好きなアルバムを自分勝手にダラダラ語る、そんなユルいコンセプトのブログです。

マイナスすることで創りあげた独自のファンク・サウンド - Prince 『Parade』

folder 大幅にロック・サウンドへ舵を切った『Purple Rain』が大ヒットしたPrince。このまま同路線で突き進むかと思いきや、続く『Around the World in a Day』では60年代サイケと、自ら開発したロックとのハイブリット・ファンクを融合したサウンドを提示。一部の熱狂的なファンからは絶賛されたものの、『Purple Rain』からファンになったライト・ユーザーにとっては、肩すかしを食うような内容だった。
 Princeにとっては必然だったとしても、大多数のファンのニーズとは微妙にかけ離れていたのだろう、 前作の勢いを借りてUS1位UK5位という好成績を収めはしたけど、セールスに悪影響が出てくるのはその次、今回はその『Parade』である。
 
 US3位UK5位という成績は、決して悪いものではない。ただ、やはり自らファンを選別するようなアルバムをリリースしたことによって、セールス的にはどうも分が悪い。がしかし、ネットの評判をみても、またリリース当時から、このアルバムは既に名盤扱いされていた。
 前述した通り、聴く者を選ぶアルバムである。好き嫌いがはっきり分かれると言ってもよい。一聴すると地味なアルバムでとっつきにくい印象だけど、一度虜になってしまうと抜け出すことのできない、恐ろしく中毒性の高いアルバムをリリース、Princeはファンや音楽業界へガチの問題提起を行なった。
 
 音響的・サウンド的には、かなり地味、新規ユーザーを拒絶するかのような、味もそっけもないスッカスカな音である。
 時代は80年代中期、もっと音量のデカいへヴィ・メタルが台頭し、ヤマハDX7を代表とする、きらびやかなシンセ・サウンドが隆盛を極めていた頃である。ひねくれた言い方をすれば、どいつもこいつもマルチ・トラックのチャンネル数は目いっぱい使ってるくせに、どうにもメリハリのない、ノッペりした平面的な音が売れていた時代である。
 そんな中、この男はほとんどベースを使わず、それでいて独特なリズム感覚を最大限に利用して、これまでにありそうでなかった我流のファンク・サウンドを編み出した。

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 そこそこソウルをかじってる人ならわかってもらえるはずけど、音数の少ないファンクと言えば、真っ先にSly & Family Stoneが連想される。ほとんどのファンク・ミュージシャンの例に漏れず、Princeもまたその影響下にはあるのだけれど、『There's a Riot Goin' On』『Fresh』と立て続けに重要作をリリースした後、次第に活動がフェード・アウトしていったSlyと違って、Princeの場合はあくまで通過点、Prince流ファンク・ミュージック制作の中間状況報告といった趣きで、順調に、しかもマイペースでアーティスト活動を継続している。
 もともと酒もドラッグもほとんど嗜むことがなく、女遊びとレコーディング活動が生活の大部分を占めるPrinceにとって、性欲と仕事欲以外の欲望は薄かったせいもあるのだろう。いま現在においても、そういった方面のスキャンダルは、ついぞ聞いたことがない。
 

 Wikiや他のファン・サイトを見てみると、この時期はヒマさえあればレコーディングばかりしていたらしく、中途で投げ出したり発売寸前で中止になったアルバムも数知れず、ということ。
 俺自身、Princeのブートは集めていたことがあり、そりゃあもう大量の未発表曲を聴いたことはあるけれど(ていうか、ちょっとディープなPrinceのファンにとって、ブートを聴き漁ることは珍しいことではない)、やはりこの時期前後のクレジットがとても多い。創作意欲があふれ出ていた時期なのだろう。
 
 ただし、いくら天才の仕事とはいえ、すべてが手放しで絶賛されるとは限らない。
 一応このアルバム、Prince主演・監督を務めた『Under the Cherry Moon』のサウンドトラックという体裁なのだけれど、肝心の映画は興業的に大コケ、しかも『裏アカデミー賞』とも言える『ラジー賞』において、最低作品賞・最低男優賞・最低助演男優賞・最低監督賞・最低主題歌賞と、みごと5部門において栄冠を獲得している。
 
 Princeが悪いのではない。
 彼の美意識に追いついていけない、我々大衆が愚かなだけなのだ。


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1. Christopher Tracy's Parade
 テープ逆回転?したドラム・サウンドが画期的だった。ほんとはもっと昔から使われていた手法だったのかもしれないけれど、これほどメジャーなアーティストが使用することによって、世に広めたことが重要なのだ。
 タイトル通り”Parade”に相応しく、ヴァーチャルなマーチング・バンドによるファンファーレが、華々しくオープニングを彩っている。こうしたアレンジも、ファンキー・リズム一辺倒な普通のアーティストには発想できないことだ。前作”Around the World in a Day”のフレーズをチラッと流用しているのはご愛嬌。
 
2. New Position
 1.と同じドラム・ループを基本に、スティール・パンっぽいリズムが絡む。構造的には単純な曲なのだけれど、シンプルなだけあって、もの凄くファンク臭がプンプンする曲。多分、当時のPrinceならこんな感じの曲を作ることは朝飯前であり、無数のストックがあったのだろうけど、その中で出来の良いのを抽出してきた感じ。
 この当時、ほぼ蜜月状態にあったSheila E(Dr)が大活躍している。Prince独りでもある程度のレベルのサウンドは作れただろうけど、彼のイメージを即独特のリズムとして具現化できた彼女の存在は大きい。
 
3. I Wonder U
 サウンドトラックらしく、大勢の笑い声の混じる喧騒からスタート。と言っても、この映画は未見なので、シーンに合ってるのかどうかは不明。
 ブリッジ的な小品だけど、Princeはファルセットを駆使しながら丁寧に歌っており、抑えめながら暴力的なリズムとの対比を楽しむのも、一つの楽しみ方。

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4. Under The Cherry Moon
 正式でなものではないけど、実質タイトル・トラックのようなもの。
 アンニュイなイントロが映画的・映像的で、やはり凡百のファンクとは一味もふた味もちがう。メロディをそのままなぞるピアノのフレーズは、静かでいながら熱い響き。クレジットがないので、多分Prince自身によるものなのだろう。リズムだけでない方面でも、独特のセンスの良さが窺える(テクニックについては…、ま、それはいいじゃない)。
 
5. Girls & Boys
 急に曲調がガラリと変わり、ファンキーを前面に押し出したナンバー。思いっきり音色をいじったギターと、エッセンス程度に絡むホーン、そしてペシャッペシャッと響きのないドラム。脱力的なWendy & Lisaのバック・ヴォーカル。そして一番重要な、ファンク・ミュージックにおいては不可欠とされる、ベースの不在。これだけの材料にもかかわらず、ここまで捻じれたファンキーさを感じさせる曲は、あまりないはず。
 ファンクの要素を「プラス」するのではなく、不要な要素を徹底的に「マイナス」してゆき、残った要素が結果的に、ドロリと濃縮された極上のファンク・エッセンスだった、というお手本の曲。考え方としては、一時期のSlyにとても近い。
 
6. Life Can Be So Nice
 メロディ、コードだけ聴いてみると、それほどファンクっぽさは感じられないのだけど、ベシャッとしたドラム・サウンド(アタック音を抜いているんじゃないかと思われる)が独特。リコーダーっぽいシンセ音など、そういったエフェクトによって、Princeオリジナルのファンクを演出している。
 
7. Venus De Milo
 サウンドトラックという特性もあって、トータル・コンセプトを意識したピアノ・ソロ。どこかのシーンで実際に使用しているかもしれないけど、未見のため不明。ていうか、実はそれほど見る気が起きない。だって俺、『Purple Rain』だってまともに見てないし。
 
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8. Mountians
 5.と並び、発表当時から人気の高い曲。大編成バンドによる華麗なるファンク・マーチといった趣きで、曲調もキャッチー、バンド・サウンドっぽさが一番感じられる。”Kiss”の次にシングル・カットされ、US23位という微妙なセールスではあったが、俺的にもこのアルバムの中では好きな部類に入る。
 
9. Do U Lie?
 当時おフレンチにかぶれていたらしく、まぁお遊びというか実験的な小品。バリエーションを持たせるために入れたと思われるけど、わざわざこれだけ抜き出して聴くほどのものではない。サウンドを無視してヴォーカルだけ抜き出して聴いてみても…、ダメだヤッパ。
 
10. Kiss
 前曲で肩透かしを食らったせいなのか、この曲のファンキーさが一層引き立ってくる。US1位を獲得しただけあって、比較的ポピュラーな曲ではあるけれど、どうしてこんな味も素っ気もなく聴こえる曲があれだけ売れたのか、いまいち謎である。
 それだけアーティスト・パワーの勢いがあったということなのだろうけど、それだけでは片づけられないくらい、当時のサウンドのトレンドからは明らかに外れている。
 ショボイ響きのドラム・ループとシンプルなギター・カッティング。サウンドを構成する主要素は、たったこれだけ。Princeのヴォーカルもオフ気味、エコー成分はほとんど含まれていない。
 前述したように、考え方としては「マイナス」の美学、日本の「侘び寂び」的なものである、と強引につなげてしまったけど、あながち間違っていないんじゃないかと思う。余計な成分が入っていない分だけ、ハマってしまえば中毒性の高い、そして時代におもねることのない曲である。

 
 
11. Anotherloverholenyohead
 『Parade』はリズムの革新性が大きくフィーチャーされたアルバムであるため、あまり語られることは少ないのだけど、Princeのもう一つの売りである、ギター・プレイを強調したナンバー。ギター・ソロを入れるとこの人の場合、どうしてもロック・テイストが強くなるのだけれど、それが悪い方に行くとPrinceのパーソナルが薄くなりがちになる。これはちょっぴり悪い方、特にこのアルバムの中では、他のリズム主体の曲に埋もれてしまっている。
 
12. Sometimes It Snows In April
 ファンクというカテゴライズをはずしてPrinceというアーティストを捉えると、ドライなサウンドの奥底には、センチメンタルなメロディという一面が垣間見える瞬間がある。この曲はそういった面を初めてさらけ出した曲。
 それまでセクシャルな面ばかりフィーチャーされていたため、誤解されることも多かったPrinceだけど、この曲によって見方が変わったファンも多かったはず。
「いつか4月に雪が降るかも…」
…北海道ではそれが当たり前だったため、「だから何?」と思ってしまった当時の俺、なんてひねくれていたんだろう。




 『Parade』リリース後、再び世界ツアーに出て、バック・バンドThe Revolutionは解散する。Wendy & Lisaのどちらかと痴話喧嘩になった、との諸説もあるけど、まぁ今となってはわからない。
 Prince本人としてはこのアルバム、実はあまり気に入っていなかったらしく、本人曰く「価値があるのは”Kiss”だけ」ということだけど、今でもコアなファンの間では3本の指に入るほどの人気がある。まぁ滅多にインタビューを受けない彼のことだから、メディアに対して捻くれた発言をしただけなのかもしれないけど。



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どこにも当てはまることのないミッシング・リンク - 佐野元春『Visitors』

 1984年リリース、佐野元春2年ぶり4枚目のオリジナル・アルバム。この間にセレクション・アルバム『No Damage』のリリースがあったため、ファン的にはそれほど長いブランクとは感じなかったけど、あまりの音楽性の変化に戸惑うファンは多く、ここをターニング・ポイントとして、新旧ファンの交代が著しく進んだ、キャリア最大の問題作でもある。
 最近になって30周年記念エディションがリリース、NHK-BSでは制作にまつわるドキュメンタリーまで放送された。20周年の時もそれなりにファンの間では話題になったけど、ここまで大げさに取り上げられるとは思わなかった、というのが正直なところ。
 
 10、20年前と比べて音楽業界は激変&衰退の一途を辿っている。かつて音楽のメイン購買層であったはずの10~20代の若者は、もうそれほど音楽に興味がなくなっている。今のメイン・ユーザーは団塊ジュニア以降、音楽を比較的シリアスに捉えていたアラフォー世代をターゲットにしないと、成り立ってゆかないのだ。
 そういった状況の中、佐野元春は潜在的な認知度も固定ファンも多く、確実な収益プランを立てられる、優良コンテンツの一つである。先細りしつつある音楽業界がこぞって盛り立てるのも無理はない。
 
 初期の総決算としてまとめられた『No Damage』を置き土産として、元春は単身NYへ飛び立つことになる。当時は1年間限定で、と言っていたような気もするが、最近明らかになった事実では、どうやら無期限、特別に期間も決めず、自分が納得ゆくまで滞在することを決心していたらしい。
 長い不在とはいえ、決して音信不通だったわけではなく、週に一度のモトハル・レイディオ・ショウ、月曜夜10時からのNHK-FM『サウンド・ストリート』は律儀に継続していた。また、ラジオ収録やレコーディング準備の合い間を縫って、責任編集として名を連ねたストリート・カルチャー雑誌のハシリ『This』を創刊、NY滞在中に4冊刊行している。ちなみに当時、俺自身も1冊買った覚えがあるのだけど、北海道の片田舎の中学2年には到底理解しがたい、ハイ・センスでシャレオツな、斜め上のスカしたコンセプトのビジュアル中心の雑誌だった。元春の名前がなかったら絶対手に取ることもない、どうにも「意識高い系」の好きそうな内容だった。
 なので、具体的にどんな内容だったのか、さっぱり覚えてない。

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 リリース当時から名盤と称され、それと同時かなりの異端作と評されていたのを覚えている。
 あれだけポップな"Someday"や"ガラスのジェネレーション"を作った人が、どうしてこんなサウンドになったのか?従来スタイルのポップ・チューンは"Tonight"くらいで、あとは当時最先端だったNYヒップホップ・カルチャーをメインとしたサウンド・コンセプトで制作されており、保守的なファンの間では微妙な反応が多かった、と記憶している。
 ナイアガラ・トライアングル経由で興味を持った俺的にも、そのあまりの変質振りには当初戸惑いもあったけど、最先端やらトレンディやらは別として、とにかくこの尖りまくったサウンドに魅了された。これまでのように、気軽に口ずさめるようなサウンドじゃないけど、どこか引っかかりが強く、確実に傷跡を残す質感は、長く心に残っている。
 
 ちょっと長くなったけど、ここまでが前置き。ここからが本題である。
 『Visitors』リリースの1984年、元春はツアーに明け暮れる。年明けには、初のオリコン上位にチャート・インしたシングル"Young Bloods"をリリース。元旦の代々木公園でのゲリラ・ライブを敢行したPVがメッチャかっこよかった。
 この後、少しブランクを置いて、こちらも名作『Cafe Bohemia』をリリースするのだけど、ここで元春、なぜか再びポップ路線に回帰してしまうのだ。

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 『Cafe Bohemia』もまた、当時のジャジー・ポップ・カルチャー、Style CouncilやStingなど、ジャズのエッセンスを盛り込んだサウンドに倣った名盤なのだけど、ある意味このアルバム、初期のティーンエイジ・ポップ・サウンドをベースとした、アダルト・コンテンポラリーな進化形である。なので、決して新機軸ではない。その後の元春のソングライティングの変遷の流れで見れば、ごくごく自然な経緯ではある。
 だけどしかし。
 この『Visitors』だけが、どうにも異色なのだ。

 どこにも当てはまらない、どこから湧き出て来たのか、そして、どこかへ辿りつくかも知れない、元春の足跡の中でのミッシング・リンクとなっている。
 これ以上発展するわけでもなく、そしてどこへも行き場のない、ある意味元春が創り出した、純粋にオリジナルと言える唯一の作品かもしれない。一応は日本のヒップホップ/ラップ・カルチャーのルーツとも言われているけど、そんなカテゴリー分類さえ拒否してしまう、そんな強力なエゴイズムを、この作品は内包している。
 そんな癖の強い、そんな規格外の音楽が、俺は愛おしくてならない。


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1. COMPLICATION SHAKEDOWN
 言葉とリズムの嵐。これでもかというくらいの情報の洪水である。
 並みのアーティストならもっとアイディアを薄めて、軽くアルバム1枚分くらいのマテリアルを作れるほどの情報量を、惜しげもなく一曲に詰め込んでしまったのが、当時の元春の潔いところ。クリエイターとして、そして時代のイノベイターとして、1980年代初期のNYヒップホップ・カルチャーの空気感を凝縮したサウンドを薄めることは、プライドが許さなかったのだろう。誇り高い人である。
 ちなみに、リリース当時にPVも同時制作されたのだけど、当時としてはあまりに先鋭的過ぎて公開を見送られた(発禁だったかな?)。近年、解禁されたので見たところでは…、まぁ当時の普通のMTVクリップである。このフィルムのどこに誰がケチをつけたのか。あっきり言って普通じゃん、こんなの。
 むしろ80年代という気恥ずかしい時代に寄り添いすぎたビジュアルが、黒歴史的でもある。

 
 
2. TONIGHT
 アルバム先行シングル。アルバム全体に流れる、生傷に沁みるようなヒリヒリした刺激的サウンドの中で唯一、ポップ性の強い曲。
 とは言っても、前作までバッキングを務めていたHeartlandのサウンド・テクスチュアではなく、NYチームでの演奏のため、質感はまるで違う。
 実際、アルバムの中ではこの曲だけ妙に浮いており、「1曲ぐらいは一般ウケするような曲も入れとかなきゃ」と思い立ったもか、それとも大人の事情なのかと勘繰ったりもしたけど、30年経って聴いてみると、それほどアルバム中異彩を放っているわけでもなく、ちゃんと流れの中に納まっていることに、軽い驚き。
 Mixの違い?それとも俺が年を取ったせい?
 ま、どっちでもいいか。

3. WILD ON THE STREET
 ワシントン発祥、ゴーゴーのリズムが時代を感じさせるけど、80年代初期はこれが最先端だったのだ。
 端を発するとルーツはすべてJames Brownという結果になってしまうのだけれど、当時はそんな経緯は思いつきもしなかった。今にしてみれば、有名なソウル・ショウのサウンドを発展させたものと分類できるけど、当時落ち目だったJBはゲロッパだけの一発屋という認識しかなく、復活は『ロッキー4』まで待たなければならなかった。
 
"君に壊してほしい
 バラバラになるまで
 オレを壊してほしい
 バラバラになるまで"
 
 破壊衝動に満ちあふれた歌詞を強いアタックのダンス・ビートに乗せる、というのが、それまでの日本のアーティストにはなかった発想である。破壊的な歌詞を破壊的衝動そのまんまのサウンド(例えばハードコア・パンクや前衛的な現代音楽など)に乗せるのではなく、享楽的なサウンドの使用を提示する―、元春の功績のひとつである。

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4. SUNDAY MORNING BLUE
 衝撃的なサウンドで日本の音楽業界を席巻した、と後に語り継がれた『Visitors』、当時日本のヒップホップ・カルチャーはまだ創生期すら迎えておらず、それをシリアスに分析・批評できる者もほとんどいない状況だった。もし深く理解できた者がいたとしても、彼らは現場で皿を回してたり踊ってたりする方が性に合い、評論するなんて考えはなかったことだろう。
 『Visitors』収録のバラードは2曲、特にこの曲はヒップホップ色が薄く、メロディ、ヴォーカルともシンプルに仕上げられている。ただし従来の甘いバラードではなく、NYの若手ミュージシャンらによる太い質感のサウンドに彩られているのが、これまでよりちょっぴり進化。
 
"世界はこのまま何も変わらない
 君がいなければ"
 
 殺伐としたドライなサウンドの最後、元春はこう歌を締めくくる。その声は感情を抑えてはいるが、力強い。ギターのリフとサックスとが絡むエンディングが美しく、また気持ちいい。

5. VISITORS
 急に音が分厚くなる。
 初めて聴いた時、すごく未来的なサウンドに感じたのが、これ。少なくとも、それまで聴いてきた中で、こんなサウンドを出していた日本人アーティストは他にいなかった。アンダーグラウンド・シーンには少しはいたかもしれないけど、まぁ少なくとも俺はその辺はよく知らない。元春ほどのメジャーなアーティストが、ここまでストリート・カルチャーに根差したサウンドを創り
上げたことは、すでにこの時点で衝撃的だった。
 この曲もまた、アルバム1枚分くらいのアイディアが惜しげもなく詰め込まれている。どうして、この路線を続けられなかったのか、それとも、あの時代、あのNY、あの年代の元春でなければ創れなかったのか?
 危うく絶妙なバランスの基に成り立っている、奇跡的な楽曲。

 

6. SHAME - 君を汚したのは誰
 元春がNYから吸収してきたのは、その先鋭的なサウンドだけではなかった。その空気感は人種や世代を超えた「言葉」に形を変え、特にこの曲に強く封じ込められている。
 
"偽り 策略 謀略 競争 偏見 強圧 略奪 追放 悪意 支配"
 
 『Visitors』収録曲は、中途半端な歯の浮いた比喩を極力使わず、サウンドに負けない直接的な言い回しが多い。特にこの曲においては、とにかく言葉の力が強い。
 ほんとは気に入ってるフレーズを書いてゆきたいところだけど、そうなるとあれもこれもと、結局は全文書くことになっちゃうので、結局、全部聴いてくれ、ということになってしまうので、これだけに止めておく。
 人間のプライドや自尊心をテーマとした、普遍的な内容の歌詞である。
 何年経っても考えさせられる、単純だがどの世代にも通ずる、これだけは聴いてほしい曲。

 
 
7. COME SHINING
 1.と同じ方向性を持つ、やはりNYの空気感満載の曲。
 こうして聴いてみると、元春が先鞭をつけたはずの日本のラップ/ヒップホップ・シーンが、現状どうしてこんなことになっているのか、80年代のサブカル周辺や90年代末のDragon Ashの台頭などによって、何度か独自文化の形成のチャンスはあったはずなのに、今では見る影もない。あったとしてもアンダーグラウンドに潜ってしまい、メジャー・シーンでは痕跡すら見当たらなくなってしまった。ファンモン?いや、あれはないっしょ。
 元春もこの路線はこの時限り、ヒップホップ・カルチャーへの大幅な接近はその後行なっていない。
 やはり日本で根付かせるのは無理なのだろうか?
 
8.NEW AGE
 これも3.同様、ゴーゴー系のリズムのバリエーションなのだけど、そこに重心の低いバンド・サウンドを融合することによって、やはり近未来的なサウンドを演出している。パーツそれぞれは従来品なのだけど、ミックス加減やちょっとした小技のエッセンス具合によって、どのカテゴリーにも属さない無国籍サウンドに仕上がっている。
 ステージでは再現が難しかったのか、長らくライブでは別仕様のヴァージョンで演奏されていたけど、やはり時代を感じさせないオリジナル・ヴァージョンの方が俺は好き。
 



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 あの時代/あの場所で、あのメンバーでなければ創れなかった音楽を、佐野元春はほぼ独自の感性で創りあげた。クリエイターとして一歩進むために、元春的にはどうしても創っておかなければならない作品だった。ただ、それがもろ手を挙げての歓迎だったかといえば、そこは微妙なところ。当時の日本に、このサウンドを受け止められるほどの土壌は、まだなかった。
 
 大きな好評を得ることはできなかったけど、確実に日本の音楽シーンに爪痕は残した。
 そして歌詞も大きく変容を遂げ、むき出しの言葉はもっと直接的な方向へ-。ポエトリー・リーディングという、言葉の力を信じ、強靭な散文を選択することになる。
 そして、その戦いは今もまだ続いている。



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ねぇ、ぼくのホントの気持ちだけど…、君とイチャイチャしたいだけなんだっ - 岡村靖幸『禁じられた生きがい』

folder 日本の90年代ベスト・アルバム・ランキング的企画では、必ずと言っていいほどランク・インする傑作『家庭教師』をリリースした後の岡村ちゃんだけど、その後の産みの苦しみから伴う創作上のスランプは、およそ5年の長きに渡っている。
 ほんとはもっと早くできるはずだった―。誰もが、そして岡村ちゃん自身も思っていたことだろう。
 
 渡辺美里のブレーン的立場という、裏方からスタートした岡村ちゃんのキャリアは、その後徐々に実績を重ね、満を持したあたりでソロ・デビューに至る。最初は80年代ソニー的サウンドのフォーマットに則った音作り、それから試行錯誤の末、Princeをお手本とした密室ファンク・サウンドと、松田聖子を代表とする歌謡曲的ペンタトニック多用のコード・メロディの融合の末、オンリー・ワンの純国産ポップ・ファンク・サウンドを創り出した。

 理想とする音を具現化するため、思いつく妥協は徹底的に排除、録音されるすべての音に「岡村靖幸」という痕跡を残したいがため、ほとんどすべての楽器を自分で演奏するようになった。いま聴くと、テクニック的には稚拙な面も窺えるけど、岡村ちゃんが全身全霊を込めて鳴らす音は、スタジオ・ミュージシャンが出す無難で流麗な音とは明らかに違っている。
 レコーディングにまつわるほぼすべての作業に岡村ちゃんは積極的に介入し、純度100%に近い濃厚エキスの塊のようなサウンドは、ファンに対しても常に挑戦的で、ある種踏み絵的な覚悟を強いる。単にBGMとして聴き流すことも可能だったけど、少しでも興味を抱く者なら、強引に岡村ちゃんワールドに引き込まれてしまう。ほぼ混じりけのない、岡村ちゃん成分100%の濃厚なフォン・ド・ヴォ―は、猛烈にクセになって狂信者になる者と、Princeのエピゴーネンとして拒絶反応を起こす者に二極化した。
 
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 先行シングルになるはずだった”ターザンボーイ”は、基本『家庭教師』で培ったサウンドをほぼ踏襲している。多分この時点では、『家庭教師』の続編的なサウンド・コンセプトを掲げて進行していたんじゃないかと思われる。音に迷いがなく、自信に満ちあふれたヴォーカルが、それを表している。
 しかし…、肝心のアルバムの完成は難航した。
 先行シングル→アルバム・リリース→全国ツアー、というのが当初の流れだったと思われるので、アルバムが完成する前提でツアー予定・テーマは組んでしまっており、そうそうスタジオに籠っているわけにもいかない。
 岡村ちゃん的にも、そしてニュー・アルバム待ち望んでいたファン的にも、非常に中途半端な気持ちの中、ツアーはそこそこの好評を得て終わる。
 
 この当時の岡村ちゃんのインタビューを読んでみると、「歌詞が書けない」ことをについての発言が多い。多分岡村ちゃんのことだから、サウンドやメロディに関しては、もちろんスランプもあるだろうけど、それほど大きな挫折はなかったはずだ。実際この5年の間にも、他アーティストからの作曲依頼もちょくちょく受けており、セールス結果の良し悪しはあれど、きちんと個々のキャラクターに合わせたサウンド・歌詞をコーディネートしている。対象が第三者なら、客観的な視点で創ることは容易なのだろう。
 ただ、自分の事となると話は違ってくる。これまでのファンは、当然100%岡村靖幸の濃縮エキスを待ち望んでいるだろうし、岡村ちゃん自身だって、妥協した物は出したくないはずだ。
 当然、自分自身の中のハードルは上がっている。特に歌詞、「ベイベェ、僕の気持ちをわかってほしいんだ」的な内容はどうなんだろう?もっとストレートでむき出しの言葉を、もっと詰め込んでみたいけど、それじゃもう曲の形を成さない、じゃあ、もっとリアルな言葉とは?
 
 その後、喉の不調や対人関係のトラブル、他にも多分プライベート的な問題もあったらしく、数回の発売延期を経て、どうにかリリースにこぎ着けたのが1995年。先行シングルであったはずの”パラシュート・ガール“からは、もう4年の歳月が流れていた。
 で、オリコン最高8位という、非常に微妙なセールスで終わっている。この頃のヒット曲と言えば、ドリカムやミスチル、そしてユーミンもまだミリオン・ヒットを飛ばしていた頃。ビーイング・グループの勢いが一段落し、小室サウンドの台頭が始まった頃でもある。そんな時期に、これほど一個人のキャラクターが強すぎるサウンドが一般的に浸透するはずがなかった。

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 クオリティ的には自信があったはず。ただ、大傑作『家庭教師』の後ということで、かなり割を食っている、ちょっとかわいそうな立ち位置のアルバムである。
  ただ、リリースから20年近く経って、時代背景を抜きにして聴いてみると、『家庭教師』のハイパー進化形、岡村ちゃんエキスがさらに濃縮されたアルバムだということがわかる。これはがもっとコンテンポラリーなスタイルにプロデュースされていたのなら…、というのは今さらだけれど、まぁどっちにしろライト・ユーザーにまで浸透するサウンドではない。ただファンとしてこのアルバムは、岡村ちゃんを理解するためには避けては通れないものなのだ。
 もしかすると、岡村ちゃん的には黒歴史的なアルバムなのかもしれないけど、このムッとしたイカ臭さの詰まった(褒め言葉)サウンドは、俺的には昔の彼女の写った写真を見ているかのような、こそば痒くて懐かしくって、でもそんなに引きずりたくないような、でも忘れることはできないアルバムである。


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1. あばれ太鼓
 岡村ちゃん初のインスト作品。純粋なインストゥルメンタル作品というよりは、歌入れしていないバック・トラックっぽい仕上がりになっている。サウンドも作り込んでタイトルも決定して、仮ヴォーカルまで入れたはいいけど、どうにも納得行く歌詞が書けず、最終的にこんな感じで仕上がっちゃった、という感じ。
 岡村ちゃんくらいのキャリアなら、この程度の曲ならいくらでも作れるはず。鼻歌でアコギをかき鳴らしていれば、すぐ二、三曲はできあがっちゃうんだろうけど、やはり問題は歌詞。5年振り、満を持して放つ復活アルバムの一発目にこれを入れるとは、さすが岡村ちゃん、常人とは感覚が違うのがわかる。
 
2. 青年14歳
 アルバムの中でも最も人気の高い曲。『家庭教師』サウンドの進化形と考えてもいいくらい、それだけオリジナリティに満ち溢れている。スイング・ジャズのエッセンスと密室ファンクとのハイブリットに、支離滅裂な歌詞を暑苦しくシャウトする岡村ちゃん。そう、歌詞の意味なんて細かいところにこだわらず、あらゆるものを突き抜けた極北の彼方でダンスしまくる岡村ちゃんが、そこにはいる。
 
”野蛮でノーバンで 冗談で暮れる 青年14歳“
 
 韻を踏む以外は何にも考えてなさそうなフレーズだけど、いやいや、イカ臭い14歳を通過した男なら、何となく共感できると思う。

 

3. クロロフィル・ラブ
 『Lovesexy』期のPrinceのサウンドを想起させる、濃厚ファンク。Princeの場合、Sly Stoneに倣って、音を「抜く」作業によってリズムの真空を創り出す手法だったけど、岡村ちゃんの場合は様々なエフェクト音を足して足して足してなので、とっ散らかった印象が強い。バック・トラックとしてはすごく好きなのだけど、歌詞があまりに散文的でまとまりがないため、アルバムの中では印象が薄い。
 
4. ターザン ボーイ
 オリジナルのシングル・リリースは1991年なので、3.よりもう少し聴きやすく開かれた楽曲。歌詞自体も「もてたくてもてたくって」というイカ臭さを前面に押し出しており、歌詞の変遷としてはやはり『家庭教師』の延長線上だけど、「君のために ライオンと戦える男でいたい」というメッセージは、すべての男にとって切実なものでなければならない。
 
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5. 妻になってよ
 比較的早い段階で仕上がっていた曲で、1992年の段階でシングル・カットの予定もあったそうだけど、まぁしなくて正解だったと思う。
 しっとり落ち着いたサウンドに激情ヴォーカルが絡む、”イケナイコトカイ”タイプのバラードだけど、多分女性関係で悶々としていた思われる、当時の岡村ちゃんの切実な思いが伝わってくる。ただ、世間一般が岡村ちゃんに求めているのは、残念ながらこういった感じじゃない。シングル・リリースするにはパーソナルな部分が濃すぎるのだ。
 その辺を、岡村ちゃんも周辺スタッフも、わかっていたんじゃないかと思う。
 
6. パラシュート★ガール
 5.の後にレコーディングされた曲。『家庭教師』フォーマットの曲どれにも言えることだが、どれも2.の革新性の前では霞んで見えてしまう。
 こちらもシングル・リリース当時は岡村ちゃんのポップ・ファンク新曲として認識されていたのだけど、アルバムに収録されて横並びになると、シングルとして既発表曲と新曲との差が大きく感じられる。制作時期の違いによって統一感が失われている、というのがこのアルバムについてよく指摘されていることである。ただ、それを抜きにして単体で評価すると、やはり優良な岡村ちゃんフォーマットのちょいエロ・ポップである。はすっぱな女を演じるCHARAもいい味出している。
 
 

7. どぉしたらいいんだろう
 過去作“どぉなっちゃってんだよ”で、世間にロックに女の子にメディアに対して、不満をぶつけまくった岡村ちゃん、その瞳には迷いはなく、「俺に着いてこいよ!!」的なアプローチで歌い叫び腰を振った。
 しかし、ここでの岡村ちゃんは、また思い悩み苦しむのだ、前作で自信を持って克服した課題に。
 サウンド的にはニュー・タイプとなっており、こちらはほんとカッコイイ。ただ、その思い悩むのが鬱々となるわけでなく、「どぉしたらいいんだろう」という歌声は軽やかで、しかも巻き舌だ。
 ちなみにアウトロがちょっと前作”(E)na”へのオマージュ。
 
8. Peach X’mas
 NHKのクリスマス・スペシャル番組用に制作された曲。アルバムと同時発売された、本当の意味での先行シングルである。
 ゴージャスでドラマティックなサウンドに、エモーショナルなヴォーカルが絡む、これぞ岡村ちゃん!!とでも言うべきベスト・トラック。せっかくのクリスマス・イヴに何の予定もない、全国の童貞どもに勇気を与える岡村ちゃんのメッセージが熱い。
 
「教えてあげるんだ お前のPower お前の実力を
本気出せば こんなもんだぜ どーだまいったか Girl」
 
 かつてこれほど、こじれた男たちに勇気を与えてくれる曲があっただろうか?

 

9. チャーム ポイント
 8.が「本家」なら、こちらは「元祖」の先行シングル。曲調としては『家庭教師』フォーマットだけど、サウンドは完全にニュー・タイプとなっており、うまい感じで新旧が融合している。歌詞も硬軟取り混ぜた時事問題に触れており、その辺が”どぉなっちゃってんだよ”とのリンクが感じられる。やはり「好きなんだぜベイベェ」だけじゃ、そんなにバリエーションは望めない。
 5年間岡村ちゃんがスランプに陥っていた原因は、すべてここに現われている。現実と妄想とをミックスした歌詞へリアルを求めるがあまり、サウンドの先鋭化との乖離が大きくなる。そのジレンマに苦しむことによって、音楽からの逃避が結局、あの不幸な事件の連鎖へと繋がり、つい近年までその状態は続いていた。
 
「毛だってもっと隠せよ」
「しょっぱくピリ辛 泣かす旅に出るよ」

 
 大して意味もないのだけど、岡村ちゃん渾身のサウンドに乗せて歌われると、これらのフレーズが言霊となって大きく意味を成す。




 つい先日のスマスマ出演により、全国の岡村ちゃんファンが再び盛り上がっている。長らく関心が薄れていた昔のファンたちにも、一気に認知度が高まった。
 嵐の番組じゃなくって、SMAPだから岡村ちゃんを盛り立ててくれた、という声も聞く。確かに嵐だったらコラボしても面白くないだろうし、トークでもあまりいじってもらえず、中途半端に終わったことだろう。
 シングルもリリースされたし、そろそろフル・アルバムの準備もしてるんじゃないかと思われるけど、またプレッシャーがかかると独りで何かとこじらせてしまうので、信頼できる若手のブレーンとまったり進行でやってほしい。
 いつまでも待ってるよ、岡村ちゃん。



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北海道の中途半端な田舎に住む、そろそろアラフィフ男。ほぼ週1のペースで音楽ブログ更新中。節操ない聴き方と思われてるけど、自分の中では一貫してるつもり。 最近は蔵書の整理がてら、古い本を再読中。ジョン・アーヴィングから始まって、フィッツジェラルドやゾラ、モームなど、いわゆる古典の復習中。いつになったら終わることやら。新刊読めねぇや。
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