好きなアルバムを自分勝手にダラダラ語る、そういったゆるいコンセプトのブログです。

アメリカ代表ポップ馬鹿の頭の中は、こんな風になっている - Todd Rundgren 『A Wizard, A True Star』

todd rundgren  というわけで、前回レビューXTC『Skylarking』の流れより、Toddの紹介。1973年リリース、ソロとしては4枚目のアルバム。ビルボード最高86位。日本でも発売されたくらいなので、そこそこネーム・バリューはあったのだろうけど、大きく売れたアルバムではない。ただ日本盤オリジナルのジャケット・デザインは語り草となっており、70年代グラム・ロックのデフォルメとして、ネタとしての認知度は高い。

 マルチ・プレイヤーとしての才能がクローズ・アップされるがあまり、理知的な人だと誤解されがちだけど、案外思いつきだけで突っ走ってしまう人である。着想とインスピレーションが先行して、思い立ったら即実行、あらゆる方面に手を出している(Mac、MIDI音源のみ使用のライブ、完全単独レコーディング、音楽配信etc)。いるのだけれど、そのどれもが中途半端に終わってしまうのは、「これやってみたい!」という初期衝動と実際の技術スキルに大きなズレがあり、そのギャップを埋める前に、大抵飽きて放り投げてしまう、といったパターンが多い。
 また別のパターンとして、その先走り感があまりに時代の先を行き過ぎてしまい、当時はエキセントリック過ぎてまともに評価されなかったけど、すっかり本人も忘れた頃になってから再評価の兆しが現われたとしても、本人の興味は別のところへ向いてしまってる、といった次第。

 一般的な洋楽リスナーの認知でいくと、「ポップの魔術師」「全能の人」呼ばわりされているのだけど、まぁ要するに変わり者である。それでも類は友を呼ぶのか、世界中において、特に日本でのサブカル経由からの人気は根強い。これまでそれほどビッグ・セールスを記録したわけでもないのに、日本独自企画でのトリビュート・アルバムが制作されるくらいである。意外にしつこくメジャー・シーンに留まっているし、節目節目ごとに大きなプロジェクトに参加要請(Ringo Starr、New Carsなど)されるのだから、実は人付き合いが良く、扱いやすい、しかもここが重要な所だけど、「ギャラも安い」のだろう。
 結果的に長く音楽業界に携わっているおかげで、いわゆるギョーカイ人的に顔も人脈も広い。今後も多分大きくブレイクすることはないだろうけど、それこそが、細く長く生きてこれた秘訣なのかもしれない。

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 Beatlesフォロワー的なビート・グループNazz解散後、Toddはすぐさまソロ活動に移行するのだけれど、これがまたドラマ張りに波乱万丈である。
 最初の2枚は(『Runt』『Runt. The Ballad of Todd Rundgren』)プロジェクト名義、新進シンガー・ソングライターとして、堅実で地味なスタートだったのだけど、大して実績もないのに、そこからどうやってレコード会社を説得したのか、いきなり2枚組をリリース(『Something/Anything?』)、しかもABC面は完全宅録レコーディング(しかも、ほぼすべての楽器を独りで担当)、そこまではどうにか気合で乗り切ったけど、D面も同じテンションで埋めることはできず、奥の手として、旧知の仲間を寄せ集め、ダラダラしたジャム・セッションを収録して辻褄を合わせた。今作『A Wizard, A True Star』を挟んで、またまた2枚組(『Todd』)、次にプログレに目覚めたのか、それとも単に作る曲作る曲、ことごとく長くなってしまったのか、ハード・プログレ・ポップ・バンドUtopia(『Todd Rundgren's Utopia』)を結成、その後数年はソロとバンドと並行して活動することになる。
 バンドだけにしておけばいいのに、ソロでも次第に曲が長くなり、B面まるまる費やして1曲のアルバム(『Initiation』)を作ったはいいが、当時のアナログ・レコードでは、片面30分以上も収録すれば、当然音質も劣化、しかも変に凝り性のため、やたら音を詰め込んだりコンプレッサーをかけまくったりしたため、さらに音が潰れて聴きづらくなる。
 次はカバー曲集を制作しようと、A面をカバー、B面をオリジナル曲というスタイル(『Faithful』)で構成したのだけど、そのA面がまためんどくさい。普通プロ・ミュージシャンがカバーを収録する場合、独自の解釈を入れるなどして、大胆なアレンジでオリジナリティを出すことが一般的だけど、Toddの場合、独自解釈などは微塵も入れず、あくまでリリース当時のオリジナル・サウンドを緻密に再現する、というコンセプトで挑んだ。無駄に当時の音質にこだわるがあまり、マイクや機材まで当時と同じものを取り寄せて使用するという、ほんと無意味なこだわり振り。
 地道なライブ活動によって、徐々にではあるけれど、プログレ・バンドとして少しずつ評価を得ていたUtopia、なのに今度はまたまたメンドクサイことに曲が短くなってゆき、しかもそれに連れて音も次第にポップ化、しまいにはNazzの野望再び、とでも思ったのか、それとも単なる思いつきの悪フサゲなのか、Beatlesの丸パクリ曲(確信犯的に、タイトルもコード進行もソレっぽく仕上げている)ばかりで埋め尽くした、まるでRuttlesのようなアルバム(『Deface the Music』)をリリース。
 定まらない方向性ゆえ、レコード会社もファンも、そしてTodd自身でさえも、変わり身の多さに振り回され、次第にソロ・バンドともセールスが振るわなくなり(当たり前だ)、どちらの活動もフェード・アウトしてゆく。
 Utopiaは遂に解散、ソロ活動も、時々マグレ当たりなポップ・アルバムをリリースするものの、あまりの紆余曲折振り、方向転換振りが凄まじいため、アーティスト・イメージが定まらず、最後っ屁のようにアカペラ・アルバム(『A Cappella』、これも一筋縄ではいかず、ドラムやベース、ギターなど、楽器音をアカペラで表現するという、ただ面白がってるとしか思えないアルバム)をリリース後、レコード会社との契約終了、フリーター生活中の片手間仕事として、細々としたプロデュース業の最中にXTCと合流、そこで高い評価を得たことに自信を持ち、活動再開、という流れ。
 ふぅ。

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 ちょうど札幌へ所用で行き、五番街ビルの2Fにあったタワーレコードにて、Elvis Costelloのベストと一緒に買ったのが、このアルバム。生まれて初めて買った輸入盤の臭い、ビニール・コーティングの上にシュリンクされたジャケットなど、何気に思い入れは深い。
 キャリア中、1,2を争う、ジャケット・デザインの悪趣味さを、上から目線で楽しむのもまた一興だろう(もちろん、不動のトップは『Something/Anything?』の日本版ジャケット。異論は受け付ける)。

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1. International Feel
 のっけから潰れまくる音の悪さに、まずビックリ。すべての音がコンプされまくって、ダンゴ状になり、それが逆にひとつの混沌を生み出している。「世界的意識」。Toddにとっての世界的意識とは?

2. Never Never Land
 1.からメドレーで、世界的意識の探求は続く。今度はロマンチックな美メロ。ホント、このくらいの曲なら、簡単に書けるはずなのに、ついついいろいろ弄って詰め込んだりして、ピントがボケた作りになってしまうのが、この人のいつものパターン。しかし1分強のこの曲ではあまりひねる暇もなく、いい感じに終わる。

3. "Tic Tic Tic, It Wears Off"
 まだまだ世界的意識は続く。不思議の国アリス?ブリッジ的なインスト曲だが、そこここに仕掛けは見え隠れしている。

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4. You Need Your Head
 いきなり潰れまくったディストーションが響き渡る。これもまた、ひとつの世界。暴力的ですらある。引き出しは少ないけど、Toddのロックなギター・プレイはもっと評価されても良い。

5. Rock & Roll Pussy
 タイトル通り、ロックらしいコール&レスポンス。
 同じく破壊的衝動なのだろうけど、Toddの細い声質からは暴力性はあまり感じられず、むしろ高校デビュー、Nerd的な無理が感じられる。精いっぱいロックを演じているみたい。少なくともこの頃までは。

6. Dogfight Giggle

7. You Don't Have to Camp Around

 SE満載の録音遊びのブリッジ後、シンガー・ソングライター的な、どこか古めかしいポップ・バラード。Paul Williamsあたりが歌えばシックリ来そう。

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8. Flamingo
 シンセ・プリセット単弾き(多分Todd)によるブリッジ。一本指で真剣に演奏しているToddの丸い背中が思い浮かぶ小品。

9. Zen Archer
 フランス印象派映画音楽的で、ファンの間でも人気の高い曲。良質なポップスとしては合格点のベタベタなサビが、このアルバムでは逆に異質に映る。ドラマティックな展開、ラス前のSaxが哀愁を漂わせる。

10. Just Another Onionhead/Da Da Dali
 一転して、Paul McCartneyが片手間に作ってボツにしたような、ほんの数センチほど惜しいポップ・ナンバー。なにしろタイトルが「タマネギ頭」だもの、真面目に聴くような曲ではない。

11. When the Shit Hits The Fan/Sunset Blvd.
 ストレートなアメリカン・ロック・チューン。でも歌うのはToddなので、やっぱりどこか腰の入りの不十分さが感じられる。間奏のどこか間の抜けたシンセ音が,殊更涙なしでは聞けない。 

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12. Le Feel Internacionale
 A面はここまで。世界的意識組曲の締めくくり。あらゆるジャンルの曲調を網羅しているが、果たしてToddの世界は「調和」の方向へ終息したのか?
 続きはB面で。

13. Sometimes I Don't Know What to Feel
 色々つめこみすぎた分裂的小品メドレーと対比して、B面では起承転結がはっきりして、メロディのフックが効いた曲を集めている。ちょうど『Abbey Road』のA・B面を逆にした構成と思ってもらえればよい。 当時流行していたフィリー・ソウルのフィルターを通して、素直なメロディーを、ごく素直に歌い上げた、素直な逸品。

14. Does Anybody Love You?
 ブリッジ的な小品。まぁそれほど意識して聴かなくてもよい。
 次のメドレーが、このB面のハイライト。

15. Medley: I'm So Proud/Ooh Baby Baby/La la Means I Love You/Cool Jerk
 Toddのアイドル的存在だった、ソウル・ミュージックの超有名曲を集めた傑作メドレー。
 David Sanborn(sax)によるオープニングは、質の良いAOR的佇まいさえ感じられる。
 俺自身としては、洋楽に足を踏み入れて間もない頃に『A Wizard, A True Star』を聴いたので、当時、これらが有名な曲だとは全然知らなかった。"Ooh Baby Baby"はTodd→Zapp→Miraclesの順に聴いたし、"La la Means I Love You"もTodd→山下達郎→Prince→Delfonicsという、オリジナルが一番最後だった次第。



16. Hungry For Love
 ブギウギ・ピアノが心地よい、正統派アメリカン・ロック。
 サビの"Gimme So Lovin’"がクセになる、3コード最強と言える曲。やればできる人なのに。

17. I Don't Want To Tie You Down
 どことなく夕暮れ時を思わせる、切ないバラード。ファルセットをうまく使っているが、ブリッジ的な扱いのため、曲が2分弱と短い。もっと膨らませれば、代表曲の一つにもなりえたのに。

18. Is It My Name?
 ラス前、Utopiaの前哨戦ともいうべきハード・プログレ。やや臭みのあるアメリカン風味が、良い意味で大味となっており、ここが小さくまとまり過ぎるブリティッシュ・プログレとの違い。
 音の詰め込み具合、フェーダーの上げ過ぎによって、やはりコンプかかりまくりのサウンド。でも、それがいい感じのハンドメイド・テイストとして作用している。

19. Just One Victory
 大団円を迎えるべく、一番ドラマティックな曲をここに持ってきたところに、やはりこの頃からプロデューサー的視点を持っていたことが窺える。ソウルフルを模したヴォーカルと、カウンターのコーラスがベタで泣ける。ドラムはやはり潰れ、歌もどこかヨタってる部分もあるけど、これでいいのだ。
 世界的意識は、たった一つの勝利に収束される。
 強引なフェード・アウトに埋もれるように弾きまくる、アウトロのギター・ソロも絶品。







 いまだにコンスタントにツアーを行ない、そして声をかけられれば客演として他人のツアーに随行し、そしてまた思い出したように、少しひねりの加えたアルバムを作る。
 もうそれほど革新的な、世間を驚かせるようなアルバムを作ることはないだろうけど、いまだきちんとステージに立ち、現役感覚を楽しんでいる点においては、Andy Partridgeも見習うべきである。


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東西二大ポップ馬鹿の融合と確執 - XTC『Skylarking』

skylarking 1 1986年リリース、バンドとしては通算8枚目のアルバム。後期の代表作として知られているこの作品、当時のUKチャート最高90位はちょっと低すぎるんじゃないかと思うけど、USでは最高70位と、彼らにしては珍しく、本国よりアメリカでの評価が高い。やはりシングル"Dear God"がカレッジ・ラジオ・チャートにランクイ・ンしたことが大きかったのだろう。いくらインディー・チャートとはいえ、イギリスや日本と比べてセールスの規模が圧倒的に違うため、影響力はハンパない。
 さすがに総合チャートへは届かず、一般リスナーにまで浸透したわけではないけど、Donovanを意識した、ちょっぴりフォーキーでネオ・アコっぽいサウンドは、R.E.M.ファンに代表される、ちょっとダサめの大学生らの支持を受け、カレッジ・ラジオではそこそこヘビロテされていた。
 ここ日本においても、これまでロック~ニュー・ウェイヴの文脈で語られていたXTC、このアルバムから「密室ポップ」を強調したプロモーションが展開されたことによって、新たなファン層を獲得し、その後のBig in Japanの流れの源流になる。
 
 XTCとしても転換点となったアルバムであり、その後、連綿と続く箱庭ポップ路線の礎となっている。これまでよりかなりポップス寄りに傾いたサウンド・メイキングはもちろんだけど、それ以上に、完成までに至る制作過程が何かと取沙汰されているアルバムでもある。

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 プロデューサーのTodd Rundgrenは、当時、長年所属していたBearsvilleレーベルと契約終了(解除?)、自身のバンドUtopiaもセールス不振で解散、ソロ活動もパッとしてなかったため、アーティストとしては開店休業中の状態だった。ただ印税生活で食っていけるほどのセールス実績もなく、取り敢えず長年音楽業界に携わっていたおかげで無闇に顔だけは広かったので、他人のプロデュース依頼はしょっちゅうあり、それが本業となりつつあった。Todd自身はチャートを賑わせたことはないけど、The BandやGrand Funkなど、アメリカでもメジャーどころのアーティストをプロデュースしており、業界内での評価は高かった。
 それまでのプロデュース実績から言って、なぜイギリスの偏屈バンドのオファーを請け負ったのか、今となっては定かではないけど、まぁ大方は金のためなんじゃないかと思われる。それか業界内で顔が広いのが災いして、いろいろな義理やしがらみなんかがあったのかもしれないし。
 
 片やAndyの方も、立場は違えど事情は差し迫っていた。Steve Lillywhiteによる革新的なドラム・サウンドの導入、ニュー・ウェイヴ版Lennon & McCartneyとも形容された、Colin Mouldingとの相互作用による楽曲レベルの向上など、音楽的・業界内評価は上がっていたのだけど、やはりモノを言うのはセールスである。ましてやステージ・フライト発症のため、ライブ活動からは引退、レコーディングと作曲活動を優先したため、プロモーションも満足に行なわれず、活動は次第に地味になっていた。
 で、タチが悪いことに、それをまたレーベルのせいにする被害妄想を広言するものだから、目も当てられない。確かにCulture Clubばかりに力を入れていたVirginにも非はあるけど、堅実なレーベル運営としてはそれが当然だし、何かとイチャモンをつけてロクに働こうともしないアーティストを飼い殺しにするのも、わからないではない。
 双方険悪の状態が続き、意思疎通もままならぬまま、業務連絡的にVirginがプロデューサーを指名、契約に縛られたバンドは受け入れざるを得なかった、という次第。

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 そんなこんなで、アメリカとイギリスを代表するへそ曲がり二人が、それぞれの事情を抱えて仕方なくタッグを組むのだから、まぁ一つや二つ、衝突が起こっても不思議ではない。
 もちろん双方、才能とスキルを充分に持ったミュージシャンなので、共同作業のうち、お互いに顔を見合わせ、ニンマリ笑う瞬間だってあったと思う。ブースを隔ててアイ・コンタクトを取り合う、理想的なプロデューサーとミュージシャンとの構図も、わざわざ言うのは恥ずかしいけど、何度かあったんじゃないかと察する。
 リリース直後は、2人の衝突具合がクローズ・アップされ、お互い、メディアを通して罵り合いを続けていたのだけど、お互い年を取ったせいなのか、近年では回顧ネタの定番として、使い回しの鉄板エピソードをそれぞれ披露しあっている。
 
 パンク/ニュー・ウェイヴのフォーマットを使って、変拍子使いまくりのギター・ポップ・サウンドでデビューした後、当時はまだほとんど注目されていなかったダヴ・サウンドで丸ごと一枚アルバムを作ってしまい、それにも飽き足らず、せっかくの初ソロ・アルバムなのに、またまたダヴでもう一枚作ってしまう男、Andy Partridge。
 歴代のプロデューサーとことごとくケンカ別れしてきた男であり、レコーディング後はいつも出来映えに不満タラタラなので、二度と同じプロデューサーと仕事をすることはないけど、だからと言ってセルフ・プロデュースはできない男でもある。偏執狂的な完璧主義と優柔不断とが相まって、レコーディング作業を終わらせることができないことを一番よく知っているのは、Andy本人である。

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 アメリカ人Toddがプロデューサーとして送り込まれたということは、当然、アメリカ市場も視野に入れたVirginの戦略であり、バンド側としては不本意な面も多々あっただろうけど、結果として出来上がったサウンドは、Virginのほぼ思惑通りに仕上がった。
 コードとは無関係に流れるメロディ、リバーヴをかけたドラム・サウンドなど、マニアックなギミック中心だった今までのXTC像と違って、このアルバムはインドア志向、ライブ感の薄い室内型ポップにまとめられている。マニアックな音像は変わらないけど、メロディを引き立たせた曲が多いため、これまでよりファン層を広げるきっかけ作りができたのは、やはりToddの功績が大きい。当時のAndyは認めてなかったけど。
 大きく分けて、耳に馴染みやすいキャッチーなA面曲と、地味な室内四重奏を思わせるB面曲に大別されるのだけど、しばらく意識的に聴き込んでいけば、次第に大英帝国特有の、ペーソスやら皮肉やら嫌味やら揶揄やら中二病やらが、ジクジクとかさぶたの下から滲み出てくるはずだ。


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1. Summer's Cauldron
 どこからともなく聴こえてくる、虫の鳴き声、緩やかなピアニカの調べ。朗々と歌い上げるAndyのヴォーカル。薄くバックに流れる、不安げなシンセの和音。夏の夜長、怪しげな楽団がアコースティックな響きを奏でる。
 時代だけに、ドラムの音だけが騒々しく浮いているが、これはこれで良い。
 
2. Grass
 前曲からシームレスに続くメドレー。この繋ぎだけでも、Toddの今回のベスト・ワークに数えられる。
 ちょっぴりチャイナ風のオープニングから、オーガニックな響きのアコギのストロークが気持ちいい。実際、PVもイギリスの田舎の農場を舞台に作られている。イギリス英語に詳しい人ならご存知だと思うが、いわゆる「ハッパ」の隠語である。
 ラストのコーダで再び、前曲の不安げなシンセ和音と虫の鳴き声で終わる。

 

3. Meeting Place
 2.に引き続き、Colin作。良い意味であまり捻らないポップ・ソング。
 Andyよりもわかりやすく、シングル向けの曲を書く人でもある。
 
4. That's Really Super, Supergirl
 おもちゃみたいなビート・ボックスのオープニングから始まる、Andyらしい凝った作りのポップ・ソング。このアルバムではアコギに専念することが多く、間奏のギターソロもColinによるもの。豆知識だけど、たまたまスタジオにEric Claptonから譲られたのギブソンが置いてあり、それを使用した、とのこと。
 XTCとしてはポップで可愛らしい、シングル向きの曲であり、実際バンド側もシングル・カットを主張したのだけど、Toddは却下した、とのこと。よくわからん。



5. Ballet for a Rainy Day
 Andy作による、珍しくストレートにムーディーな曲。次のアルバム・タイトルである、『Oranges & Lemons』が歌詞冒頭に出てくる。一見ロマンチックな曲だけど、ドラムはゲート・エコーを使用しており、XTCっぽさを主張している。
 
6. 1000 Umbrellas
 前曲と繋がり、弦楽四重奏をバックに、Andyが本アルバムでのベスト・ヴォーカルを聴かせる逸品。
 サウンドが注目を浴びるあまり、取り上げられる機会は少ないが、よく響くAndyのヴォーカルは結構表現力もあり、ライブ映えするはずである(もう多分しないだろうけど)。特に低音域の通る声は、サウンドをも凌駕する。後年制作される、『Apple Venus』シリーズの前哨戦といった趣き。
 でも、この頃の方が若さがあって良い。
 
7. Season Cycle
 レコードでは、ここまでがA面。
 2部構成となっているが、仰々しくなく仕上がっているのは、プロデューサーのまとめ方が良かったのだろう。
 数少ない共通項である、Beatlesライクな小品。

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8. Earn Enough for Us
 前曲より更にビート・ポップ成分を強調した曲。
 パワー・ポップ系の若手がカバーすると、意外とイイ線いけるんじゃないかと思う。
 
9. Big Day
 サイケ調のポップ・ソング。このアルバム・リリースの前後に、モロサイケ・サウンドのシングルを変名で制作(The Dukes of Stratosphear『25 O' Clock』)、その流れに続く、趣味全開のサウンド。
 
10. Another Satellite
 同じく、サイケ・サウンドが続く。ドヨ~ンとしたエフェクトを利かせたギターがサウンドを支配、気だるいアフロ・ビートのパーカッションがリズムを切る、よく聴けばやっぱり変な曲。
 
11. Mermaid Smiled
  基本、アコギのストロークで歌われているのだけれど、微かに聴こえるアフロ・パーカッションのうねり。ピッコロ・トランペットの響きとのマッチングは、やっぱりTodd。こんなシンプルな曲でこんな組み合わせ、どっか変。
 
12. Man Who Sailed Around His Soul
 スパイ映画のテーマ曲みたいなオープニング。この曲だけちょっと毛色が違い、70年代ジャズ・ファンクっぽいサウンド・アレンジが展開されている。もっとファンクっぽくやっても面白かったんじゃないかと思う。ライブやってればねぇ…。
 
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13. Dying

  再びColin登場。アメリカのフォーク寄りのシンガー・ソングライター的なナンバー。でもやっぱり英国人、コード進行はどこか変。
 
14. Sacrificial Bonfire
  初回ヴァージョンはこの曲でラスト。ここまでシンプルなフォーク・ナンバーを複数収録しているアルバムは、これまでのXTCではなかったこと。この辺から既にAndyとColinとの方向性の違いが明確になってきている。
 
15. Dear God
 華やかなA面と比べ、B面は比較的地味な曲が並ぶのだけれど、この曲は別格。XTCの曲なのに、冒頭ワン・コーラスまるまる、変声期前の少年にリードを取らせること自体、XTCとしてはかなりの異例だった。
 サイケ時代のアシッド・フォークを模したサウンド、タイトル通り、神への不信感、というよりは、現実の前にはあまりに無力な宗教への疑心を歌った歌詞など、宗教観に疑問を持ち始めるアメリカの若者にとっては受け入れやすいものだった。
 オリジナル・リリースではアルバム未収録(やはりToddの横槍が入った)、シングルのみのリリースの予定が、突然のスマッシュ・ヒットによって、急遽アルバムに収録された、という事情があるため、リリース時期や国によって、曲順に結構違いがある。

 




 アメリカでそこそこのセールス実績を残せたため、密室ポップ・サウンドへの方向性に手応えをつかんだXTC(特にAndy)、大英帝国テイストのパワー・ポップ路線をさらに強め、『Oranges & Lemons』、『Nonsuch』とメジャー・サウンドを意識したアルバムを立て続けにリリースする。2作とも、Toddとのレコーディング時に得たノウハウを巧みに吸収し、シングル候補となる曲も多い、ポップ小品集ではある。
 あくまで「小品集」である。『Abbey Road』張りに片面すべてを組曲風に繋げ、トータルでの作品のパワーの相乗効果を持たせた『Skylarking』との最大の違いが、ここ。
 
  このアルバムのレコーディング当時、バンドがセッションを済ませた後、Toddはかなりの時間、スタジオに残ってコンソールを操っていたらしい。結果、XTCを素材とした、Todd色の濃いアルバムが出来上がった次第。バンドが良い顔をしないのも、まぁ当然である。

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 この後、ライブ活動を再開しなかったことが、バンドの崩壊・自然消滅にも繋がる。
 ステージで容易に再現できるようなサウンドではなかったのだけど、やはりバンドの求心力を考えると、短期でもツアーに出れば、状況はまた違ったんじゃないだろうか。
 多少の危機感とレコード会社からの要請だと思うけど、この時期、ラジオ局でのスタジオ・ライブを頻繁に行なっており、その音源も正規・非正規ともリリースされているのだけど…、
 
 そうじゃないんだよっ! 
 バンドは生き物なんだから、動き続けなきゃダメなんだよ、 
 人前に出ないで演奏しなくちゃ、 
 バンドも楽曲も、 
 そしてメンバーたちのやる気も死んじゃうんだよっ。 
 
 『Apple Venus』以降、XTCとしての活動は次第にフェードアウトしてゆき、Andy監修による大量のデモ・テープ集、初期のライブ・アーカイヴなど、まるでRobert Frippのように、過去の遺産で食いつなぐ商売をダラダラと続けている。最近になって、『Skylarking』のニュー・バージョン(レコーディング段階でToddが機材の繋ぎ方を間違えてしまい、バンド側意向として、正しい極性でミックスし直された)がリリースされたのだけど、「なんだそれ?」である。
 もうそんなものに興味はない。あの時代の輝きは、あの時代だけのものだ。


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もともとは色モノっぽいバンドだった - Police 『Reggatta de Blanc』

61A9SxXbbML  1979年リリース、2枚目のアルバム。UKチャートでは最高2位、ちなみに日本でも、オリコン・チャート最高16位まで上がっている。本格的にポピュラリティを確立したのは、やはり代表作『Synchronicity』の頃だけど、当時から既に日本でも、そこそこの知名度はあったのだ。
 
 今でこそ「Creamと並ぶ歴史的なロック・トリオ」としての評価が高いPoliceだけど、当時の日本での評価は、「バカテクだけど、やたらに日本好きなバンド」という受け止められ方だった。
 デビューして間もない頃に来日しているのだけれど、なぜかライブの予定は組まれず、ちょっとしたプロモーションとPVの撮影のみに終わっている。で、その時に撮影されたのが、デビュー曲"So Lonely"なのだけど、これがまた意味不明。ほぼ全編、営業中の都内地下鉄でロケーションしているのだけれど、当然新人バンドのため、車両丸ごと貸し切る予算があろうはずもなく、無許可のゲリラ撮影を強行している。なぜこのシチュエーションを選んだのか、監督の意図は何だったのか、後年行なわれたメンバーへのインタビューでも、口を揃えて「意味不明だった」とのコメントしか出て来ないのだけれど、まぁ意味なんてないのだろう。MTV以前のPVはこのように、コンセプト不明の映像作品が粗製乱造されていたのだ。

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 通常運行中の地下鉄車内にて、正体不明の外人3人がアテレコで好き放題歌い踊る様は、とてつもなく異様である。普通に通勤・通学中の一般人の微妙なリアクションと、半分ヤケクソ気味な外人3人のハイ・テンションとのギャップとが微妙にすれ違うことによって、逆にそれが当時のバンドの意味不明な勢いを引き立たせ、時代に風化されない怪作に仕上がっている。
 
 Police時代を通して、またメンバー3人のソロ・キャリアを通して言えるのは、壊滅的なビジュアル・センスのズレ具合である。オリジナル・アルバム5枚のアルバム・ジャケットを並べてみればわかるように、その卓越した音楽的センスとのあまりのギャップに気づくはず。

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 ニュー・ウェイヴからコンテンポラリーなロックバンドへ華麗な脱皮を遂げた『Ghost in the Machine』からはスタイリッシュに垢抜けているけど、それ以前、特にこの『Reggatta de Blanc』のジャケットのセンスはひどい。
 デビュー作(『Outlandos d'Amour』)はまだわからないでもない。ポッと出の新人にそれほど予算もかけられないだろうし、新進パンク・バンドとして売り出すわけだから、逆に武骨なデザインの方が良い。でも2枚目ともなると、それなりにセールスも見込めたわけだから、もうちょっと何とかならなかったの?と言いたくなってしまう。
  
 噂では、マネジメントを行なっていたStewartの兄Miles Copelandが、実はCIAの秘密諜報員で、Policeがブレイクしたのも、世界ツアーという大義名分のもと、各国の情報収集に動きやすくなれるよう、CIAがチャート操作した、という説がある。あまりに荒唐無稽過ぎて、今なら2ちゃんねるの過疎版にでもコッソリ書かれていそうなネタだけど、なかなか無責任で面白いエピソードである。

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 個々の音楽的才能・スキルは、ほんと同世代のミュージシャンと比してもダントツのレベルなのだけど、『Synchronicity』前後のビジュアル戦略以外は、デザインやPV、フォト・セッションなど、どれも微妙さが付きまとう。
 それなりに年齢や経験も重ね、それなりに洗練された近年においても美的センスのレベルは変わらず、再結成後のライブ・アルバム(『Certifiable』)なども、サウンドは全盛期を維持しながら、ジャケットはホント、素人自作のブート紛いのレベルだった。
 
 なぜ周りの誰も、何も言わないのか。
 それがPolice最大の謎とも言える。


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1. Message In A Bottle
 俺が一番最初に買ったPoliceのCDということで、個人的にも特に思い出深いのが、このアルバム。
 『Synchronicity』全盛期の中、高校生の少ない手持ちの中、札幌の玉光堂でこのアルバムを選んだのだけど、多分この曲が入っていたのが決定打だったと思う。それくらい、この曲のインパクトは強い。
 「無人島で空き瓶にSOSのメッセージを入れて海に流したが、ある朝浜辺を見ると、世界中からSOSのメッセージの入った無数の空き瓶が漂着していた」という、イギリスの珠玉の短編のような歌詞は、もはやロック史においても燦然と輝くクオリティ。しかも、粗野で暑苦しいパンク・バンドが、見た目に似合わずハイ・レベルのサウンドでこれを歌うのだから、注目されない方が不思議である。
 Stewartのテクニカルなドラムが主にサウンドを牽引しているのだけれど、有名なAndyのギター・リフ、ヴォーカルながら、ただのダウン・ビートでは終わらせない、Stingの独創的なベース・ラインといい、すべてのピースがうまくかみ合った、全キャリアを通しての傑作。



2. Regatta De Blanc
 空間を活かしたドラミング、スペイシーなギター、Stingのフェイクで構成される、タイトル・ナンバーなのにインスト。
 最初っからインスト前提でレコーディングされたのか、それともメロディーや歌詞がうまくはまらなかったのか、はたまたタイム・スケジュール的にカツカツとなったため、何となく雰囲気っぽいセッションでお茶を濁したのか。どうとでも解釈できる曲である。
 
3. It's Alright For You
 Policeとしては、比較的シンプルに作られた8ビート。ただStewartの手数が相変わらず多いため、素直には聴かせないぞ、という意思すら感じられる。
 後半に進むにつれ、Andyによるギターのトラック数が増えており、あらゆるサウンドの重層構造になっている。Stingのキャッチーなメロディーが、当時のニュー・ウェイヴっぽさを反映している。
 
4. Bring On The Night
 Andyの初期ベスト・ワークに数えられるナンバー。細かいリフを散りばめたクリア・トーン・サウンドは、後年、あらゆるギタリストによって模倣されまくった。
 レゲエ・ビートとStingのハイトーン・ヴォーカルが南国っぽい。間奏のベース・ソロも、シンプルながら曲を盛り立てている。

 
 
5. Deathwish
  初期Policeとしては4分超の長尺曲。イントロもたっぷり1分と長く、焦らすだけじらさせる。基本、4.と同じコード進行なのだけれど、ベースの音が他の曲より重く、それが全体のサウンドに影を落としている。まぁタイトルもタイトルだけど。でも、ギターの構成がカッコいいので、埋もれてしまうには惜しい曲。
 
6. Walking On The Moon
 Stewartのハイハット・ワークの小技が光る。4.に続き、こちらも後年に大きく影響を与えた、サスティンを大きく利かせたAndyのギター・サウンドが心地よい。Beatles"A Hard Day’s Night"にも匹敵する、有名なサスティン・サウンドがここにある。しかも、こちらはほぼ全編に渡って鳴りまくっている。
 陳腐ではあるけど、ほんと" Walking On The Moon"、月の上を歩いているかのようなサウンド・プロダクションである。

 
 
7. On Any Other Day
 この辺になるとパンクやレゲエというよりむしろ、モッズ・バンド的な風情すら感じてしまう。 初期のKinksの未発表音源だとレクチャーされてから聴くと、何の疑いもなく納得してしまいそう。
 
8. Bed's Too Big Without You
 ロックの視点からフォーカスされた、本格的なレゲエ・サウンドだけど、この曲を最後にPoliceのレゲエ・テイストは次第に薄れてゆく。というより、パンクやレゲエを消化した、最強のロック・トリオへと進化してゆく。
 凡百のパンク・バンドに埋もれぬよう、戦略的な付加価値として選択したレゲエ・サウンドには、もうそれほど魅力を感じなくなったのか、それともミュージシャン・シップに目覚めて新規路線の開拓に走ったのか。
 
9. Contact
 Stingのベース・ラインが歌っている、ちょっと怪しげながら、実はポップな曲。Andyのリフも、ややBeatlesテイストになっている。
 この曲に限ったことではないのだけど、どれもStingが歌っていなくても十分成立するサウンド・プロダクション、というのがPoliceサウンドのもう一つの特徴でもある。
 この曲だって、ほんとはヴォーカル抜きで聴いていたいくらいである。

The-Edge-GTO-___-The-Police-1979

10. Does Everyone Stare
  珍しくピアノが導入された、パンク~ニュー・ウェイヴというラインではなく、後年Stingがカバーすることになる Kurt Weillテイストの強いナンバー。なので、ロック的な要素はほとんど感じられない。アルバム構成的にはこういうのもアリだろうけど、これだけを抜き出して聴くことは、これからも恐らくないと思う。

11. No Time This Time
 パンク時代への惜別のような、急き切ったハイ・テンション・ナンバー。あまりテクニックをひけらかさないタテノリ・ビート、少しエフェクトを利かせたハイ・トーン・ヴォーカル、大きく歪ませたギター、バットマンのテーマを思わせるベース・ライン。ヤケクソ気味なコーラスも気持ち良い。
 9.と同じく、これ以降、ここまでストレートなガレージ・サウンドは少なくなってゆく。



 パンク~ニュー・ウェイヴ時代には、既成の価値観を覆したとされる、様々なアーティストが輩出されたのだけど、その後も末永く生き残ったのは、結局のところ、初期衝動だけでなく、きちんと方向性が確立された者ばかりだった。
 過去の否定には勢いとパワーが不可欠だけど、持続させるためにはテクニックと知識、つまりは基本の演奏力、それと過去の音楽から得た素養にかかっている。セミ・プロ上がりのPoliceにとっては、浮かれたニュー・ウェイヴ・シーンなどはただの足掛かり、通過点に過ぎなかったのだろう。




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北海道の中途半端な田舎に住む、そろそろアラフィフ男。ほぼ週1のペースで音楽ブログ更新中。節操ない聴き方と思われてるけど、自分の中では一貫してるつもり。 最近は蔵書の整理がてら、古い本を再読中。ジョン・アーヴィングから始まって、フィッツジェラルドやゾラ、モームなど、いわゆる古典の復習中。いつになったら終わることやら。新刊読めねぇや。
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