心を鷲掴みにし、また多くのフォロワーを生んだ事実に納得してしまう。
前回359位はElton John 『Honky Chateau』。今回は251位。
360位 Funkadelic 『One Nation Under a Groove』
体感的にPファンク、90年代はバック・カタログが軒並み再発され、加えて未発表アイテムも続々発掘されて盛り上がりを見せていた。その後も各メンバーがソロやユニットで来日するたび、リマスター盤が発売されて話題が切れなかったのだけど、21世紀に入るとみんな高齢化で腰が重くなったり発掘ネタもなくなったりして、目新しい企画も少なくなった。
その90年代のメーカー主導キャンペーンに乗せられた俺、一応、代表的なアルバムは押さえてはいる。いるのだけれど、ファンカもパーラもジョージ・クリントンもブーツィーも、実はいまだに馴染めないでいる。
でもなぜか、90年代以降のブーツィーだけは受け入れちゃうんだよな俺。ミュージシャンというよりはもはや芸人、若手に担がれ半ば介護されながらフロントに立ち続ける彼の佇まいからは、独特の美学とプライドが垣間見えてくる。
どれだけヨレヨレになっても、ギンギラなコスチュームと星型サングラスだけはであり、またはずさないのは、終生変わらぬ彼のこだわりであり、また同時に彼の本体でもあるのだ。インスタやってるから見てみ、めっちゃ笑えるから。
ダンス/ディスコ成分の多かったパーラに対し、サイケ/ロックの要素が強かったファンカは、セールス的にちょっと出遅れていたのだけど、この8枚目でようやくタイトル曲がシングル・ヒットして、これが代表作となっている。どっちのバンドもメンバーほぼ変わんないのは、周知の事実。
武藤 = グレート・ムタみたいなもんだよな。または綾小路翔 = DJ OZMA。自分で言ってなんだけど、いちいち例え古いんだよな。
前回360位はBuzzcocks 『Singles Going Steady』。今回は250位。